国立新美術館

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東京の国立新美術館に先日の午後行ってまいりましたが、今ここではゴッホ展と、日展が開催されています。

今回は日展を見にいったのですが、例年のこととはいえ、全入選作品は3000点を越え、これをすべて見るのは大変です。

私は主に日本画、美術工芸を中心に見ますが、一応全作品は流し見します。
何せ日本画、洋画だけでも50室ほどありますし、まさにこの日展を見るのは疲れます。

東京は以前は上野の都美術館でしたが、この高名な建築家がデザインした美術館ができてからは、こちらにうつりました。

その建築家は、はっきり言って美術に深い造詣があったとは思えません。

展示の壁がすべて白なので、とても見にくいのです。このことは日展のひとも、ベージュかライトグレーにしてくれと申し入れたそうですが、建物のバランスのことばかり言って聞く耳を持たなかったそうです。
行政はこういう人にモノを言えるような度量はありませんから、そのまま建ててしまいましたが、実際目が疲れます。

芸術家はえてして、自分のことばかりを主張するので、周りのことが見えません。民間の美術館ならそういうことはありませんが、公立のものは建てるのにすぐに高名な建築家を使いたがるので、こうしたミスマッチがよくあります。

おかしいことはおかしいとキチンと言えるような役人がいれば大したものなのですが、まあ無理でしょう。京都でも似つかわしくないモニュメントが堂々と作られ、市民が呆れています。

それはさておき、一時間以上歩き回って全作品に目を通して帰ってきましたが、おかげで痩せました(笑)

日展は歩きやすい靴で行くことです。東京での日展は5日までですが、これから作品を選抜して地方にまわります。
まずは京都ですが、京都市立美術館はそんなに大きくないので、相当作品を減らしてきますので、かえって見やすいという現実もあります。

特筆すべきは、東京での日展は当日入り口で申し込めば、カメラで作品が撮影できるのです(携帯のカメラはダメだそうです)。

美術愛好家にはありがたいことですが、著作権の問題はどうなるのかとちょっと気になりますね。

ゴッホ展は12月20日までですので、次回東京に戻った時に鑑賞しようと思っています。

こちらのほうは相当混雑しています。

以前に伝統工芸展の話を書きましたが、ちょっと間違えていたことがありました。

日展と両方に属している人がいると書きましたが、そういうことはありません。
私の勘違いでした。申し訳ありません。

まあどちらも組織という点では硬直化して、色々問題もあるようですが、生活のことを考えると、こうした組織の会員であることのほうが有利かもしれませんね。

ちょっと美術界もどろどろしたところがあるので、若手は辟易しています。

芸術家としては年齢は関係ないとしても、組織運営者の高齢化は、組織の硬直化など問題です。

まあ古い組織ほどその改革は難しいですがね。

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コメント(2) | コメントする

日展と伝統工芸展の両方に属している人がいるというのは、完全な間違いではありませんよ。木村雨山は両方に入選していた時期があるのです。そのためたまたま着物の知識があると、両方属していても良いように思ってしまうのです。

お教えいただいてありがとうございます。

まあ今は多分そん人はいないように思いますね。

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