2017年1月アーカイブ

キモノ業界は各産地ともに大変な苦境で、後継者が育たず現在従事している職人さんたちの高齢化は進むばかりです。 最近は紬の売れ行きが鈍ってきて、織の産地の低迷も顕著となっています。 今あるデパートで開催中のバーゲンでも、全体が低調な中で、織のキモノはほとんど売れていないそうで、付下げ、訪問着の購買が多いそうです。 これにはいくつか理由があるように思います。 近年洒落もの中心の販売が

保護主義は衰退を生む

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アメリカ第一主義と唱え、保護主義貿易をしようとする大統領が誕生しましたが、 保護主義は国が栄えるどころか、逆に衰退していきます。 自動車などはどこで組み立てるかということで、部品なども色々な国から輸入してなり立つ今の 現実では、自分のところだけでなにも出来無いし、協調なくして良いものは作れません。 キモノ業界でもかつて輸入生糸から国産糸生産を如何に守るかということで、結局役人の

厭世観

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新年に入り、昨年度の丹後、長浜という2大白生地生産地の統計が発表になりましたが、まさに底抜けの状況で、減産に歯止めがかかりません。 丹後が最盛期の3%、長浜が2%まで生産が落ちていて、廃業も続いています。 種々の原因は考えられますが、要は輸入生地では無く、国内産の生地を使った染物の生産が増えなければ、このままでは、嫌気がさして辞めていくところもまだ増えていき、産地全体の生産シス

成人の日

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今年の成人の日は9日でした。 かつて小正月、つまり旧暦ですが1月15日に元服を執り行われていたので、ずっと1月15日を成人の日としていたのが、休みを増やそうというだけの理由でそうした歴史をないがしろにするのが、今の教養なき政治家と官僚です。本当に情けない話ではあります。 我々団塊の世代は成人する人口が270万人もいましたが、今年は123万人で、半分以下です。しかも新生児も年々減

創業70年

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早7日正月となりました。銀座の店は明日から開きますが、我々は今年は12日から銀座に出勤いたします。 お正月ですので、少しお安く出来る様なものを考えておりますので、お時間あればお立ち寄りください。 フルリスクで物を作りながら、また自ら店を出して売って行くという経営形態は大変でしたが、 おかげ様で開店から17年目を迎えております。 年々販売の最前線のベテランが現場を去って行くことで

謹賀新年

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新年あけましてお目出とうございます。 今年も相変わりませずよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。 本年はキモノ業界にとってもターニングポイントとなる可能性があります。 この2年、キモノ業界の末端需要は縮小の一途で、当然ですが生産者の苦境も半端ではありません。 従来からボリュームゾーンを支えてきた、所謂中級品のキモノは、急激に生産を絞り始めています。 それゆえ、白生地など
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