需要喚起

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中国から帰ってきて、中1日で再び東京に出て参りました。

今月は付け下げのお誂え会をいたします。

自分のお好きなお色目で、好きな柄で、予算内でお染しようという試みです。

過日色無地をお染いたしましたが、大変喜ばれております。

最近私もデパートなどでも上品な色目のものがほとんど無いというのが現実で、売り手、作り手の勉強不足も甚だしいというのが現実です。

この間も高級手描き友禅を主とした製造問屋が倒産しましたが、見渡すところそれに代わるところはもうほとんどないというのが本当で、作り手の厭世観は増すばかりです。

しかし相変わらずデパートなども作家ものや、問屋名だけで物事を言うような販売が続き、本当に消費者が何を求めているのか理解できず、作り手へそういう情報を流す能力もありません。

有名なデパート問屋も、自分の都合ばかりの商いに終始していて、現実に苦戦していて大きな赤字を計上しています。

それを景気が悪いというせいにしていますが、実はそうではなくて、消費者が求めるものを正しく製作していないということに根本的な原因があります。

お誂えはそういう意味でも、これからのモノづくりの方向性としても有効ですし、確かにある意味手間もかかっても、せっかく作るのだから本当に気に入ったものが欲しいということでしょうし、そういう手間暇惜しまず消費者に努める誠実な態度が求められています。

相も変わらず店外催事で聞いたことのないような作家のわけのわからないようなものを、
舌先三寸で高く売りつけるような商いをし続けるところに、未来はありません。

楽をして儲けようというような時代ではありません。

必死になってやっと食べて行けるというのが本当です。

銀座も物販全般よくありませんし、銀座にできた大きなビルも観光客がただ見に行っているだけというのが本当です。

内需が伸びない大きな原因は政治の貧困にありますが、益々質が劣化しており、このままでは本当に大変な状況であろうと思います。

よく言われるオリンピック特需も物販にはないようですし、その宴の後の強烈な不況も今から予想されています。
今の無能政治ではとんでもない状況が招来すると思うので、キモノの本物も今のうちに購入された方がいいというのはいつも言いますが嘘ではありません。

とりあえず私なりには色々頑張っては見ます。


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頑張って下さい。
着物文化厳しいですね。
でも、無くなるものでは無いです。日本の文化です。
守っていきたいと思っている一人です。

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