東京砂漠

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東京はずっとこのところ雨が降らなくて大変乾燥しているようです。

私もそのせいか油断して新年早々風邪をひいてしまいました。

カラカラ天気がずっと続きまさに東京砂漠です。

まあもっと言えば人心もカラカラで、砂漠状態はずっと続いていると言って良いでしょう。

最近やたら昭和を回顧するような報道や、映画があったりするのは気のせいかとも思いますが、実際今と比べると、もっと生活に潤いが在ったような気がします。

勿論経済状況が今より良かったということはあるでしょう。
右上がりで将来への希望もあり、サラリーマン社会でも年功序列で、生活への不安など微塵も無かったように思います。

私は普通のサラリーマン生活とは違いますが、まあ頑張ればそれなりに成果の見える時代でした。

そしてもっとお互いに思いやりがあったような気がしますし、そういう親分的な人も各界に存在しました。

それが今ではどうでしょうか。なにかギスギスして、寒々としています。

自分さえよければいいと言うような人間が、特にこの東京にこの10年ほどでとても増えてきたような気がします。

かつての金融大臣が、知恵のない者、能力のない者が食えないのは当然だとか、人を押し倒してでも強いものがもっと強くなるような環境を作るのが規制緩和だというような風潮になってから、本当に思いやりや優しさの欠如した男が激増しています。

東電の現場放棄をしようとしたことなどはその最たることでしょうが、良い大学出ていれば偉いのだとか、勘違いした人間性の低い男がなぜこれほどこの東京に集まっているのかと思わざるを得ません。

嘘は平気で突く、謝らない、辞めない、こんな男は日本の精神文化史上かつていませんでした。

なぜこういうことになってしまったのかという背景にやはり悪政があるでしょう。

バブル経済を生み出した罪、それを人為的に飛んでもない愚策で潰した罪は計り知れなく大きいですが、

それがためにリストラだとかが恒常的な社会現象となり、やはり大きな会社に行かないと将来が心配だとか、

あるいは公務員の人気が上がったり、ますます寄らば大樹の陰的な生き方をしようとする若者が増えました。

それに親がそうさせようとするので、学歴偏重がとんでもなく加速し、その選別のために大学も難問、奇問を出したりして、進学塾が大流行ということになりました。

知育最優先となって、その大学受験の為に高校も、中学も、あるいはもっと小さなときからそういう体制に組み込まれ、放課後みんなでソフトボールをするとかいうようなこともほとんど無くなり、
みんなで何かをするという体験が大幅に減り、徳育という面でも、非常にいびつな状況が常態化し、
そのうえゆとり教育などという噴飯ものの愚策もあり、小さなときから、日本人の美徳とする、和と言う精神が欠けてきたように思います。

勉強に明け暮れて、点取り虫になって、良い大学に入って、また同じような勉強して、官僚になるというようなことでは、血の通った行政が期待できるわけもありません。

社会常識が無く、自分は偉いのだから何をしても許されると思っているのか、この間逮捕された経産相の役人のように、普通に考えればしてはいけないことが分からないような、まさに非常識な人間が、激増に継ぐ激増をしていると思います。

最近はようやくその教育を改めようという機運もありますが、今の指導的立場にいる人間に本当に精神的にカサカサの連中が多いというのは間違いないでしょう。

政治の最大の要件たる思いやり、優しさを忘れ、金もうけに必死になる連中と手を組んで税金を垂れ流す、その裏にそのことで天下り先をバカほど作る官僚と、本当に殺伐とした、東京になったのはそう古いことではありません。

震災のあとの連帯を見るとやはり日本人はみんな勤勉ですし、他国にない美徳はいまだ健在だという意を強くしましたし、支配階級がその思いを強く受け止め、真に国民目線の政治、行政に目覚めて欲しいと思いますね。

真に強い男は弱者のために存在し、決して弱者をいじめて搾取するようなことをしません。

強い日本の再生は、強い精神を持つ日本人が為政者にもっと出現することにかかっていますね。そうなれば日本の文化にまた新たな道が開けることでしょう。

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