成人の日

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今年の成人の日は9日でした。

かつて小正月、つまり旧暦ですが1月15日に元服を執り行われていたので、ずっと1月15日を成人の日としていたのが、休みを増やそうというだけの理由でそうした歴史をないがしろにするのが、今の教養なき政治家と官僚です。本当に情けない話ではあります。

我々団塊の世代は成人する人口が270万人もいましたが、今年は123万人で、半分以下です。しかも新生児も年々減る一方で、昨年は100万人を割り込んだとのことでした。

これから先高齢者の死亡数が増え、かつ新生児が増えないということだと、日本の人口はずっと減り続けていくことになります。

人口が減ったほうがいいなどと言うような暴論を吐くバカな政治家もいますが、教養がないとすぐ他人の芝生が青く見える、つまり北欧のような国がいいなどと思ってしまうのですが、元々人口の少ない国と同じに論じるのはまったく無意味ですが頭が悪い政治家が激増していて、経済の何たるかもわかって今せんし困ったことです。
日本という国は戦後の生めや増やせやという時期で人口が急増し、高度成長下で、その多くの生産人口で物をつくり、消費してきました。

みんなで作りみんなで使い経済が回っていたのです。

それがバブル経済がはじけてからの政官財のかじ取りがあまりに拙劣なために、将来への不安を抱える人が急増し、子を生み育てるコストを気にして、種族防衛の本能がうすれ、子を生まない夫婦も増えています。

将来の生活の安定、安心感をどのように醸成していくかが今この国の政治で問われているのに、見るも無残なほどの、無能の政権は目先の経済の拡大があれば何でも解決するという、どうしようもなく品がなく、先が見られない屑政治を続けています。

文化、教育の金を減らそうとするなどとんでもなく下劣で下品で思いやりのない政治は、国富を減じ、破滅への道をたどります。

子供が増えると、高齢者に偏っている金融資産も、孫のために動きますし、精神的な喜びも増します。

ところで成人の日に振袖を着るのは、振袖がミスの第一礼装であり、未婚女性に取ってこの日が大切な晴れの儀式だからに違いありません。

かつては成人式を華美にしてはいけないなどという、日本文化のなんたるかも知らない低度の低い地方自治体もあって、振り袖着用禁止という嘆かわしいところもありました、

今でも育ちの悪い学校長などが送り出す先生にキモノの禁止だとか、相変らずに本人でありながらとんでもないことを言う情け無い輩が教育側にいるのは大問題です。

成人人口が減ったとはいっても、振袖ビジネスはチェーン店などの大きな核となっているので、手を変え品を変え、何とか売ろうということで必死です。

しかし余りに粗悪なインクジェットの製品が出まわり、買うに値しない品質なので、レンタル比率は年々上昇し、今や6割を超えているといわれています。

方や母親の成人式の時のものを着るというママ振りが、2割近くいるといわれていて、そうなると実際の販売数は全体の3割もないということになります。

販売をレンタルに変えて行ったのもこの業界ですし、相も変わらず先の見えない消費者目線ゼロの呆れ返ったありさまにいつも絶句する思いです。

娘に最高の晴れ姿をさせてやりたいということで泰三の振袖をお求めになるかたも少なくありませんし、真面目ななものづくりをしてリーズナブルな販売をしていければ、まだまだ市場はあるように思いますがね。

過日ある地方のデパートの外商のお客様が娘の振袖を見に行ったら、京都のあるメーカー問屋のものを薦められたそうですが、400万円といわれ、さすがに高いと言ったら、何とその場で半額にしますと言われたそうです。

そのお客様は良識ある人だったので、それは逆におかしいと感じ断ったそうです。

またある京都の問屋の主宰する消費者セールに、小売店に連れて行かれた客も、240万円だけれど半額にするといわれ、胡散臭さを感じて断ったそうです。

こういう話が枚挙にいとまなく聞こえてきます。

真面目な値付けをしていたら、こんなことになるわけがありません。半額にした値が普通の値で、それよりも安くし手初めて値打ちある価格ということでしょう。

またある現金問屋で買うつもりだったが、仕立てを自分のところでやるというのですが、こういうところは大体ベトナムとかに出すので、仕立て代で儲けようというところも多いのです。

チェーン店の仕立てはほとんどがそうです。悪いというわけではありませんが、加工賃で倍も儲けようとか本当に情けない嘆かわしい商いをすることに恥知らずな輩の多いことです。

ろくでもない大手問屋が値引きセールスを提案しますが、自らの信用を貶めるだけだということになぜ気がつかないのですかね。

何とか売りつけようという情けないさもしい精神では良いものなど扱えるわけもありません。

真面目な商いをしている人は奮起してこういうごみ屑業者を業界から駆逐するよう大きな声を上げるべきだろうと思います。

すぐに大きな値引きしますなどと言うようなところがでついている値段は詐欺的ですし、絶対買わないほうが良いのです。

流通業の質の低下が、益々本物の生産を阻害していくことになります。

経産省もろくでもない堂々巡りの会議などやめて、こうしたとんでもない流通環境の是正などに知恵を出して欲しいものです。

今年もこういう話がずっと続くことのないよう、業界が衿を正して消費者目線の商いを心がけることを願っております。

まあ私は変わらぬ姿勢で、お客様と職人さんの間で、良いお仕事のものが届けられるよう努力をしてまいりますので今年もよろしくご高配のほどお願い申し上げます。

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