明日から西陣織工業組合のイベント、西陣織元コレクション2010が開催されます。 http://www.nishijin.or.jp/nishicolle/index.html 今回この企画に参加している織屋さんに直接訪問できるという企画があり、面白いと思います。 自分が買った帯の織元にいけばそこのこだわりもわかるでしょう。 小売りをするという会ではないので、その点はお気を付けく
2010年9月アーカイブ
本日の午後、西陣クラブという今年で創立60周年を迎えられる、由緒ある会でゲストスピーカーとして、1時間ほど話してまいりました。 この会は西陣の織屋さんだけでなく、関連する人も入っておられ問屋さんもおられますから、非常に会員の幅の広いユニークな会です。かつては相当な数の会員がおられたようですが、近年の状況で80人弱まで減っているようです。 私は今までライオンズやロータリーのゲスト
船長返したらそれでおしまいと思っていたら、とんでもない言いがかりをつけられて、政府は頭を抱えていますが、これは日本人政治家の無知から来ることです。 どうして中国人が日本人と同じ感覚でものを言ったり、行動したりすると思ってしまうのでしょうか。 同じ人間とはいえ、中国人は全く思考回路が日本人と違うのです。 そもそも尖閣列島のことは30年以上前に鄧小平の時にも持ち出されたと思うのです
最近記者会見などに使う演壇の表側に、その省の名とともに、紋章がついています。 以前は一部のモノだけでしたが、最近は各省に使われるようになりました。 これは以前にも書きましたが、五七の桐という紋章です。 日本では桐紋は女紋としてよく使われます。それはほとんど五三の桐です。 明治になって誰でもがどんな紋を付けてもいい(天皇家の菊紋以外は)ということで、後七の桐への憧れで五三の桐を使
明日私としては珍しいのですが、業界の人に講演をさせていただくいことになっております。 西陣クラブという歴史のある会のゲストスピーカーということで、昼食のあと1時間ほど話させていただくのです。 西陣の人地は知己も多く、話しにくいのですが、お世話を頂いた方から特に若い人たちに向かって話してほしいということですので、私がこのブログを通じていつも語ってるようなことを、特に次世代を意識し
我々は日々何が起こっているのかを知るために、大体はテレビのニュースや、新聞、最近ではインターネットで情報を得ています。 日本の様に朝夕、新聞がポストに入っているという国も少ないそうですが、やはり新聞はテレビなどと違ってゆっくりとニュースなどの解説や裏を知るためにも大切な情報源であり、特に大新聞などは一種の公器ではないかと思います。 もちろんいくつかの新聞社がそれなりのスタンスを
先日から、茶会に紬がふさわしいだとか、婚礼にも紋を入れれば着ていって良いだとか、紬を売りたいがためのセールストークだとしか思えないTPOを無視した記事や発言が目立ちます。 泰三の作品は従来は高級フォーマルが中心でしたし、付下げなども、どちらかというと格の高いものが多いのですが、世の中にというか、銀座に本来あるべき、上品で上質なあっさりとして飽きの来ない京友禅の付下げや小紋をあま
ちょっと娘が東京に遊びに来ていましたので、昨日五島美術館に行ってきました。 http://www.gotoh-museum.or.jp/index.html 上野毛というところにあって都心からはちょっと離れているのですが、広大な敷地の中には美術館はじめ、講堂、庭園、2つの茶室などもあります。 かつては富士山もよく見えたそうですが、近年は建物が周りに建ってしまい、見えないようで残
10月はHPトップでお知らせしているように。 本社は来年の春物の内見展で、泰三の新作を発表いたします。 市況の悪化、職人さんの高齢化など近年の状況を受けさすがにもう重い加工のものが作れなくなってまいりました。特に高級な訪問着の生産は京都全体でも激減しております。それは京都本社とて同じで、これから先の生産は非常に頭の痛い状況です。 銀座きものギャラリー泰三では、昨年に引き続き東京
あるキモノ雑誌の秋の特集が紬でしたが、(大体は秋は晴着特集が普通でしたが時代が変わりましたね) その中で紬で茶会という記事がありました。 ある高齢の紬作家とのタイアップのような記事でした。一応人間国宝らしいのですが、そのコメントにはいかがなものかと思い筆を執りまし 紬で茶会をしているさまが写真で載っていますが、紬なのに袋帯をしており、今や何でもありなのかと思わせる記事でもありま