2014年10月アーカイブ

桐紋について

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先日お得意先で黒留袖を売っていただき紋入れ加工に戻ってきて、大変驚きました。 なんと五七の桐です。 以前にも桐紋のことは解説させていただいたと思いますが、改めて書かせていただきます。 もともと家紋というのは、平安時代の公家が自分の好きな花などを文様化して、着るものや身の周りのものに付けたという事が始まりとされています。 いわばそのお公家さんのアイデンティティですかね。 その後戦

構造的な矛盾

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京都に帰って、最近感じることは、レンタルキモノ姿がとても増えていることで、中には外人の集団までもが着ています。 そのセンスの悪さや質の悪さは問題ですが、すくなくとも京都でキモノを着て観光をするということに関しては、その需要は増える一方で、当然そういう業者も増えて余計に質が下がるという結果です。 日本人では圧倒的に若い女性で、中には初めてキモノに袖を通すということもあって、京都観

寂しい話

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月曜日にお召の会は終了いたしましたが、多くの方にお見えいただき、同じ織物のキモノでも本当に色々なものがあることをご理解いただいたのは嬉しく思います。 西新の織の技術はまさしく世界最高峰で、大変複雑な織の組織を駆使することで、まさしく織れないものはないと豪語するに足る、素晴らしい作品を作り続けてきました。 しかし問題は、そのためには多くの人の労苦が求められるという事で、1人で出来

地唄舞

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昨日は地唄舞(地歌舞とも言います)神崎流の神崎えんさんのリサイタルに行ってきました。 地唄舞はもともと上方のもので、今でも上方舞とも言っています。 京都の井上流、篠塚流は京舞とも言います。能の舞を参考にしていますので、その足の運びや構えに仕舞に似たものがあります。特に井上流は家元が能役者と結婚していて、扇の扱いなどもまさに仕舞といえるような振りがありますね。 ところで地唄という

最高の生地のお召

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台風もアッという間に通り過ぎ、東京もこれと言った被害がなく、何よりでした。 夜中に強風が吹いていたので、店のほうは大丈夫かと思ったのですが、何もなく一安心です。 今展開しているお召は、信じられないほど軽いのですが、本当に良質で細い糸で織られている証左です。 かつてはそういう本当に一味も二味も違うお召しもたくさん作られていましたが、最近は本当にそういうものを見ません。 今回の作品
今日から20日まで西陣の工芸的なお召のキモノの会を開催します。 これは西陣織のキモノの製造卸を営まれる老舗の「よしい」さんの作品展です。 織物を後染めしたり、絞り加工を加えたり、縫い取りお召しの上に刺繍を施したり、普通の織のキモノを超えたこだわりには、私も感心するばかりで、そのものづくりの姿勢は私共と共通するこだわりです。 今はコピーなど何とも思わないろくでもない輩が山ほどいる

芸術の秋

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明日から京都国立博物館で鳥獣戯画と高山寺展が開催されますが、それ以外にも大変興味深い展覧会が目白押しです。 東京国立博物館の日本国宝展も見てみたいですね。 ここには昨年3月末時点で国宝は館蔵品87点、寄託品49点ありますし、重要文化財だと館蔵品が631点、寄託品253点と、質量ともに日本一の博物館であることは間違いありません。 今回はここにあるものだけでなく、他の美術館からも出

動けばそれなりに

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博多での作品展は無事終了いたしました。 多くの方にご覧いただき大変喜んでおります。 見ていただくだけでもよかったのですが、お買い上げもいただきそれなりの成果を上げてまいったわけです。 昨年に続いて二度目ということですが、今年もやはりネットを通じての発信が効果を上げており、 SNSなどでお知り合いになった方々のご尽力も大きかったのです。 じっとしていても何も生まれません。かといっ
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