2009年3月アーカイブ

今月の新作

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今月は付下げ2点をご紹介します。 拡大図画のモアレが酷かったので、このままの写真だけでご容赦下さい。 左の付下げは、藤鼠地花菱華紋文様で、上前に友禅で唐草文様を加工し、繊細な花菱と華紋を組み合わせた文様を総刺繍で配したものです。 ちょっと色が旨く出ていませんが、現物はもっと薄い上品なグレーです。 仕立てあがると飛び柄の訪問着のようになります。 季節を問わずお召しいただける上品

低価格化進む京都友禅産地

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先週京都に帰り、またぞろ色々とくらいニュースを聞かされています。 1月2月と、和装産業全業種対前年二桁の落ち込みですが、中でも白生地卸は、1月は35%、2月が25%減です。 如何に新規生産が減っているかということです。 ほとんどの小売屋もデパートも、委託ばかりで買取をせず、問屋も染め出しを極端減らし、在庫処分に走り、メーカーから借りて済まそうというような情況に拍車がかかっていま

政治家も侍であって欲しい

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侍ジャパンはWBCを連覇というのは、久しぶりに明るいニュースで、私も興奮しました。 まあ韓国と5回も戦うような組み合わせも含めて、アメリカのメジャーリーグの陰謀はけしからんですね。収益金の配分でも、日本にはわずか15%足らずだそうです。 優勝できなかったメジャーリーグもプレーヤーの方が多いのだそうです。 まあ次回からは少し変わるでしょうが、サッカー人気で陰りの見える日本の野球が

夕霧の打掛

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来月の歌舞伎座の夜の部に、廓文章、通称吉田屋が掛かります。 この芝居はいわゆる和事で、上方の芝居です。もともとは人形浄瑠璃だったようです。 夕霧という傾城と大阪のええとこのボンの藤屋伊左衛門のまあいわばラブストーリーのようなものです。 夕霧に入れあげて勘当されている伊左衛門が、紙のキモノ(紙子姿)で、未練がましく吉田屋に夕霧一目会いたさに来るのですが、使用人に追い返されそうに

4月展示会のお知らせ

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肌寒い日があるとは言うものの、すっかり春めいて桜もあちこちで咲いています。 京都の桜もほころび始め、一年中で一番美しい頃となり、また大変な人出となるでしょう。 今年は少し早いので、4月の第一週目辺りが見ごろだろうと思います。 さて4月1日(水)、2日(木)は定例の京都本社の、店外での展示会です。 場所はハートンホテル京都です。 詳しくはhttp://www.hearton.co

白足袋の文化

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先日能の狂言を見に行ってきましたが、その後でちょっと気になる話が聞こえて来ました。 それは足袋の話なのですが、東京の狂言のための足袋を作っていたところが、この3月で廃業してしまうというのです。 能は白足袋なのですが、狂言は通称黄足袋という狂言専用の足袋があるのです。 流派によってちょっと違うということですが、全体に黄色のような色で、裏も黄色です。http://fpouch.fc

GNH(国民総幸福量)

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先日来、経済学者の中谷巌氏が著した、「資本主義はなぜ自壊したか」という本が話題になっています。 この人はもともと一ツ橋を卒業して、日産自動車に勤めたのですが、一念発起してハーバードに留学し、経済学者となったのです。 アメリカ流のグローバル資本主義の信奉者で、かつての経済戦略会議の主要なメンバーで、その後の下品な小泉、竹中政治に影響を与えたといわれています。 その彼が、自分が信じ

観能の勧め

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先日東京渋谷に近い、都知事公舎の向かいにある、観世能楽堂に行って参りました。 縁あり切符を頂いたのですが、最近は歌舞伎に比べあまり能は観にいったことがありません。 私は若い頃に謡曲を習っていたので、お稽古の本は沢山持っていますから、それを持参しての観能です。 謡曲の文言はとても難しいものが多くてよく分かりませんし、能は面を被るので、くぐまった声に聞こえますから余計に分かりにくく

保存と開発

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先日の東京中央郵便局の建築差し止め騒動は、原状を出来るだけ保存して、後ろに高層ビルを建てるということで、やや玉虫色の決着を見たようですが、もう一つの大阪中央郵便局の建て替えは当分見送りとなりました。 今回の総務大臣の言動には、政治的な意図が働いているのかどうか分かりませんが、さすが育ちが良いのか、先人の苦労のあと、文化遺産に関しては、それを守ろうという極めてまともな感性を持って

梅垣の振袖帯

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今月の振袖の会に併せて、梅垣織物から振袖用の帯の新作を応援していただいております。 泰三の振袖は、上品で華麗な逸品だと自負いたしておりますが、その格に合う帯というものが、西陣広しと言えどもほとんどないというのが実情なのです。 現在の振袖はどうしても型物や、インクジェットなど、一柄で多くのものを作るというものづくりが主流で、一枚きりのものづくりと言うのは激減しています。 それゆえ
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