キモノと言う日本の衣裳だけでなく、世界中には民族衣装は数多く在ります。 当然ですが、どんな時にはどんな風にどんなものを着るのか決まり事があります。 普段着で遊びに行くのには、別にこれと言ったルールlがあるわけでもなく、お洒落を楽しまれれば良いのです。センスの良し悪しはあると思いますが、少なくとも人が眉をひそめるような着姿をされなければと思いますがね。 時々とんでもないコスプレ同
2015年7月アーカイブ
過日フェースブックでお読みになられた方もおられると思いますが、私にとって驚きのご質問がありました。 「弟の婚礼なので黒留袖を着て行こうと思ったら、嫁いだものは控えて色留にしなさいと言われたが、本当にそうなのか」と言うような内容でした。 近年留袖の生産が激減している理由がわかった思いです。 はっきり言って黒留袖と言うキモノのことをご存知じない方があまりにも多いということです。ミセ
夏のキモノにも色々なものがありますが、これと言った改まった場所に着て行くものはやはり絹の絽の付下げ、訪問着などが相応しいでしょう。 やや軽いものでは絽の小紋があります。 かつては絽の振袖、黒留袖、色留袖なども生産されていましたが、近年ほとんど作られていません。実際絽の白生地の主たる生産地の新潟県の五泉などの統計を見ると、三本路、五本絽などとても生産が落ちています。これにはそれな
夏のキモノの定番で麻のキモノがあるのですが、昨年買いながらまだ着ていないとても綺麗な色のものがあるのですが、いつデビューさせようかと思案中です。 ところで麻のきものには「ラミー」とか「苧麻」とか「からむし」という言葉が品質表示のところに書いてありますね。これは本来みんな同じ意味なのです。 現在の麻の繊維は大きく分けると、ラミーとリネンです。日本語で苧麻と亜麻です。キモノは苧麻
今の政治はまさに最悪、最低レベルで、この国の未来に赤信号が点滅していますが、政治家の超無教養が大きな原因で、特に日本文化に対しての造詣など皆無に近く、文化を知らないということは、歴史も知らないということです。 こういう程度の低い男がどんどん政治家にふえています。そんな男にどうして日本の未来が語れるのかと私は呆れると共に危機感募るこの頃です。 茶道、能などが武士の教養として長く伝
私のことをフェースブックで見ておられる方はご存じですが、お陰様で今年の初めに孫に恵まれました。 京都で生まれたのですが、100日ほどの後に、地方都市に移動しました。 その孫に会いたさに毎月通っているのですが、きものに関しては案の定ですが、私の感性を共有できるような店はただの一軒もありません。 多分可処分所得はあるのだろうと思いますが、泰三のものだけでなく、梅垣さんの帯なども、置
梅垣さんが数年前から開発されてきたKARAORI NOUVEAUというジャンルの帯は、明治初期、為政者の教養不足から日本の多くの美術品などが海外へ流出してしまったのですが、その中に小紋などを染めるための伊勢型がありました。これは渋紙を重ねて作ったものに突き彫りでなど、繊細な技で穴を開けたものですがここに彫られた文様が、後のアールヌーボーという流れのものづくりに多大な影響を与えた
1