出たり入ったり

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銀座という街は本当にこの10年移り変わりが激しいですが、今も次々と店が変わっていきます。

ついこの間も一時、生キャラメルで有名になった北海道の会社の銀座の店が閉まりました。
その前に原宿店も閉まっていたそうです。

1昨年の6月に開店した当時列をなしていたものですが、2年も持たずに閉店しました。
この場所は銀座三越の向かい側で、突然閉店した老舗呉服屋のあとに入ったものです。

大変家賃の高いところでしたから、どうなのかと思っていたのですが、予想よりも早い閉店でした。

かと思ったら、松坂屋の裏にある以前東京電力のアンテナショップのあとに、新しいスタイルのレストランがまもなくオープンします。隈研吾の事務所の設計だそうでかなり大きな店です。

バックにいるのは中国の資本のようです。

去年一年だけでも、有名なブランドの店がいくつか閉まりましたし、一階なのにいまだに借りてのつかない店も結構あります。

来週はブランド品の大きなリサイクル店が出ますし、今年もまだ低価格路線が続くのでしょうか。

マスコミも景気が悪い悪いと囃し立てますから、物販業は今大変です。

この景気が悪いという言葉をもう何年聞いていることでしょうか。

バブル経済がはじけてもう20年以上経ちます。一時期ITバブル的な様相がほんの束の間
ありましたが、多くの人には関係がなく、特に地方経済は本当に長い低迷です。

本来購買能力の高い人が高齢化して、もう何も買いたいものがないというようなことになってきていること、つまり少子高齢化が進んでいることが、この景気を上昇気流に乗せられない大きな原因だろうと思います。

年金がそこそこあって、預金もあれば、食うに困らず、しかも物も買わないのです。
欲もなくなりこれ以上稼ごうという気もありません。

欲がありすぎるのは破綻のもとですが、なくなると枯れていきます。

中国のいわゆる金持ちの平均年齢が40歳前後というのですし、この年代ならまだまだ色々な欲があって、消費もしますから、金が回ってますます中国の内需も増えていくのです。

この若さということが、天安門事件以降の急激な改革が成功した一番の要因であると私は確信しています。

欲のある若い人が仕事の中心となって働いてくれることが活性化には大切です。これはあらゆる分野で言えることなのです。

ただちょっと心配なのは、今の日本の若い人にあまり欲が無いように思います。
甘やかされて育ったとか、色々環境の変化で、なんとなくパワーやガッツがないような気がするのは私だけではなく、それが草食系男子という言葉になっているのでしょうか。
まあ女性ががんばってくれることも良いことではありますが、やはり男が引っ張っていくのがあるべき姿でしょう。

少子化で、母親が益々子供を猫かわいがりするのですが、これは日本だけではありません。
中国も特に上海などは小皇帝、小皇后などと呼ばれていますが、向上心というか、成功したいという欲があふれ出ているのは日本とは違います。

金持ちになれ、偉くなれという教育もどうかとは思いますが、そういう欲を持たせるということも必要なことかもしれません。

日本も良い大学に入れさえようというところまでは同じなのですが、そうすれば寄らば大樹の陰で、食うに困らないだろうというのは、本来の教育ではないでしょう。

社会に出てから、何をするかという欲を持つこと、持って実践出来ることが若さの特権でしょう。是非いろいろチャレンジはしてほしいのですが、単なる金儲けというのは問題ですし、筋の通ら無いことは続きませんね。

キモノ業界など少子高齢化の代表のような超構造不況業種です。

金儲けとは離れたところで、技の伝承に取り組まないと手遅れになると私は思っていますし、そのためにも行政と業界が一体となって人を育てないといけませんね。

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