おかげさまで丸1年

カテゴリー:

昨年2月9日にこの店をオープンして以来、あっという間にもう1年になります。何もかもが準備不足で、慌しく開店した1年前がまるで昨日のことのように思い出されます。まだまだやらなければならないことが山積ですが、これからもきもの文化に何がしかの貢献が出来るよう、前向きの努力をしてまいりますので何卒ご指導ご鞭撻のほど心よりお願いを申し上げます。

さて、京手描友禅のきもの製作の工程を書き始めて3回目となり、今月は京友禅でもっとも大事な糊置(のりおき)の工程に入ります。余談ですが、そもそも京友禅という言葉は、一般的には江戸時代初期に、京扇子の地紙の絵師「宮崎友禅斉(みやざきゆうぜんさい)」が現在の友禅染の方法を完成させたとされその名から、そのように呼ばれ始めたと言われています。それはこれから説明します糊置という技法を考案したということらしいのですが、事実はそうではなかったようで、糊を置いて染めるという技法はそれ以前にすでにあったようです。彼の考えた意匠がそれまでのものと違い大変斬新で、大ヒットしたところから、そう呼ばれるようになったというのが本当のところでしょう。ともあれそのころからきものの製作に糊置という技法が使われるようになったということは間違いありません。

敬具

 

高橋泰三   拝

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.taizou.jp/mt/mt-tb.cgi/183

コメントする

月別 アーカイブ