またまた紋章の話

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昨日店のほうに紋のことでお電話でお尋ねがありました。

本当にキモノに紋を入れるということで、一般の方が何も分からないというのはある意味致仕方ないのですが、各家に家紋があるというのは日本の貴重な伝統文化でもありますし、このことは今後も正しくきちんと次世代に伝えていただきたいと思います。

その意味からもキモノ業界に身を置くものは、このことは特に学習してほしいのです。

キモノの晴と褻は、この紋を入れるか入れないかということと大きく関係があります。

要するに紋を入れ無ければいけないもの、入れたほうが良いものは晴れの席でお召しになりますし、入れてはいけないもの、入れないほうが良いものが、いわば褻の部分に当たります。

昨日の方だけではないのですが、その紋のことでが呉服屋に相談すると、本当に何が何だか分からなくて、混乱されていたようです。

呆れたのはある呉服屋が、訪問着はそれ自体が格があるから紋は入れないでもいいですよと言ったというのです。
本当に嘆かわしいですね。

訪問着というのは、非常に加工度の重いまさにフォーマル仕様のものから、非常にあっさりとした洒落着のようなものまで幅広いので、一概に紋を入れればいいかどうかはそのものを見ないと言えません。
でもその中でも格が高いと思われる訪問着は、だからこそ紋を入れるべきなのです。
少なくとも私どもはそのようにお勧めしますし、目立たないようにとおっしゃれば、刺繍の陰紋などでお入れしたりします。

まあ簡単に言えば格の高いもの、黒留袖、色留袖、重い訪問着、色無地は紋を入れますしフォーマルとしてお召しになります。
祝い事に威を正すために紋を付けるのですし、日本独特の礼儀として、長く伝えられてきたものです。

それを正しく説明できない呉服屋は大問題ですし、困ったことでは無いかと思います。

またもう少し続編を書きます。

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