告別式での黒紋付き姿

カテゴリー:

先日アップしたつもりが保存をするのを忘れたようで消えてましたので再投稿いたします。

歌舞伎座に夕方に行くと、キモノ姿もよく見かけます。

明らかにリサイクルだろうというキモノに、柄足袋に柄衿と言う姿も多く、時代は変わったなと言うしかありません。

男のキモノ姿でも、お召しの上下に袴を付けているのに、カラー足袋と称する奇妙なものを履いていたりします。

これはすべて知らないからですね。

今日もある方からお電話がありましたが、男が葬式で黒紋付き袴を付けるとき、衿と羽織紐と鼻緒はどうするのかという問い合わせでした。

全て白が正式です。

葬式というのは故人の死出の旅立ち、お成仏されるのを見送るのであって、決して悲しいことで

はなく、結婚式と同じ姿をするのが正式だと、私は父がなくなって喪主をするときに教えられました。

歌舞伎役者などが黒の紐や鼻緒をつけているのを見ますが、正しく無知から来ることです。

普段彼らは殆どキモノを着ないから、キモノのことは良く知りません。

伝統芸能に携わるものがすべてそうした知識があると思うのは錯覚です。

元来喪の衣裳は白でしたが、明治になって欧米文化が入って来て混乱しました。

現在でも喪主が白紋付きを着る地方もあるようです。

黒紋付きを着るときは袴を付けるのが正式です。喪主は当然黒紋付きですが、会葬者は普通のキモノ姿でも紋の付いた羽織をお召になれば良いと思います。ただ足袋は白にして下さい。

こうしたキモノのTPOを、売る側は勉強しておかねばなりません。

売る側も着る側もなにも知らないと、多くのルールがいつの間にかなんでもありになっていきます。これは伝統とは言いませんし、改革でも変革でもありません。

その辺歩き回るくらいならいいですが、如何にも婚礼に出ますと言うような時は白に決まっています。

何度も何度も指摘していますが、いまだに分からない人が多いようです。

だんだん言うのも嫌になってきますがね。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.taizou.jp/mt/mt-tb.cgi/1571

コメントする

月別 アーカイブ