乱世

カテゴリー:

残暑厳しき折皆様にはお元気でお過ごしのこととお喜び申し上げます。

私は1週間ごとに京都と東京の往復を重ねている生活を5年近く続けておりますが、

ついこの間盆過ぎに東京に来るときは、京都は蝉の声でやかましかったのが、月末京都に戻ったところ、朝晩めっきり涼しくなり、夜には秋の虫の声があちこちから聞こえます。

東京のど真ん中ではそういう風情は感じられませんが、もう秋はすぐそこまでやってきました。でも今年はそんな感傷に浸っていられない大変な年になりました。

このコラムが出るときはまだ選挙戦真っ只中ですが、日本がこの先どうなっていくのか本当に良くわからない状況で、今回の結果はそれを占う意味でも大切な選挙かもしれません。

お芝居を続ける総理の口車に乗って、またも改革を信じて結果増税の嵐に陥るのか、本当に今までのしがらみをたち新しい日本の規範を作っていくのか、大きな節目ではないかと思います。今の日本はいつも言いますが国として大変危険な兆候が出ており、精神構造も乱れ、理念、信念無き実に不透明な状況です。

東京ではベンツの展示会や高級マンションの販売会は絶好調のようですが、方や文化催しには来客が減る一方で、来るのは中高年ばかりという現実が象徴的です。

所得格差は開くばかりで、かといって最近の富裕層の金の使い方に思想がありません。

アメリカには宗教にかかわるところが大きいのですが、恵まれない人に対する寄付行為や企業の地域社会への社会的貢献などは常識となっており、年間の国民一人当たりの寄付金額は日本円で7万円ほどだそうですが、方や日本は1000円に満たないそうです。国の施策にもその差が色濃く出ているように思います。思想にバックボーンが無い国の未来は危険です。今回の選挙の争点も結局金ばかりの話で、本当はこの乱れた世の中を立て直す教育がその一番の課題ではないかと私は考えておりますが、このままでは人心の荒廃はますます拍車が掛かるでしょう。私は心安らかにそれなりに幸せに暮らせる日本になるためにも、歴史、文化、道徳、思想教育の再考を願っています。伝統的な日本文化を如何に継承するかは、そうした教育と密接にかかわるところが大きく、政治家にもそうした意識を是非持っていただきたいものです。

大変な時代ですが、これからも日本人としての矜持を捨てず微力ながら尽力してまいります。 

季節の変わり目ですので健康にはくれぐれもご留意ください。

高橋泰三   拝

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.taizou.jp/mt/mt-tb.cgi/139

コメントする

月別 アーカイブ