閉店後のこと

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銀座の店は7月31日を持って18年の歴史に幕を下ろすのは決定しており、そのことに関して後悔はありません。

2月からの感謝のセールに、まさにこのブログをずっとお読み頂いている方々が次々お見えになりお買い上げ頂いていて、驚くと共に嬉しく思っています。

泰三さんの店はとんでもない高級なモノばかりでとても手の出るモノが無いと思ったけれど最後だと言うことで1度は見に行こうと思ったと言われるのですが、実は結構買いやすいものがたくさんあると言うことに気が付かれ、もっと早くから来ていれば良かったと大半の方が言われています。

私がテーマにしている、上質で、上品で、あっさりしていて飽きの来ないモノで、ちょっとした儀式にも着て行ける格ももったものというキモノは、まさにその方たちが求めているモノですので、初めてこられてもほとんどの方がお買い頂いています。

まあ最後だからと言うこともあるでしょうし、お値打ちの価格だと言うこともあるかも知れませんが、私の考える物作りは世間で大変求めている人が多いと言うことも良く分かりましたし、間違っていないという確信もあります。

ただその方たちは閉店された後どうされるのか、買ったキモノの面倒は誰が見てくれるのかなどと色々お聞きになりますし、当然だと思います。

そしてこれからも、私の思うようなモノを求めたくてもどこに行って良いのか益々分からないとも言われます。私と同じセンスで作っている人がいないと言うことではないのですが、どこに行けばそうした物が置いてあるのかが分からないというのは事実です。

あれやこれや色々と考えていたのですが、銀座の店を閉めてもそうしたご要望に作り手としても、売り手としてもお応えするのがやはり私の使命だろうと思っていますし、そのことが私の利他の人生なのだろうと考え、閉店はしても、少し落ち着いたら、物作りを無理のない程度に再開すると共に、種々のご要望にもお応えしなければ無責任だろうと思います。
ただ加工度の凄い物は現実につくれなくなっていますし、需要も激減していますから、全体的にあっさり目のモノが中心となる予定ですが、後期高齢者と言われるような歳くらいまでは、いわゆる現役でいたいと思っています。

京都に遊びがてらご覧においでになれば私も一緒に観光いたしますし、京都の職人文化もご紹介したいと思います。
勿論東京での販売の機会も作るつもりでおります。

これからもキモノ愛好者、これからキモノを着ていきたいと思っている人達にとっても頼りがいのある存在でいたいと考えておりますので、何なりご相談ください。


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