第7回泰三の会

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7月7日の七夕の節句に催しました第6回の泰三の会にはお足元の悪い中、我々夫婦2人では対応できる限界の人がおいでいただきまことに有難うございました。

見るだけの方が多くても構わないのです。世の中にはこんなに美しいキモノや帯があることを知っていただきたいし、もちろんいつかは泰三のキモノに梅垣さんの帯を締めて頂ければとは思いますが、いわゆる本物がなくなっていくだろうと言う事態ですし、私や梅垣さんの作品だけでなく、真面目に作っている人達のものを紹介していくことも大事な仕事だと思っています。
それをリーズナブルな価格でお求め頂ければいわゆる三方良しの商いとなるでしょう。

かつてはMやTなどがまだまともな時代に、私の作品も問屋経由で販売されていたのですが、近年の諸事情ではあまりにも消費者のことを考えない呆れかえる商いに終始していて、その社員の質の急激な低下にただただ呆れ返ると共に、そこにぶら下がる問屋、強いては作り手にとっても、辛い状態です。当然私も貸しません。

過日ある問屋がそのデパートとの取引条件でやっていけないと取引を止め撤退したのですが、かつてなら後釜に多くの問屋がこぞって手を上げたでしょう。
現実はただの一軒もなく、結果的に既存取引の問屋にそのしわ寄せが行ったのです。

売り場の商品は一部を除いてほぼ全量問屋の委託ですので商っていますが、
その上料亭での店外催事などの馬鹿な企画ばかりを押しつけてくるので、その負担は問屋にとっても馬鹿にならず結果的に高い値で委託するから呆れかえる高額の値をつけたりする事になります。

Tは創業者は近江商人ですし、Mは松坂の商人でしたが、そのルーツはやはり近江なのです。
近江商人の合い言葉というべき理念は、始末、算用、才覚ということで、殆ど全ての家の家訓にその思想が見えます。

そういう意味で現在両社ともに創業者理念からかけ離れ、取引の褌で相撲を取ることをさも当り前のように言ってくるのは、結果的に問屋が高い値で委託してくるから、消費者が高い値で買わされるか、質の悪い物を掴まされるのです。

今バーゲンシーズンで売り場を覗いてみると、まさに問屋の売れ残りが漫然と並べてあるだけで。その無能ぶりにただただ呆れます。

かつては同じ借りるのでも選品したもので、まさに気骨あるバイヤーがいたのです。

今のデパート商いやその社員の質を見る限り、その不勉強は半端なレベルでなく、私は作り手としても売り手としても、キモノ文化継承という観点からも、すぐに隠居という訳には参らないと覚悟はしております。

ただ私の思いが通じないで、お客様の声が聞こえなくなったときは引かざるを得ないという事も重々承知していますので、ご鞭撻頂く方々がおられるかぎりは実際辛いですが辞めないで頑張らねばという思いの募る昨今ではあります。

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