2015年9月アーカイブ

淘汰

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友禅の工程に、地直しといって、 かつては手描き友禅の製造段階で色々シミが付いたりしたものを落としたりする仕事があります。最近は補正業などとも言います。 一昔前は、生産数が猛烈にあったので、大変忙しい目をしていたモノですが、徐々に新規生産が減り始めてからは、仕事がとても少なくなり、アルバイトをしなければ食べて行けない人も多くなり、廃業した人もとても多かったのです。 ところが今はま

当たり前の話

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キモノ業界は全般にこの5月位から相当に苦戦な状況です。 不安定な天候にも影響されていますし、ろくでもないカスのような政治で将来への不安が増し、不要不急のキモノの購買が減っていると言う側面もあるでしょう。 或るナショナルチェーン店は会社ごと売りに出されているといううわさもありますし、チェーン店の苦境は半端ではありません。 当然そこの納めている問屋の苦境も同様です。 不要不急のもの

本物を見る目

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最近、歌舞伎でも古典で、かつ大幹部だけのときに歌舞伎座の入りが悪いのだそうです。 かたや漫画の主人公を主題にした新作ものが満員だったり、ある特定の若手役者のところだけが切符が売れているとのことです。 つまり歌舞伎という伝統文化を見に行くのではなく、若手の誰かだけを見に行く、面白くてわかりやすいものを見に行くという傾向が年々強まっているような気がします。 若手は客が呼べるからとい

連帯

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我々のキモノや、西陣織の帯などは、高度に分業されてモノづくりをしていますので、 伝統産業の中でも工程としては大変長く、完成までには多くの人を要します。 最高のものづくりには1から10まで優秀な技の連続がないと完成しませんが、そのラインがだんだんつながり難くなってきたということはいつも指摘している通りで、年を追うごとにその高齢化は進むばかりですし、この先どうなるかは誰しも予想でき

伝統工芸展

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今三越本店で恒例の伝統工芸展が開催されています。 以前にも投稿したと思いますが、日本工芸会主催の公募工芸展です。 日展の工芸界とは一線を画し、正に伝統的なものが主で、現代工芸的なものは入選しません。 でもこれこそが日本の先人が築いてきた文化であり、これからは現代美術だなどと嘯く輩に伝統工芸を下に見るような言動がありますが、呆れ返る話です。そういう輩に限って日本の文化を知りません

天候不順

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どうも最近、所謂天変地異が連続します。 地震、噴火、台風、風水害、竜巻などなど、以前には考えられない頻度です。 東日本大震災での原発事故も終息しない間に、原発再開したり、国民をだましてアメリカの言う通りのバカポチになろうとしたり、オリンピックで一儲けしようという企みがばれたり、こういうのはまさに汚らわしい欲からくることで、これに神罰が落ちているのかも知れません。 かつて平安京以

秋になって

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色々私事で忙しくやや投稿ができませんでしたが、あっという間に酷暑も過ぎ去り朝晩も涼しい風が吹いています。 最近の天候は不安定で、超優秀なコンピューターを持ってしても外すことも多く、特にゲリラ的な豪雨にはキモノを着ていたときには特に困ります。 さて9月も半ばとなり、流石に透けるキモノというのも気恥しく、単衣を着ておりますが、夏物でも今シーズン一度しか袖を通していないものも何枚もあ

コピー問題

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巷を騒がすオリンピックのエンブレムコピー問題には呆れ返るとともに辟易しております。 今のああいう業界というのはネットを駆使して他人のデザインソースを取り放題なのでしょうか。 今回のこともいくら抗弁してもやはりコピーのそしりは免れないでしょう。 それにコピーの作品はやはり何かしら力がなく訴えるものがありません。 あのエンブレムを褒め上げるというのは感性が貧弱だとしか言いようがあり
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