賀春

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皆様明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって最良の年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

昨年は本当に悲しいニュースが多くて暗くなりました。年末に紀宮様のご婚約が正式の発表になり救われた思いがします。私も昨年公私共につらい年でした。持病のC型肝炎治療のためインターフェロン治療を開始し、副作用に苦しみましたし、仕事ではいくつかの得意先に倒産されかなり厳しい状況でした。きもの業界の話で恐縮ですが、今年もまだまだ倒産が出ると予想されます。特に丼勘定の無能経営者がいる老舗ほど危なく、残念ながら銀座にもまだ噂の絶えないところがあります。

共通して言えるのは、当主がそれなりの仕事をしていない、我欲が強い、仕入先に金をまともに払わないというような情無い状況です。間違いなく言えることは、心を入れ替えない限り120%倒産します。仕事もしない、いい加減な輩が去っていくのは逆に大歓迎ですが、いつもそのことで迷惑するのは社員、仕入先そしてお客様です。

わたしはいつも口をすっぱく言う良質のきもの文化の維持のためには、逆にそうした輩は早く去ってほしいところです。当たり前のことが当たり前にできるところだけが生き残り、きものの好きな方にとってまじめな流通が早く構築できるよう今後も微力ながら努力してまいります。

トップページにも少し書きましたが、暗いニュースの多い中で、昨年当社としては名誉ある珍しい仕事をさせていただきました。当社は平成になって初の宮内庁御用達企業であり、染呉服製造卸業としては過去に前例が無いと思います。そんなわけで宮中の仕事をさせていただくようになり、昨年愛子様の特殊なきものの製作をお引き受けすることになりました。これは宮中でのみ使われるものできもの業界にもその存在を知っているものはほとんど無く、多分今回私は京都で初めてそのきものをおつくりしたと思います。

天皇陛下の直系の息女、女子の内孫が数え年5歳になったとき正月に執り行われる着袴(ちやっこ)の儀(民間の七五三のようなもので、平安時代からあったようです。後に武士の世界にも取り入れられました。もちろん男子も同じです)に使われるようです。地色が朱色なので「御地赤」(おじあか)と称し、総刺繍の豪華なものです。まだお小さいので肩上げをしてありますが、さぞやお可愛らしい事だと思います。

ただ残念なことにこのきもの姿が過去一般国民に紹介された事はありませんので、そのお姿にお目にかかれません。毎年成人まで、毎年お正月に天皇皇后両陛下にご挨拶されるときにご着用されるようです。ですから大きくおなりにつれもう後1,2枚お作りになることになると思います。現に真子様、佳子様の2枚目の御地赤も同時におつくりいたしました。
多分こうした仕事ができるのは今後も当社だけしかありませんので、そういう意味でもこの仕事を続けていく社会的使命があると思っております。そうしたおキモノがあるということをご紹介させていただくことは問題が無いと思いますが、その写真などは著作権の問題もありお見せすることはできません。ご興味ある方は当店までおいでください。

ただ残念なことにこのきもの姿が過去一般国民に紹介された事はありませんので、そのお姿にお目にかかれません。毎年成人まで、毎年お正月に天皇皇后両陛下にご挨拶されるときにご着用されるようです。ですから大きくおなりにつれもう後1,2枚お作りになることになると思います。現に真子様、佳子様の2枚目の御地赤も同時におつくりいたしました。
多分こうした仕事ができるのは今後も当社だけしかありませんので、そういう意味でもこの仕事を続けていく社会的使命があると思っております。そうしたおキモノがあるということをご紹介させていただくことは問題が無いと思いますが、その写真などは著作権の問題もありお見せすることはできません。ご興味ある方は当店までおいでください。

今年は一段と本物の文化崩壊のピンチです。小泉、竹中コンビのまるで売国奴のような政治が続く限り、日本人が忘れてはならないもの、金に換えられない大切なものが次々崩壊していきます。そのことに危機感を持っている人も少なくありませんが、無芸大食の金だけが一番と思っている文化を解しない輩が激増しているような風潮の中では危ない状況です。役人もほとんど何も理解しておりませんし、それを守る金も無く、政治家の質もとんでもなく早い勢いで落ちています。

良い格好で言うわけではありませんが、そうした日本の伝統的な文化が理解でき、愛している一人として、銀座の店を拠点に、そうした文化の発信をしていきたいというのが私の偽らざる心境です。

今年はさる高名な役者さんの舞台衣裳の製作、時代衣裳の復元など大きな仕事と共に、当社独特の高度な刺繍の技を駆使したきものを幅広く製作し、ご提案するつもりでおります。4月にはまたコレクションを1年ぶりに開催します。今年も前向きに頑張ってまいります。よろしくご高配のほどお願い申し上げます。


  2005.元旦にあたり  高橋泰三   拝

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