銀座の和の店

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銀座から和装関連の店が次々姿を消すというのは、いわゆる従来からの質の良い物を扱うところで、実は銀座全体で見ると和装関連の店は増えているのです。

それはリサイクルショップとレンタルショップです。

レンタルショップはほとんどが銀座のホステス向けですが、まあろくでもないキモノを銀座のホステスがいているのを見ると世も末かと思います。勿論京都の観光客向けのレンタルキモノよりはましですが、問屋の売れ残りの古いものなど、我々が見ればすぐにわかる安物です。ポリエステルのものも多いようです。

銀座に来る飲み客が昔のように良いキモノが分かるはずもなく、せっかく良いキモノを着ても褒めてもくれないから、そんなことになってしまったのでしょう。

リサイクル屋も多く、およそ銀座に古着屋が出来るとはかつては夢にも思いませんでした。

私が店を出した18年間にはまだ昔の銀座がありましたが、ほどなくバブルで傷ついた後遺症から、ビルの家賃が下がり初め、ドラッグストアが出店し、居酒屋が出てきてコンビニが次々出来ると言うことになりました。

まさに何でもありで、並木通りのかつて並んでいた画廊も次々姿を消して、欧州のブランドの店が軒を並べるようになり始め、銀座の老舗も貸しビル業に変っていったのです。

世の中の風潮、世相が変り、リサイクルショップもドンドン増え始めて、当然のように銀座にも次々と出始めわけです。

かつては銀座の高級呉服専門店が、キモノ業界のリーダー的存在でしたが、バブルはじけ絵からの超放漫経営でほとんどすべてが姿を消してしまったあと、これといった核となる店がなくなり、消費者もどこに行って良いのか分からず、ろくでもない店で騙されてつまらないものをとでもない値で買わされてしまうということになってしまったのでしょう。

ただで着付けを教えますと言いながら三流品をとんでもない値で買わすような業者などかつては考えられませんでした。

消費者の無知につけ込んで、嘘を嘘で塗り固めるような業者など、誇りあるキモノ業界にはかつては考えられず排除されていたはずなのですが、結局専門店の凋落が激しく、とりあえず何でも良いから売ってくれる所にしがみつきこうした半分詐欺的業者が大きな顔で跋扈するという結果になっています。

キモノ教室で販売などを進められたら、ちょっと冷静になってそのキモノや帯のメーカーなどを検索してみれば、どの程度か分かりますから、騙されていると気が付くはずなのです。

あとになって気が付かれても手遅れなのですがね。

着付け教室行くのなら有料でも販売をしないところに行くことですね。

消費者がつまらないところで詐欺同然で安物を高く買わされているということのないようにするには流通業者の良識が必要ですが、絶望的とも言えるほどそれが無いのは、販売先があまりにも少なくなって、詐欺でも何でも勢いのあるところに頼ってしまうからです。

販売価格に不審を覚えたら、大手のネット販売業者などで調べてみてください。

クーリングオフは8日間余裕がありますから、その間に冷静に調べることです。

悪徳業者を排除できるのは消費者自身なのです。

私は店を閉めてもそういうアドバイスは差し上げますので、遠慮無くご相談ください。

とりあえず専門店がもっと頑張らないといけませんね。

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