秋の気配

カテゴリー:

京都に8月13日に戻って参りましたが、昼間はまだまだ暑いのですが、送り火も終わって、8月も半ばを過ぎると、流石に朝晩は涼しく、秋の虫の音が聞こえています。

何と北海道では雪が降ったと言うことで、真夏からいっぺんに冬景色というのは流石に異常気象だと思いますね。

京都もいっぺんに涼しくなりましたが、それでも昼間はまだまだ日射しが強く暑い日々が続きます。

多分9月になってもなかなか昼間は涼しくならないので、その時期によくどんなキモノを着たら良いのかという質問を受けます。

杓子定規で言うと、9月になれば秋単衣と言うことなのですが、私個人でも、普段にお召しになる分には、暑ければ夏物で十分だと思いますし、現にそうしております。

ただ伝統文化の中で取り決めのやかましいところというよりはそういう人がいる場所では、それなりのキモノを着ていった方が無難でしょう。

私は個人的には服飾文化もその時代の社会背景などによって変化していくのは当然だと思いますし、今のキモノのプロトコールを決めたのはかなり以前のことですし、近年の気候は異常ではなくて今後もずっとそうなる可能性が大きく、それに合わせた着方を正式に提唱して変えていくべき時ではないかと考えています。

茶席などでうるさい人がいるのは確かですが、茶席で着るキモノのルールを多少手直しして、6月、9月は夏物でもどちらでも良いとか、変えても何もおかしくありません。

伝統文化はその時代に合った改革がなければ衰退します。何でもありで良いと言うことではなく、不易流行の言葉のように、変えても良いところは変えるべきです。

私は5月でも暑い日が来ると普段着なら単衣を着始めていますし、9月でも暑い日は半ば過ぎても夏物を着ているときがあります。10月でも暑い日が続くなら単衣でも良いでしょう。これからは単の着物が活躍する時期が増えるかも知れませんね。

私はお稽古している新内の浴衣会でも、何時も浴衣ではつまらないので、夏のきものの啓蒙もかねて、師匠に許しを得て夏のきものを着ています。
今年は明石縮で出演する予定です。
いわばカジュアルな会などはそれでも全然構わないと私は思いますし、いつも言うように晴れと褻の境だけを正しく意識していれば、普段に着るキモノの枝葉末節は余り問題としていません。

ただ1つだけいつも言いたいのは、綺麗に着て欲しいと言うことで、他人が目を潜めるようなことをするのはお洒落でも何でも無いと言うことだけは自覚しておいて欲しいのですがね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.taizou.jp/mt/mt-tb.cgi/1772

コメントする

月別 アーカイブ