色留か訪問着か?

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過日の即位礼正殿の儀に際して、安倍首相夫人が洋装でしかもスカート丈が短めだったとかもあって、かなりバッシングされていました。

ドレス誂えた人は儀礼に反していないと強弁していましたが、まあお粗末な話だと思います。
本人は周りがほとんどキモノだろうからわざと洋服にして目立ちたかったのでしょうが、
みんながきちんとするときにはそのようにするのが大人です。

傾く(かぶく)つもりが、大外れで大バッシングされたという事でしょう。。

キモノに関して言えば、こういう場では色留が最適という通念がありましたが、それに反することをするというのはある意味勇気のいることです。
情けないほど教養が無いので自らの姿の違和感がわからなかったのでしょう。

饗宴の儀ではキモノを着ていたようですが、色留ではなくて訪問着でした。
それも付け下げの姉さん程度の軽いもので、自分の地位から言っても色留であるべきですしそれも最高レベルのものをそ着るのが常識です。
今回のキモノの加工度は低く、私どもにはやや違和感がありましたね。

製作する側も色留の方が良いのではないかとアドバイスすべきでしょうが、あるいはされても言うことを聞かなかったという事なのかもしれません。


伝統文化を如何にして次の世代に伝えていくかというのは、この国が紡いできた歴史や文化を知っていてこそできる業です。

政治家や官僚の無芸大食無教養状態は輪をかけて進行中です。

学術、芸術、伝統文化などに対する予算を削ろうという国はそうはありません。
そういう発想が出ること自体が教養の無さを物語っています。

今一度芭蕉の唱えた 不易流行という言葉をかみしめて欲しいものです。

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