今年も有難うございました

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今年も早いもので、今日一日で新しいカレンダーに変わります。

一年間、いつもながらの拙文、駄文にお付き合いいただいて有難うございました。
誤字、脱字、内容の間違いなど多く、恥ずかしい限りです。

この1年を振り返ると、私的には還暦を迎え、やはり厄年かと思う嫌なことも多々ありましたが、何かと変化の多い年でした。

商いのほうは、やはり景気の悪化を受け予想以上に厳しい年でしたが、秋篠宮妃がウイーンでの晩餐会に、鳩山夫人も歌舞伎鑑賞やコペンでのパーティーに泰三の訪問着姿でおいでになったりで、ちょっと嬉しいことがありました。
また玉三郎さんも、御注文で以前にお作りした吉田屋の夕霧の打掛けをやっと使われたのも思い出に残ります。

キモノ業界全体では先日も書きましたように、すべての業種で予想以上の落ち込みとなり、来年の生産に暗い影を投げかけております。

来年の寅年も変化の多い年だそうで、60年前には朝鮮戦争が始まったのです。
来年も、争いごとが相当ありそうで、ゆったりとした年とはとても言えないだろうと思われます。
政治だけでなく、新たな価値の創造のために、変化はやむを得ないでしょうし、勇気を持ってそのことを実行できるかどうかで、大きな差が付くことでしょう。

経済も二番底があるとかないとか、悪いニュースばかりが先行しています。

でも世界中が、日本中がすべて悪いということもなく、増収増益の会社もありますし、その時代時代での栄枯盛衰もはげしく、まさに経済は魔物、水ものです。

特に近年は世界中で何があるか分からない状況で、日本は今では世界の色々なところで深く関わっているので、対岸の火事だと思っていたら、とんでもないことになるということなので、非常の先行きを読むのが難しくなっています。

キモノ業界は輸出品ではないので、そういた世界の動きと関係がないなどと思っていると、決してそんなことはありません。

生糸はほとんどが輸入ですし、NC(ナショナルチェーン)の仕立てもほとんどすべて中国、ベトナムです。
世界の経済は当然日本にも影響を及ぼし、キモノの需要にも大きく関係します。

ですからこれからは世の中の動きに敏感に目を光らせ、消費者の動向を読んで、早く手を打つことが肝要です。

同じことを同じようにしているということでは、せっかく良い物を作っても必ずしも消費されません。

そういう意味でも大変難しい時代で、それなりの知恵が必要とされます。

その一つに情報発信ということがありますが、キモノ業界では、上物ほどそのことに無頓着です。良いものは見ればわかるだろうとか、老舗の上物を扱う店は放っておいても人が来るだろうと思っているのです。

これが大きな間違いで、上物が分からない売り手がとても多いのです。お客が金持ちだと思ったら、なんでもかんでも人間国宝のものをすぐ薦めるくらいしか知識も見識もないような者も多く、消費者に正しい情報を伝えることがこれからこの業界の急務なのですが、これがまた気が付いていない人が多いのが情けないのです。

私はこれからもブログを通じて、泰三の作品のこだわり、銀座の店のお知らせだけでなく、キモノを着る人、これから着たいと思っている人が、後悔のない買い方ができるようなヒントを出来る限り発信したいと思っています。

私も60は過ぎましたが、まだまだキモノ業界では若手などと言われています。

まあそのこと自体が大問題なのですが、これからも研鑽を積み、何がしかの貢献ができるよう尽力することが、私の使命だと思い、頑張って前進していきたいと思っています。

来年もどうぞよろしくご指導、鞭撻のほどをお願い申し上げます。

今年もあと数時間ですが、皆様におかれましては、健康にはくれぐれもご留意され、益々お元気にご活躍されることを心より祈念申し上げます。

どうか良いお年をお迎えください。

                   高橋泰三  拝

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