メリハリ

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ほとんどの会社が始業しており、京都でも昨日あたりから新年の挨拶回りに動いています。

昨日の写真のように、京都では元来挨拶回りには、洋服なら黒の略礼服に白のネクタイで、扇子をもって挨拶するのが習わしです。
ようするに婚礼と同じ恰好で訪問します。

ところが大企業の社員などは、そういうことを知らないのでしょうが、ただの平服です。

東京などはもうほとんどそうです。

私は冠婚葬祭のメリハリがないのは困ったことだと思います。

そういうことの季節感を大切にするのが日本の伝統文化ですし、それが希薄になることはある意味非常に問題です。
地方のほうがそういうことは大切に守るのですが、大都会では本当にそういう習慣がなくなり、当然ですがその子供たちも何も知らないまま大きくなります。

畳のない家が激増していることもそうですが、日本人が日本の心を持たないことがこの国が世界からスポイルされ始めている一つの原因でしょう。
もっと日本人としての誇りを持つならそうした伝統儀式を都会の人が勉強しなおすことが
肝要です。

松の内というのも東京では7日で終わりにしてしまうところが多いようですが、本来小正月という15日までが正式で、それまでは京都の花街でご祝儀で花代が高いし、正装して引き摺りを着ています。

日本人が、大事なものを次々失っていくことが年々歳々顕著に見えるようになっています。

すべて教育の問題かもしれませんが環境がこのように変化していく中で、つまり大人が何も知らない中での文化教育は益々難しくなっているのは事実です。

それでもなんとかしなければなりませんね。

正月からのテレビ番組で、さんざんインクジェットで作ったキモノを見せられましたが、呆れ返って感想などは何もありません。
ただ一つ言えることはその局のスタイリストが全くキモノを知らないのだということはよくわかります。とんでもない美意識ですしTPOを全く知りません。

情けない国にどんどんなっていきます。

今もとんでもないキモノを着たアナウンサーが出ていて、可哀想だと思っております。

私は小売りの団体もこうした局に強く抗議するべきだと思いますね。

こんなことをぼやきたくないのですが、知らず知らずにどんどんこの国の自然や文化の美が崩壊し、失われていくことにもっと多くの人が大きな声で警鐘を鳴らすべきです。そうでないと無教養の政治家には何もわかりませんよ。

「序、破、急」は日本文化の神髄だと思うのですが、
まさにメリハリのない日本は危険ですね。

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泰三様ご家族様には健やかな新年をお迎えのご様子で心よりお慶び申上げます。
本年も泰三様のブログにつまらぬ話などコメントさせて頂くかと存じますが、
何卒ご指導ご鞭撻賜りますようお願い申上げますと共に、泰三様を始めブログを
ご覧になられていらっしゃる全ての皆様にとりまして、今年一年が実り多き良い
年になりますよう心よりお祈り申上げます。

泰三様がおっしゃいます通り東京の松の内は7日までで、松の内の期間が何故
15日から7日に短縮されたのかその理由は判りませんが京都や地方に比べて
東京は季節感を既に失ってしまって居ると思います。 またお正月のお写真を
拝見させて頂きましたが、京都では今でも新年のご挨拶周りに白いネクタイと
黒の礼服を着用されていらして、私は東京生まれの東京育ちですがこのような
スタイルでご挨拶周りをされて居る方を今まで見たことがなく、東京でも地域や
職業によりましては京都のようにされて居る方が居られるかも知れませんが、
私と同様に東京に生まれ育った方がこのお写真をご覧になられたら「お正月に
結婚式!」と思われる方が殆んどと思いますが、明治以降の東京は西洋文化や
クリスマスなどの行事を受け入れ親しんだことで、いつの間にか自国の文化や
伝統など我々が受け継ぐべきものの多くを忘れてしまったようです。
お正月の街では晴れ着を来た若い女性の姿が見られましたがそれ等はインク物が
多く技術の改良や発達によりこれから益々インクジェット物の着物が増えそうで
着物を着る方が増えること自体は喜ばしいことですが、職人の方お一人お一人が
技と心を込めて作られた本物の御着物を愛しお召し下さる方が増えて頂きたいと
願う次第でございます。

風天様
今年も私の拙きたわごとにお付き合いいただきよろしくご指導のほどお願い申し上げます。

正月の松の内が結婚式同様の正装で祝うというのは京都の花柳界ではいまでもそうですし、高齢の人も同じ気持ちでいます。ただ若い人は京都でもそういうことを知らなくなってきており、街中でも黒のスーツ姿は確かに減ってきています。

ある意味悲しい現実で、歴史ある町がその式の節目を忘れていくのは由々しき事態でもあります。伝統文化の中で生きてきた職人さんとかはそうした気持ちを忘れていないようです、

東京はクリスマスも正月もただの商戦に使うだけで、本当に正月を祝うという本来の精神がほとんど感じられません。

こうした生活習慣が、思想的なメリハリのなさにも通じるのでしょう。
誰か紋付き袴で国民と接するような政府要人がいてほしいものですし、財界人のパーティーにもそういう人がいてほしいですね。

京都は今の市長がキモノを着ているので、経済4団体の長も今年は全員キモノで、そのうちの一人は私が世話をしました。

菅さんにはとてもそんな教養のかけらもないようですし、士分たる武士道を感じません。
今の政治家では文化は壊れるままです。

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