2013年6月アーカイブ

価値の創造

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キモノがいかにしたら売れるかということは、これからの製造の現場の苦境を考えるとき、一番重要な命題であることに変わりはありません。 そのために着るという行為を増やす仕掛けも確かに大切ですが、ただそれだけでは、生産現場の疲弊は続くばかりで、かなり近い将来に、多くの技が閉ざされていくだろうという現実はすぐ目の前までやってきました。 我々最前線にいる者にしてみれば、その現実がひしひしと

大都会と地方

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先週の四国西条市での泰三展は私が思っていた以上に売れましたが、色々考えさされまた気付くこともたくさんあり勉強になりました。 そのお店は三代にわたって京友禅の上物ばかりを中心に扱ってこられ、今の当主も神戸の有名な専門店で修業されましたし、家に帰られてからも愚直に真面目に家の歴史を守って来られました。 ちなみに老舗とは、先祖の仕事を似せるということでシニセというのですね。 本来する
明後日から四国愛媛県西条市にある戸田益さんという呉服屋さんで泰三展を開催させていただきます。 親の代からの古いお付き合いで、ふだんに泰三の物だけでなく上質で価値あるキモノを置いておられる数少ない小売屋さんです。 古くから良いものしか扱わないということで、当代が修業に行かれた先もかつて神戸に在った高級呉服店でしたので、家に帰られてからも、出来るだけ従来からの路線を継承するために努

「伝統文化四方山話」続けます

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先日、私の文化への思いを語る会が終了しました。 来ていただいた方には大変好評をいただき、すぐに次回はいつですかとお尋ねいただいており、しばらく続けさせていただきます。 次回は「京の文化とお江戸の文化」という演題を考えています。 私は慶應義塾大学に昭和43年に入学して以来、その後仕事上も東京、京都の往復を重ねています。 今年でもう45年にもなりますが、その間に東京も、京都も随分変

苦しい時こそ

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キモノ業界の苦境を訴えているだけでは埒があきません。いったいどうすれば次につなげていくことができるのかを探るのが大切です。 過日の朝日新聞にも丹後の産地をこれから支えて行く人達がより扱ってお互いに知恵を出し合い、新たなジャンルのモノづくりにチャレンジされていることが掲載されていました。 ある意味当然の成り行きです。 モノづくりの現場は大変な状態ですが、もしまったく何もしないで従

キモノを着るという行為から

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この間から色留袖、黒留袖をお決めいただいていますが、世の中に本当に良いものが置いている呉服屋が無いと嘆かれています。 実際高級な絵羽物の生産は激減し、そのセンスが後戻りしているような気がしてなりません。 私が良いなと思うようなものにお目にかかることは最近ではまずありませんし、以前に作った物の焼き直しばかりです。 泰三のコピーも相変わらずですが、その質は落ちるばかりです。 糸代が

やっぱり案の定

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アベノミクスというのはまさに数字のマジック、机上の空論ではないかと感じていたのですが、どうもその通りとなってきました。 もし国内の機関投資家、つまり金融や生保などが株式投資に乗り出せば、持続的な株式相場の上昇が見込めると思ったのですが、そうでなければアメリカのヘッジファンドなどに狙い撃ちにされるだろうと思っていたら案の定でしたし、相も変わらずアメリカ経済の良し悪しと株式相場頼み
以前に予告をしておきましたが、15日(土)の1時から、スペース潦(にわたずみ)という場所で、私の日本の伝統文化をテーマにしたお話の会を開催します。 参加は全く無料です。当初申し込んでくださいとお伝えしましたが、会場に余裕があるようですし、どなたでもお時間あればおいでください。 私がなぜこんなことを始めようと思ったのかということについては以前にも書かせていただいたと思いますが、今

しばらく書けませんでした

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先日ちょっとパソコンが不調となり、違うパソコンで作業をしていたのですが、このブログの書き込みが上手く行きませんでしたので、アメブロやFBで投稿しておりました。 パソコンが直ってきましたので、また再開させていただきます。 先月には久しぶりに博多、熊本にいってまいりました。魚や食べ物は美味しくていいのですが、泰三のキモノの様なものを置いていただけそうな専門店やデパートもなく、苦々し
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