当たり前のことが出来れば

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過日梅垣織物の社長が来てくれてお手伝い頂きましたが、お求めになった方もより満足度を深められたことだろうと思います。

私は閉店すると決めたのは色々な諸事情もあってのことですし、決して恥ずかしいとも思っていませんので、堂々と公言し、セール状態に入っております。

だからというわけでもないのかも知れませんが、次々と新しいお客様がお見えになりお買い上げ頂いております。もっと早くこの店に来ていれば良かったと言う声が大きく、当店をとんでもない高級品店だと誤解されていた点については、私の発信能力不足だったと反省しております。

しかし私が遂行した製造小売り型経営は、当社の寿命を長らえると共に、父以来のもの作りの方向を変えることなく上質で、上品で飽きの来ない本物を作り続けることが出来たのも紛れもない事実です。

ただかつては黒留袖や色留袖、振袖、訪問着の高級品が主力でしたが、店を出してからは付け下げなどを多く作り始めて、小紋、染帯なども手がけるようになりました。

持ち前のセンスで上品なもの作りに徹して来ましたが。世の中にそういう物を求める人が実はとても多いのに、それを置いているところが少なく、逆にそのおかげで今まで商えたのだろうと思います。

今回のセールでは,終わってしまうと言うことで初めての方もとても多いのですが、私の提唱するもの作りを愛でて頂く人ばかりですし、多分潜在的にもそういう物を求めようとしている人は少なくないのでしょう。

また価格的にも50万円前後なら自分で買える女性も多く、決して10万円以下の安物しか売れないなどと言うことは絶対ありません。

上質な本物をリーズナブルに販売できる拠点と、知識ある販売員さえいれば,キモノに対する潜在的需要はこれからも維持きるでしょうし増えていく可能性も大いにあるのです。

ただ産地状況は年を追う事に深刻で、水面下の廃業、近々廃業を考える人は益々増えて育気配ですから、今できていることももう数年先には出来ないと言うこともままあると思われます。
これから職人を養成するにも、はっきり言って手遅れの感がなきにしもあらずで、消えていう技は益々増えていくでしょう。特に高級な複雑な物ほど出来ないと言うことで、手描き友禅だけでなく、絞りなどでも一番裾野の絞りとはとても思えないような技しか残らないのかも知れません。

一番良い物が作れなくなる国など世界の恥さらしですが、そのことを国会議員ともあろう者が全く教養が無いので、。これほど育ちの悪い輩が永田町や霞ヶ関に激増するとは夢にも思いませんでしたし、大企業のサラリーマン社長の物知らずも果てしなく、この国の文化度は益々落ちる一方となるのではないかと危惧しています。

あと一世代進み、我々団塊の世代がいなくなったときいったいどんな国になっているのかぞっとするのです。

そのような思いを持つ者が若い世代に何を伝えて行くのかが,これからも大きなテーマで有り、私もこうした場所で発信したりしながらも、何か気づいて欲しいと思っているのです。
人はパンのみにて生きるにあらずということが分かる人を増やすことですが、それには徳育が大切です。

現在の教育界はあまりにも低レベルの輩ばかりですし,こういう政官の無能の輩には期待が出来ないから,家庭できちんと教えることが問われています。

あの息を吐くほど嘘をつく総理に騙されている国民がこれ程増えたことも含め先進国中最悪の教育環境を、どうするか当根幹の問題、もっとみんなこの国の未来に危機感を持ってほしいものです。


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