2019年5月アーカイブ

以前からお読みの方はご存知ですが、当社は昭和49年に中国江蘇省蘇州の、得も言われぬ素晴らしい刺繍技に出会ってから、従来から総刺繍のキモノづくりでは自他ともに認める日本一のモノづくりをしてきた当社として、その技のすばらしさを見過ごすことなく、何とかキモノの刺繍に取り入れられないかとトライをしようと先代が決め、それから試行錯誤が始まったわけです。 当時キモノに蘇州刺繍をさせていたと

業界は早夏枯れか

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先日お世話になっている裏物屋さんに行って話をしてみると、連休以降非常に荷動きが悪いということです。 裏物が売れていないということは表地の売り上げが少ないということですし、昨年の秋以降天候のせいもありますが、対前年を割り込んで相当に苦戦の状況ですが、今年に入って益々悪化しているとのことで、5月も休みが多かったせいもありますが、展示会をしても集客がすくなく、お客様が来られても見るだ

紗合わせ

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フェースブックにはすでに投稿したのですが、5月とは言えこんなに暑くなると、単衣や夏物を着ようかと言うことになります。 実際街で袷を着ている女性を見ると暑そうに見えるのもやむをえないような異常気象ではあります。 大体は6月から単衣物を着始めるわけですが、伝統文化を厳しく守っていこうというような席以外は、私は臨機応変で良いと思いますので、暑ければ5月からでも単衣で良いし、ものすごく

御礼

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第5回の泰三の会もお陰様で忙しくさせていただきました。 ご来場いただいた方々には心より御礼申し上げます。 我々夫婦2人だけで開催しているいわば手作りの会ですし、ご接待もままなりませんが お許しください。 出来るだけ懇切丁寧に色々ご説明させていただいたりしたいものですからご予約を頂いておりますが、それでも飛び込みの方がおられたりで重なってしまうのは申し訳ありません。 我々は出来る

泰三の会

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昨年閉店以降、ほぼ2ヶ月に1度、泰三の会と称して銀座東武ホテルの地下の部屋をお借りして、我々2人だけでする小さなミニ催事を開催しております。 色々なご注文を従来からのお客様だけでなく新規の方からもお受けしたり、泰三の作品や梅垣さんの帯だけでなく泰三好みの種々のキモノなども見ていただけるように手配しております。 今回は上品な絽小紋などもございます。 何しろ2人だけでのお相手ですの
先述したように平成という時代は残念ながらキモノ離れが進行し、国会議員や財界人たる者もキモノを着ないなど、日本人が自ら行く道を過ち、この先どうしたら良いのか右往左往、迷走をしっぱなしと言う状況に陥ってしまいました。 令和という御代がどれほど続くかは別にして、是非その道を修整し、日本人としての矜持を持つためにも、キモノを着る人は当然ながら増えてほしいものです。 特に上に立つ者は着な

キモノ着る人は増えて行く

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最近大学にキモノを着ようという様なサークルが結構あるそうですが、なかなかの人気だそうです。 今の若い女性たちはキモノが着たいのです。 それは別にお茶を習っているとか、特別な背景を持っているのではなく、単純にキモノが着たいのです。 そのサークルでは着付けを習ったりして、自分できものが着れるようになろうと言うことをまず目指すようで、着付けの講師を招いてお稽古するのです。 そしてキモ
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