2014年2月アーカイブ

東京都の青梅市に白木屋さんという呉服屋さんがあります。 知る人ぞ知るお店です。 当主の根岸さんは、私と年は一回り下でまだお若いですが、その学識、見識、 教養の深さには舌を巻いております。 染織の知識もこの業界随一ではないでしょうか。 青梅というところは確かに地理的には都心からも大分離れていて、訪れるには時間もかかります。 でもその不利を凌駕するものがこのお店にはあると私は思いま

きもの文化検定

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きもの文化検定というものがあります。 日本中何でも検定流行ですが、きもの文化検定も8回が過ぎたそうです。 キモノの好きな人を増やすという意味ではそれなりに効果があったのかも知れませんが、受験者数は減る一方で、最初は7000名以上あったものが昨年では2000名もありません。そのうえある級に合格して、その上の級を狙う人、つまりリピーターも減っているようです。 だんだん尻すぼみになっ
14周年の感謝の会は23日までなのですが、2週にわたる雪のために、行きたかったけれど行けなかったというお客様からの声もあり、実際ひどい天気でしたし、私どもでさえ通勤するのも大変でした。 そういうわけで、特別に3月も感謝の会を再度開催させていただくことにいたしました。 期日は3月15日(土)~23日(日)です。19日は定休日でございます。 4月からは消費税も上がり、モノづくりの

インクジェットのキモノ

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正確に言うと、インクジェットプリンターを用いて製作したキモノのことです。 私は以前にもお書きしたと思うのですが、この製法で作られたキモノを否定するものではありません。 インクジェットプリンターは繊維関係ではずいぶん古くから使われていて、当初はTシャツにプリントするような程度だったのですが、技術革新の結果、いまでは相当に細かな表現も可能で、アパレル関係でも以前から使われていますし

本当に危機的です

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近年、振袖などはインクジェットでの生産が益々シェアを高めています。 こういうまさにペラペラの生地に印刷したキモノに-、くしゃくしゃの締め方しかできない帯がくっついてセットでNCなどで売られているわけです。 安価な価格設定ではそういうものしか作れなくなっているのは確かですし、品質は落ちっぱなしですが、生産全体のことを考えると、ある意味必要悪かもしれません。 インクジェットの振袖は

唯一無二之会

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昨日から銀座の文藝春秋ホールで、結城紬の龍田屋、縞屋、大島紬(鹿児島)の関絹織物、中川の4軒でそれぞれのこだわりの作品を展示されています。 この4軒はそれぞれの産地のこれからを担う若手ですが、非常に厳しい時代だけに、そのこだわりを伝承していくのは極めて難しく、そのご苦労がしのばれます。 私でもそうですが、自らのものづくりを正しく理解いただける方々がおられないと生産が続きませ

産地の情報発信活動

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私は銀座の店を通じて京都でつくった私の作品などを、正に産地直送でお届けしております。その間には如何なる問屋も小売屋も介在しないのです。 ですから作り手としての知識があるので、色々なお誂えも含めて色々な提案ができます。 小売店に知識がないなら作り手が前に出てくる方が消費者にとっては幸いだろうと思います。 真面目な作り手は売り先がなくなることでその流通先がなくなり、その結果生産も減
お陰様で銀座きものギャラリー泰三という、昭和22年創業キモノの製造卸業の(株)染の聚楽の直営アンテナショップを開設してはや14年目に入ります。 この店を開いたころ、呉服業界はバブル経済がはじけてからの大きな下降局面で、多くの老舗問屋や専門店の倒産や廃業が相次いでいました。 どちらかというと作り手の私も、多くの得意先を失い又被害も受けておりました。 父と2代にわたって作り上げてき
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