またまた衣替え

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この間単衣、夏物に替えたと思ったら、あっという間にまた袷に衣更えですね。

しかし近年異常気象がつづき、今年もとても秋とは言えないような天候が続き、雨も続き蒸し暑い日々が続いていますね。

こういうときは普段着なら、その日の天気に合わせて、単衣などでも構わないですが、さすがに浴衣というわけには参りませんね。

京都の祇園などではレンタルきもの姿が日常茶飯事となって久しいですが、最近は半分ほどは中国人など外国人が着ています。ただ先日浴衣姿の女性が何人もいてさすがに違和感を思うと共に、貸す側の見識を疑いました。

ですからまあ単衣なら無難ですね。

ただ正式な場所、伝統的な儀式の席ではやはりキモノも合わせで行くべきでしょう。

これこれからもこうした天候が毎年続き、それが当たり前となるようなら、長い伝統的な服飾文化にもなにがしかの考慮を加えるべ気なのかも知れないとも思っています。

この異常気候のために、来客が少なく物販関係は不調で、特にキモノの販売は8月以降もずっと低迷しております。

当然ですが生産を極度に絞っていて、特に腕のある職人さんなどは仕事がガラガラの状態です。

高齢化進行していますので、しばらく手が休むと、感を取り戻すのに時間がかかるのです。

そうしたことが常態化すると当然ですが技量が低下します。

いつも手が動いていないといけないのですが、この先も心配です。

材料の低質化、枯渇の話も聞えていますし、需要低迷が続くと、私が予想しているよりも早くいろ色生産上の齟齬をきたすことが現出するように思います。

キモノの需要はその背景の伝統文化と大きな関係があります。

リサイクルキモノただただ着て回る人がいくら増えても、キモノの需要には貢献しませんが、

お稽古事を始めれば、色無地の1つも作るようになるでしょうし、茶道、華道、その他伝統芸能のお稽古などを始める人が増えて行けば上質なキモノの生産回復に結び付くかも知れません。

伝統文化の世界は閉鎖的なところがあって、情報発信も不十分です。

最近日本文化への興味、見なおしの機運が高まっているような気がしますし、そうした層に、伝統文化への誘いをもっともっと発信していくこと、その世代に近づいている努力をしなければなりません。

高齢の芸人では無理ですから、次世代を継承する人たちには努力してほしいものです。

呉服業界でも口を酸っぱくしていうのですがいまだになにも手を打たない老舗を見るにつけ絶望的な思いをするこの頃です。


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コメント(2) | コメントする

以前衣替えのことでコメントした者です。
私の地元では10月に入っても30度を越す日があり
単衣も着ていられない有様です。
今後はそういう日のために絽の着物に秋の色柄を染めたり
襦袢でも黒や墨色等長着の透け感を抑える目的のものを作れば
喜ばれるかもしれませんね。

なかなか良いアイディアだと思いますが、需要はそうはないと思われますから、誂えるしか無いかもしれませんね。
私個人は単衣を延長して着ればいいと思いますので、10月になっても着そうなものを整理に出さないで置いておいて様子を見るということにしようかと思っています。

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