2012年7月アーカイブ

国と文化の関わり

カテゴリー:
どこかの市長が伝統芸能に相も変わらず的外れなとんでもない発言を続けていますが、 彼が為政者として稀代の無教養であるということは別にして、その野放図な言動で、改めて伝統芸能の重み、国家と文化との関わりが論議されたり、話題になったことは唯一彼の功績かもしれません。 私もブログで以前から指摘していますが、伝統芸能も含めた固有文化は、その国の先人が築き上げてきた歴史そのものであり、まさ

25年

カテゴリー:
25年というのは英語ではone generation,、つまり1世代の期間を言います。 父から子、子から孫に引き継いでいく各世代が担当するのがほぼ25年から30年間でしょう。 私が父から会社を預かったのが、忘れもしないちょうど今から25年前の7月31日でした。 父はその年ずっと患っていた肝硬変が悪化し、家で臥せっていたのですが、7月になって突然のように、しんどいから社長を交代し

清元協会演奏会

カテゴリー:
8月29日に清元協会の演奏会が、三越劇場で開催されます。 実はこの演奏会は、非常に意義ある会なのです。 清元という浄瑠璃は、今から90年前、時の5世延寿太夫と三味線方の3世清元梅吉が不和となり、梅吉が一門の弟子などを連れて清元宗家から独立しました。 それ以降は清元宗家を高輪派、梅吉一派を梅派と言って分裂状態となりました。 ただ圧倒的に高輪派の勢力が大きく、歌舞伎などの舞台は梅派

製織の知識

カテゴリー:
梅垣さんの会は終了いたしましたが、おいでになったお客様方と色々とお話をさせていただいて、如何に売り手が帯のことを説明できていないかということを改めて感じる次第です。 京友禅は分業制で一つ一つの技が加わって製作していくので、その過程が分かりやすいことと、出来上がりの作品の良し悪しも、織物よりは判断しやすいと思います。 西陣の帯は、大雑把にいうと図案、紋図、糸染め、綜絖、整経、製織

画像情報について

カテゴリー:
過日、今まで以上にキモノの写真を見ていただくためのページを作成いたしました。 現在販売に供している作品を掲載しているのです。まだ一部未完成なところもありますが、 キモノのとしての全体像を載せております。また当店での価格もお分かりいただけます。 より多くの方に、泰三の作品を画像と言えども見ていただきたいのですが、真面目に見ていただきたいという思いで、まことに申し訳ありませんがご登
まだ完成というわけでもありませんが、HPを一部手直しいたしました。 今まで以上に画像情報を増やして行こうと思いますが、一応登録いただいた方に、IDとPWを郵送でお送りして見ていただくという形にさせていただきます。 コピーをしようという業者を完全には排除できないでしょうが、一応作り手としての規制を掛けさせていただきます。 まあ泰三の高級なものをコピーしようとも、その質の差は歴然で

ノーブレス・オブリージュ

カテゴリー:
バブル経済が弾けたころ、不良債権を作った反省もあって、原因などの究明などが、とやかく言われ、当時カタカナ言葉のコンプライアンス、コーポレートガバナンス、それにノーブレス・オブリージュなどがよく新聞や雑誌に載っていたものです。 法令順守、企業統治というほかに、このノーブレス・オブリージェというのは直訳すると高貴さは義務を強制するというような意味で、地位や権力ある者には、それなりの

能公演のチケットさしあげます

カテゴリー:
突然ですが、 7月26日(木)5時からの、梅若研能会の7月公演のチケットをご厚意で数枚頂けることになりました。 私共がいけなくなりましたので、ご興味ある方に差し上げたいと思います。 場所は渋谷の観世能楽堂です。正面の良いお席のようです。 当日の出しものなどは  http://www.umewakakennohkai.com  をご覧ください。 御入用の方はメール等でご連絡くだ

仕事への喜び

カテゴリー:
私の本業は今でも製造卸業です。 良質なキモノを作って本来卸すのが筋なのです。 ところが近年は作っては貸す、作っては貸すというのが当たり前になってしまい、年間通して買い取りがゼロという得意先もあります。 知恵を出し、金と労力を使い出来上がったキモノを借りるのが当たり前だと平気で言われます。 買ってくださいと言ってもそんな恐ろしいことができるかと言われる始末です。 注文があると電話

梅垣さんの帯

カテゴリー:
明日14日から23日まで「梅垣の帯」展を今年も開催します。 普段から色々と触れていますが、現在京友禅と同様に西陣織の業界も非情な苦境にあり、特に手の込んだ上物の生産はまさに激減状態となっています。 インクジェットのキモノが増産になっていて、西陣でもそれに合わせるまさにペラペラの帯だけが同様に数的に主力です。 西陣でも心ある業界人は目を顰めていますが流通業界がそれを要求するかぎり
1  2

月別 アーカイブ