第7回泰三の会日程

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前回投稿した記事に愚かにも第7回の泰三の会の日程を書き忘れました。
大変申し訳ございません。

次回は9月8日(日)、9日(月)という日程で開催いたします。

本当なら土日なのですが、7日に文化公演を依頼されている関係からこんな日程になりました。

消費税は多分間違いなく上がるだろうと思いますので、その直前の催しです。

10月1日以降、キモノ業界も益々製造上のコストも上がりますし、私は今まですべて込みの価格で提案させていただいておりますので、できるだけ今までも抑えておりましたが、中には少し改定させていただくものもあるかと思います。

それでなくても材料難その他で色々なものが確実に値が上がっているわけで、現在の市況に鑑みると、価格転嫁は厳しいでしょうが、作り手としては死活問題でもありますし、
流通側の配慮が望まれます。

予想される景気の後退でキモノ業界は危機感を抱いており、現実に今以上に生産が落ち込んでいくようなら、心配されている廃業が一段と増えて行くでしょう。

それでなくても今年になってから、廃業倒産は作り手だけでなく全業種にわたって増えているのが実情です。

何時かは予想通り機械染めが大半となるキモノの生産ですが、西陣の織物生産も極めて前途が厳しく、生産現場の高齢化は半端なレベルではありません。人も減り残った人の高齢化も進むばかりで、今頃になってああだこうだと言われ始めていますが、手遅れに近いと思います。

京友禅も西陣織も若い人は作家志望が強く、分業制の1業種の職人を望む人は極めて少ないのです。
帯で言うと爪綴れの手織りの帯などは、自分で絵を描いていくようなものなので若い女性のなりてもあるにはあるのですが、いわゆる帯の生産は多くの分業制で成り立っています。

中でも綜絖という仕事は大変難しい仕事の1つで、緻密で繊細な表現のできる帯には紋図と共に欠くべからざる重要な仕事で、相当な経験や知識が必要です。
難しいから職人さんの後継者も育っておらず、60才代で若手と言われています。

70才代が中心ということでは京友禅も同じで、こうした背景から、私でもまだ若いと言われています。

キモノ業界では作り手に限って言えばとてもハッピーリタイアなど夢のまた夢で、結局無理矢理廃業という形で去っていきます。

売り手が現場の苦労を理解してこなかったツケがいよいよ回ってきているのですが、いまだに旧態然とした流通環境に甘んじている問屋などを見るにつけ情けない思いが募ります。
ある室町の問屋の中には6%の歩引きを要求するところがあるそうですが、とんでもない高利ですので、結局納める品物に上乗せすることになりますが、それで構わないというのですから処置なしです。その会社が組合の役員企業なんですがね。

ある西陣の織屋さんがネット販売専用の柄を開発して現に実行されているのですが、
やはり問屋の横やりや嫌がらせはあるようです。ただ普通の商品とは違うし、流通には出てこないので今までの秩序を壊すものでもありません。

こうした形が一番メーカーとして実現可能なダイレクトマーケティングでしょうし、同様の試みを始めているところもあるようです。

商品リスクを負わない流通業者はいつかスポイルされていくでしょうし作り手の試行錯誤に口は出せないでしょう。

どんな形であれ作り手が元気でものづくりが続けて行けるよう知恵を出して頑張って下さい。
私のように製造小売りに特化していくのはかなりリスクもあるでしょうが、消費者に向かっての情報発信を増やし続けていくことは重要です。

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