はれのひ事件

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今年の成人式の時にとんでもないことをしでかした男が先日逮捕されました。
どうやら粉飾決算に騙された銀行が訴えたと言うことですが、あの程度の男の嘘に簡単にころっと騙された銀行もだらしない話です。

最近の銀行員は得意先回りもあまりしないし、人を見る目などとうてい養われません。
見るのは数字ばかりですし、相変わらず基本は担保主義なのですが、この男の粉飾で好業績な会社という評価をして、担保もないくせに貸してしまったというのも情けない話なのです。
その恥を忍んで訴えるというのは、社会的制裁をこの男に貸すべきだという世論の声に背中を押されたのかも知れません。

民事的には何も取る物も無く、騙された消費者も振り上げた拳の下ろしどころもなく、諦めている気配ですので、せめて刑事罰を科そうと言うことでしょうか。

それにしてもレンタル業者がとんでもない商いをしている実態があからさまにあり、ペラペラの超安物の振袖を法外な価格で貸しているのは、それこそが詐欺でしょう。

こんな程度の低い男に、商品を卸していた問屋も問屋です。

態度の悪い、金もろくに払わないような流通業者を排除できないというのが情けない話です。
キモノ業界の輩はちょっと普通の商いと違う、超低レベルな考えを持つ者が多く、常識はずれのことを平気でやってしまいます。

この間も老舗だとか言う問屋がいまだに180日の手形を切っていてしかも歩引きをすると聞いてただただその馬鹿さに呆れかえっています。

先日倒産した小売屋は210日の手形を切っていたとのことですが、こういう馬鹿共に品物を卸すことが結果的に消費者に迷惑を掛けることとなってしまいます。

なぜ当たり前のことを当たり前のように出来ないのか。金払いが悪いなどとぼやく前にそんな業者を排除してしまえば良いのです。正しく払えない業者が生き延びたことはなく、必ずいずれ倒産します。

品物を買わないで、全部委託のくせに金もろくに払わないでとんでもない高値で売りつけている腐った流通業者は、他の業界では相手にされないでしょう。

そういう意味ではこの業界の非常識さは日本最悪でしょう。

私はそうした業者と次々手を切って排除し取引を辞めていきましたが、そのままなら廃業になってしまいますので小売りに転じたわけです。

ろくでもない業者よりも遙かに知識と見識のある私が前に出る方が世のためになるという信念を持っていましたし、実際その通りだったから長く続けられたのだろうと思います。

ただで着付け教えると言ってろくでもないキモノや帯をとんでもない値で売りつけているような着付け教室チェーンなどがあるなどと恥ずかしくて人にも言えません。

真面目に消費者のために、キモノ文化のために努めようという人が逆に辞めてしまうと言うことも散見しますし、商取引の改善とどれほど口酸っぱく言われてもどこ吹く風の馬鹿に卸す問屋の見識が実は一番の問題です。

そうは問屋が卸すかという気骨があれば、金も払わないでのうのうとしているような小売屋や問屋などとうの昔に商えなかったはずなのです。

大都会ほど金払いの悪いどうしようもない小売屋が山ほどいるというのはまさに嘆かわしい事実です。

私は亡くなった父から引き継いで31年毎月どんなにに苦しくても逃げないで全額支払ってきましたが、それが今は大変大きな信用になっているのはまぎれもない事実でしょう。

仕入れ先に金を払わないというのは金を借りているのと同じです、銀行なら金利を払うが、仕入れ先なら構わないと思っているのでしょう。

本来なら売掛残に金利を課すか担保を取れば良いのです。

契約概念ゼロの業界ですし、そんな業者と取引するより、直接消費者にどうしたら売れるかと言うことを考えるのが一番だと思いますがね。

振袖市場はこの男の影響もあってか極めて悪く、良い物を本当に見なくなりました。
18才で成人と言うことになると、成人式がどうなるかというのも悩ましいのですが、
質の低下に歯止めが掛かるようなことは当分無いでしょうし、情けない程の安物を高く貸すという商いもとまりません。

流通の要の問屋が心を入れ替えることを心より期待したいものです

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