藝に遊ぶ

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FBにはすでに書きましたが、
家を整理していたら、「游於藝」と言う字の色紙がありました。これは論語の中にある言葉で、「志於道 拠於徳 依於仁 游於藝」の一節です。  
述而第七の一節。
「孔子はおっしゃった。
正しい道を身につけるために志を持ち、
それによって得た徳を拠り所とし、仁という人間愛に寄り添い、
その上で豊かな教養の世界で心遊ばせる。
それが君子の姿である」
当時の藝というのは6つあり
礼(礼法)、楽(音楽)、射(弓術)、御(馬術)、書(書法)、数(算術)だそうです。
この最後の藝に遊ぶと言うのがなかなかに蘊蓄のある言葉で、
人それぞれに色々な解釈があると思いますが、
孔子の言う芸とは教養であり、学問と礼儀作法、武芸も含まれていました。
そして人への愛情、仁を大切にしつつ、そういった教養(芸)のなかに遊んで、人格の幅を広げよと説いているのでしょう。
「游」の字はもともとは「およぐ」という意味ですが、自由な気持ちでその中に身を委ねるという意味もあるようです。
学ぶだけでは駄目で実践することで初めて意味のある教養となると言うことでしょうか。
孔子はご存じのように紀元前の人物です。
その当時、君子たるものはこうあらねばならないと説いている言葉が今でも生きていると言うことは、人の営みは古今東西変わっていないと言うことで、人の上に立つものはこうした先人の言葉をよく勉強してほしいものです。
私は死んだ父の後を継いでここまでやってこれましたが、色々迷うと格言集や家訓集、偉人の伝記などを読んだものです。
必ず何かヒントがあるものです。
君子は自らを律し、戒める心が大切ですね。
周りに茶坊主、イエスマン、おべっか遣いばっかり置くようななトップの組織は必ず腐ります。
弱者への目線を持つためにも自らの教養を高めることがとても大切なのです。
ゴルフくらいしか能の無いような経営者など最悪です。
伝統文化に触れ、お稽古事の一つくらい習い、金ばかり考えている日常を離れ、心豊かな時間を作るべきだろうと思います。

何事も芸がなさ過ぎのことが今の世の中多く、本来学ぶべき事をおろそかにしたままそ
れなりの地位に就き、その後も何の勉強もしないままの無芸大食無教養極まりない今の日本の為政者などを見るにつけこの国は救われないなと言う思いです。

論語だけでなく、乱世の中を生き抜いてきた先人の知恵や言葉をもっとよく勉強し直せば、何をするべきかが見えてくるでしょう。ごますりサラリーマンでトップに立ったものの悲哀は教養のなさから来ることですな。情けない男どもが増えすぎましたな。

頭が良いだけでは駄目なのです。

「藝に遊ぶ」良い言葉ですね。

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