謹賀新年

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新年あけましてお目出とうございます。

今年も相変わりませずよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

本年はキモノ業界にとってもターニングポイントとなる可能性があります。

この2年、キモノ業界の末端需要は縮小の一途で、当然ですが生産者の苦境も半端ではありません。

従来からボリュームゾーンを支えてきた、所謂中級品のキモノは、急激に生産を絞り始めています。

それゆえ、白生地などの生産は殆ど底割れ状態ですし、生産が落ちると、ベテランも現場を去り、品質も下がります。

多くの加工場も廃業を検討していたり、倒産の噂も絶えない問屋筋もあります。

今年明るい話題がないと、非常に心配なことになりそうです。

職人さんも高齢化は、仕事の質も低下します。

この間同業者と話していたら、ちょっと重い仕事が来て職人さんに頼んだらこんな仕事は出来ないと言われたそうです。良い仕事ができる自信がないというのです。根を詰めて仕事とをする体力や気力が衰えているのです。

私が予想して言い続けていたことが本当になってきました。勿論気力体力に溢れた方もおられるのですが、いかんせん名人技を発揮できる仕事がないと来ていて、安くしろということばかりでは、本当に色々な技は消えてしまいます。

一珍糊という技法などは糸目糊置きよりも古くからあった技法で、水洗しなくてもおとせる、掻き落とし糊と言われ、うどん粉や小麦粉を原料としているので、地染めをした時に、その糊が割れて入りこみ、氷割れという味のある染め方が出来ます。

ただこの技法を知らない業者がほとんどとなって、要求されることも無く、多分いずれ消えてしまう技となるでしょう。

業者の不勉強、経験不足が、益々技の消滅を加速化させるでしょう。

私は言わば古き良き時代の生き証人として、これからもできる限り、私なりの本物を作り提案したいと思っております。

まだまだ泰三のキモノをご存じの無い方も数多くいらっしゃいます。

当店には飛んでもない高級品しか無いという誤解があるようですが、仕立て上り税込で20万円代のものからございます。

遠慮なく泰三のこだわりをご鑑賞においで頂ければと思います。

何はともあれ今年もよろしくご高配のほど心よりお願い申し上げ年頭のご挨拶に替えさせて頂きます。

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