2012年5月アーカイブ

料亭文化

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昨晩は京都の有名な料亭での宴席でした。 キモノ関係の者ばかりですので、まあ一部洋服の者もいましたが、大半がキモノを着ての集いでした。 私が大学を卒業して問屋修行を終え、京都に帰って来た頃、キモノ業界はまさに絶好調で、 こうした料亭での宴会も多く、私の父は私を早く育てたいという思いから、自分の代わりに多くの宴席に私を出しましたので、若いころから京都の名だたる料亭はほぼすべて行かし

そろそろ

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泰三のキモノの代表ともいえる、絞り、刺繍、金彩を駆使した振袖は、本格的な桶染めという技法を使っています。 戦後先代が、慶長小袖をベースにして、誰よりも早く今の技法を使ったものをつくりはじめたのです。 当時は中振袖と言ってやや今より袖丈が短いものが主でしたが、それも父が考えたものでした。 当時そんなに豪華なものが戦後なくて、まさに一世を風靡したものです。その後その亜流の物を色々な

先斗町(ぽんとちょう)

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鴨川をどりで、京都の春の花街(かがい)の春の踊りは終わりました。 先斗町のことは以前にも書きましたが、ポントというのはポルトガルのpont(先端)からきたという説、西側に高瀬川があって、船が行き来していたのでporto(港)が語源という説、四条大橋と三条大橋の間にあるので、ponte(橋)から来たという説、もっと面白いのは、この先斗町のあるところはかつては鴨川の洲だったところに

高齢者の消費

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ちょっと話の続きのようなことですが、なぜいつまであっても景気が良くならないかということを考えるのに、市中に金をたくさん回せば、つまり過剰流動性を増せば、それが色々な購買に回るということで、日銀もずっと買いオペなどして、金を市中に出すのです。 ところがその受け皿の市中の金融機関はその金でまた国債を買ってしまうということで、本来の貸出業務に金が回りません。 バブル期のことがトラウマ

構造改革

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この国はこのままなら、本当に大変な事態になるということは大方の共通認識です。 しかしそう言いながら何も変わりません。 小泉改革などはまやかしで、本当に国のためになるというようなものではなく、逆に日本固有の精神文化までも壊してしまいました。 まあアメリカかぶれの机上の空論がいかに間違っていたかは世界的に証明されていますし、そのことが多くの国を危機的状況に陥れてしまいました、 歴史

逃げ切り?

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先日ある雑誌のコラムに、早く増税しないと段階の世代が逃げ切ってしまうというようなことを書いていた経済学者がいました。 なんとわが母校の若い学者ですが、逃げ切りという言いかたは穏やかではありませんな。 団塊の世代というのは、戦後のベビーブームの中の昭和22年、23年、24年の3年間を言うのですが、実際3年間で800万人以上の人口があります。 昭和24年に中絶が経済的な理由などでも

和文化をわかりやすく

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美術館巡りは、私の勉強の一環だと思っていますので、若いころから、色々な美術館の展示を見てきました。 勿論まだまだ行ききれていないし、行きたいところが山ほどあります。 とくに有名な美術品がそこにしかないものなどは、死ぬまでには一度行ってみたいと思います。 諏訪市のサンリツ服部美術館などはその代表です。 茶道具数多ある中で、国産の茶碗で国宝に指定されたものは、実はたった2椀しかない
最近メールを頂く方の文面に、どうも泰三のキモノは相当に高額なものばかりでとても手が 出ないというような内容があって、ちょっと誤解ですと申し上げます。 確かに泰三のキモノは高級フォーマルを中心に先代以来65年にわたって、京都の、日本の最高峰のキモノづくりを目指してきましたし、本社の㈱染の聚楽はそうしたジャンルでは確かに数少ないメーカー問屋です。 振袖、留袖、色留などは、確かに高価

気を付けたいネット販売

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先ほど、ある若いお客様から、お問い合わせがあったのですが、某ネット販売業者のHPに、如何にも当社の振袖のような解説文が書いてあり、あきれ返っております。 どこの会社かということは今回は書きませんが、某ネット販売会社で、 銀座有名店のキモノ(某一流工芸染匠)の物と書いてあって、如何にも泰三の物の様に匂わせ、しかもその解説文が、現物はミシン刺繍のものなのに、泰三の最高級の手縫いの解

何でも縦割り

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まあ皆さんご存知のように、この国の行政は本当にどうしようもないほどの縦割りで、本当に無駄の多いこと夥しい限りです。 キモノ業界のことでも同じです。 モノづくりの危機はずっと唱えていますが、モノづくりと言う面で捉えると、行政に陳情するとしたら、伝統産業という縛りで、経産省が窓口になります。 しかし美術工芸や、文化という範疇で考えると、文化庁になりますし、原料の絹の話になると農水省
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