今週の4日(土)5日(日)の両日、東京日本橋富沢町のサンライズビル東京で、
私のかつて属していた京都呉服青年会の有志9名による作品展が開催されます。
この会のことは以前に少しお書きしましたが、きもの業界の次代を担う45歳までのいわば若旦那の会で、私が30周年の会長でしたが、今年は50周年ということです。
今は職種も多岐にわたる若い人たちが入会しており、大変業界の中でもユニークな存在です。
アルチザンというのはフランス語の職人という意味ですが、実際今回のこの会に参加するメンバーは、メーカー問屋がほとんどで、現在の京都の本物のモノづくりを支えている一角に違いありません。
ただ近年当社とて同じですが、そうしたものを置いてもらえる専門店などが次々廃業したり、力を失い、いわば発表の場を失いつつあります。
方や消費者側からも、どこへ行けば本物に出会えるのかという声もあります。
その溝を埋めるためにも結局作り手側から情報を発信していくしかありません。
上物屋はあまり大きな声を出さないというのは京都人気質かもしれませんが、キモノ業界に限ってはそれでは宝の持ち腐れになってしまいます。
今回の会は、新たな得意先の獲得や、消費者への啓蒙、情報発信を兼ねており、販売会ではないようですが、美しいキモノにも発信しているのでご存知の方もおられると思います。
もしこの会に行かれて、改めて見てみたいとか、お買いになりたいという方で、おつきあいされている呉服屋さんなどがない場合は、会のOBとして彼らに協力する意味で、私が間に入ることになっておりますし、銀座の私の店でゆっくりとご覧いただける手はずになっております。
今京都はものづくりの産地として、もちろん他の産地でも同様ですが、塗炭の苦しみの中にあり、上質な本物ほど生産が落ち続けているという矛盾を抱えています。
これはそうしたものを販売する側の力がなくなっていることが大きな原因の一つで、いくら良いものを作っても売れないということでは、急速にモノづくりの力が削がれていきます。
目に触れれば需要を喚起できるかも知れないという可能性を求めて、とくに次世代の人たちが消費地へ発信していく動きはこれからも増えていくでしょうし、
またそうしないとモノづくりの歴史が終わってしまうかもしれません。
私は、そうした人たちに作品の発表の場として当店をお使いいただくことで協力していきたいと思っておりますし、遠慮なくご相談ください。









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