2013年10月アーカイブ

博多での作品展

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この春から私的な理由で2度ばかり博多に寄せていただいたのですが、ついでに市場調査でキモノの販売拠点を見てまいりました。 ハッキリ言って150万人以上の人口のある街にしてはあまりに品揃えが貧弱だとしか言いようがありませんでした。 かつては大変有名な専門店やデパートの呉服売り場も充実していましたので、泰三のキモノもそういうところを通じて売れていたのは確かです。 ところが現在そうした

信用第一

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東京にいると最近色々ストレスのたまることが多いのですが、京都に帰るとまた違う種類のことで嘆くことの多いこの頃です。 今回もまたきな臭いうわさなども含め、キモノ業界の混迷を感じざるをえません。 きもの業界は長い歴史を持っています。実際長い社歴を誇るところも数多くあります。 かつて私が若い頃は京都で断トツの基幹産業でしたし、信用のある業界でした。ですから長い期日の手形を発行してもお

文化力と政治

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以前にも書いたことがありますが、私は教養というのを文化力と読み替えています。 明治になってCULTUREの訳語として文化という言葉が使われてから、文化という言葉の持つ意味は非常に広がり、自然界に人間が手を加えてつくり出してきたものすべてを文化と言うようになりましたから、本来の教育を強化するなどというような意味だけでなく、宗教、言語、習慣、風習なども全て文化と称します。 このCU

きものサローネ

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昨日から3日間、日本橋三越の向かいのビル2つで開催されでいます。 雨の中でも多くの女性がそれもキモノ姿で来場されていました。 聞いたところでは3000人くらいだったそうです。お天気ならもっと多くの方がお見えになったことでしょう。 きもの業界の次世代を担うような人たちが情報発信で参加していますが、これからのキモノ業界の流れを見る思いです。 東京などの都市部では、キモノはすでにファ

洛中洛外図

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上野の国博で開催中の「京都」と名を打つ展示を見てきました。 洛中洛外図屏風と、御所、二条の障壁画などの他に、龍安寺の石庭の四季を、4K画質の超ワイドビジョンで見せるという企画もなかなか興味深く、毎日6時からは東洋館の外壁を使い、3Dプロジェクションマッピングの投影も行われています。 これには日本テレビ、読売新聞社が協賛しているようです。 洛中洛外図屏風はいくつもあるのですが、今

今日から振袖展

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20日(日)までオリジナルのものを中心に振袖展を開催いたします。 梅垣さんの振袖用の帯も含めて、とても美しいものぞろいです。 現在の振袖はインクジェットなどの低レベルなモノづくりが益々増えているようで、 従来のまじめなモノづくりは影を薄めつつあり、当然ですがそういうものを作るための生地や材料も枯渇し始めています。 普段からの需要がなければ、そういう仕事が維持できないのですが、大

キモノの色気

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最近京都の祇園あたりをレンタルのキモノで歩き回る若い女性が増えています。 なかにはカップルで来ている若い人もいます。 まあそのキモノの質はとんでもなく低いですし、帯も袋帯でなく浴衣に締めるようなペラペラのものです。レンタルの料金も安いので仕方がありませんが、祇園のお茶屋の女将さんもまさに景観を乱すと嘆いています。 着る側もほとんどが初心者が多いので、その立ち居振る舞いがあまりに

きものサローネ

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10月20日(日)21日(月)22日(火)の3日間、昨年に引き続き今年もキモノサローネという催しが開催されます。 http://kimono-salone.com/seminar_blocks/index/00040/000002 今年は日本橋コレドと隣のYUITOの両方を使って、展示、即売。キモノショー、その他のパフォーマンスなど多彩な内容となっています。 まあ展示品も玉石混
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