紬も紹介します

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泣いても笑っても今月で銀座の店は閉めることになります。

18年間を通じ、梅垣さんの素晴らしい帯だけでなく、私の目で見てお薦めしたい物も数々ご紹介してきたつもりですが、特にお召しは色々用途も広いので何度も皆様方にみて頂く機会を作って参りました。

それ以外にも紬も一部展示いたしましたが、最後の最後になって恐縮ですが、どうしてもみて頂きたい物がありまして、ご紹介いたします。

1つが秋葉商店オリジナルの紬の作品です。

秋葉商店は東京では有名な紬専門問屋で、有名デパート、老舗専門店などをお得意先として販売されてきました。

当主は私の大学の後輩でも有り、以前から親しくつきあっておりますが、当店で1度秋葉さんの作品展をしようと思っていたのですが、今頃になって実現しました。

秋葉さんは結城紬や大島紬の扱いが多く、特に戦後の結城産地を支えたと言われるように、結城紬にはそれなりのこだわりがあるのですが、今回はそんなに高価な物では無い、石下で織られたものなども揃えて頂いています。それをまた多少リーズナブルに提案したいと思っております。

2つめが、三才山(みさやま)紬のご紹介です。

信州松本から車で30分どの山間で、横山さんという一家だけで織られているもので、裏山から取れる草木で色々な色を作られます。

素朴なシンプルなデザインと真面目な仕事ぶりですが、作家物というスタンスを嫌われ、普段着の紬がそんなに高いものになってはいけないということで、苦労されている割には加工賃が低く、生活も楽では無いと思います。

作られる量も少ないので、余計に大変ですが、そうした姿勢を愛でる京都の2軒の紬問屋のみが扱っています。

もっと世の中にこの作品が出て欲しいと問屋も頑張っているのですが、東京には作家物で値段が高くなるものしか扱わないという不届きな呉服屋があって、なかなか東京で扱って貰えるところが少ないということなので、私も物作りをする物としてそうした気骨ある職人気質の人が大好きですから、今頃になって申し訳なかったのですが、店を閉めるまでに是非皆様に見て頂けたらと思い展示のお願いをいたしました。


お時間あればこうした作品の数々もご覧になってください。

銀座に店が無くなると、常時色々なことを提案できなくなりますが、たまにどこかもとの店に近いところで、私が作る物だけで無く、真面目に頑張っている人達の作品をご紹介する機会を作りたいと考えております。

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