詐称?

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当店に時々自分の買ったものが泰三のものか見て欲しいという方が来られます。

すっかりそうだと思っておられる方には申し訳ないので本当のことは申し上げない時もありますが、全て違います。

買われたときのことがよくわからないので何も申し上げませんが、これが私の作品だといって売られたのなら明らかに虚偽ですが、私が作品に泰三というロゴを下前に入れ始めたのは20年くらい前ですので、それ以前は当社のコピーが相当数出まわっていて、それを買われて後で泰三のものではないかと思っておられた方もおられましたが、一目見てわかりますがすべてコピーでした。

ところが今日おいでになられたお客さまのキモノには驚きました。

写真でしたが、最近ある地方都市のリサイクルショップでお買いになったそうです。
下前に金箔で 「伝統工芸士 泰三」といれてあるのです。

仕事は全然違いますし、泰三の字体も違います。

この方は私のことはネットでご存じだったようなので、何か違うなと思いながらも安いので買い求めたと言われていましたが、東京に来たついでに確認においでになって、全く違うということを理解されました。

ちなみに伝統工芸士で名に泰三の付く人がいないか調べてみましたが、染織関係には京都にも東京にもおられません。

つまり明らかに私の作品と混同、錯覚させようとしているのは明らかです。

「泰三」だけ入れると、不正競争防止法違反になるのを知っていて、伝統工芸士なるものを上に付けたようです。
まあ噴飯レベルの愚かな行動ですが、リサイクルショップに出てきたということは過去に誰かこういうことをしたものがいて、そのロゴは型を作ってあるのも確かなので、他にもまだ相当数似かよりのものがあるのでしょう。

どうせろくでもない問屋かメーカーの発想でしょうが、製品も全く違いますし笑い話ですませます。

若し今後もそう言うものが出てきたらお問い合わせください。
ただ売る側が私のものだというと罪になります。

京都では何を作って良いのかわからない輩が今でも平気で他のメーカーのものを確信犯で大きな顔で雑誌やネットにアップしています。

泰三のものもいまだにやられていますが、まあ品性の問題で可哀想な輩だと同情しております。

少し変えればいいのにそのままで作るなど知恵がなさすぎます。

まあどの業界でもこういうことは日常茶飯事なのでしょうが、業況が悪いと余計にそう言う輩が出てきます。

この間友人の悉皆屋の名前そのものを語って、つまり偽物が、全く違う製品を呉服屋に売っていたと聞いてこれもまた驚きました。70過ぎた男らしいですが、すぐばれるのに嘆かわしい愚かな行為です。

これは完全に刑事事件の範疇ですが、友人はこっぴどく説教しただけで済ませたそうです。

私は結構ネット上に名前や画像が流れているのでコピーをされることはあっても本人になりすますことは不可能でしょう。顔写真もすぐに分かりますのでね。

まあそれにしてもいつまでたってもろくな話もないキモノ業界です。

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