東西名匠

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久しぶりに大阪高島屋に東西名匠老舗の会に行ってきました。

この会は歴史があり、春は東京日本橋、秋は大阪で合同の展示会を開催します。

京都の老舗をくれない会、東京を紫会と称し、髙島屋の名物展示会でした。

発足当時から売り上げ上位は呉服専門店、特に東京の店でした。
当社の得意先でもあったので大阪で開催される時には当時は毎年初日に挨拶に伺ったものです。

当時は大阪にも花柳界が現存し、料亭が置屋も兼ねて芸者を抱えていましたから、そうした女性たちも初日によく買いに来ていました。

1週間催事でも、結構いいものが売れていて売り上げ1位の店は確か3000万円を超えていたと思います。

ある意味良い時代でしたね、

ところがバブル経済がはじけてから、そうした呉服専門店が急速に陰りを見せ、何軒もが倒産したり脱退していきました。

今でも数軒古くからの呉服専門店も加盟していますが、相当に厳しいようです。

でも私が見たところはっきり言って買いたいと思わせるような素敵なものはほとんどありません。

かつては銀座の専門店筋がオリジナルのものを提案したり、それぞれの店にも個性があって、それなりに買いたいと思わせるものがあったように思いますが、今回見たところでは
そうしたものも見当たらず、問屋から借りてきたものをただならべているという感じです。

私は常々言うのですが、キモノが売れない売れないとぼやく人が多いですが、それなりに可処分所得の高い女性が、買いたいものがない、そういうものを置いている店が分からないと逆にぼやかれます。

こうしたミスマッチがなぜ起こるのかということにもっと真剣に取り組んで欲しいのですが、お金があって買える人たちの目線が分からなくなっているのでしょうな。

高級フォーマルはこれから売れないと勝手に決めつけ洒落着と称する、富裕層が買わないモノばかりをそろえて、そんなに余裕のない人にローンで売るなど呆れかえる所業です。

いくら言っても仕方ありませんが、売り手がもっとしっかりしないと良いモノづくりが全くできなくなります。

私は作り手を育てることも大事だが売り手の教育が急務の課題だと以前から申し上げていますが、予想通り本当にひどい状況です。

売れない小売り屋やデパートを相手するほど問屋も悠長ではありませんし、生き残りをかけてこの数年で色々な動きが出てくるでしょう。

そうでない座して死ぬを待つようなところが次々出てきます。

専門店が日本のためにも奮起して欲しいと口酸っぱく申し上げています

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