選択と集中

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一寸所用あり東京にまた行ってきましたが、相変わらず多くの人でごった返しています。

だから景気が良いのかというとそうではありません。昨年よりも良いと言う人は少なく、銀座でも悪い悪いという人が多く、この後オリンピック景気が終わった後の落ち込みは強烈だろうと予想されるので、相当に警戒している人が多いですね。

飲食関係、クラブなどでも超高級かリーズナブルなところ以外の中堅どころが本当に悪いそうで、色々なところでの二極分化はますます拡大しているようです。

次々ホテルも立ち上がっていきますが、これもまたオリンピック後に景気の落ち込みを心配していますね。

オリンピック特需で税金を思い切り貪り尽した報いは必ず現れますし、今からすでにマイナス傾向ですので。
不要不急のキモノなどは、きっと益々レンタル傾向に走ることになるでしょう。

今の政権になって選択と集中を声高に言うのですが、自分達にとって都合の良い道筋だけを描いているので、いびつに集中しているわけで。しかも本当に教養のない輩がぶち上げるので、残さなければいけないものまで壊してしまいます。

不易流行という言葉の真の意味が分からないほど教養のない政治家や官僚が、大切な物を失う道をひた走ります。

先見性がゼロにも等しい無能官邸のやることなすこと殆どカス政策で、次世代に大きな付けを残すだけの場当たり的政治が続いています。

世界中から馬鹿にされている恥さらし総理を守ろうとするバカ議員も当然教養等皆無に近く、学術、芸術などがないがしろにされていきそうです。

ノーベル賞を受賞した日本人付き添いの夫人などはここのところずっとキモノをお召しで、それは当然ですが、首相夫人などはまず着ませんし、文化力が極端に低く話になりません。

こんな連中が好き放題の政治の私物化をいている間に世の中は益々安っぽく、文化度は落ち、うわべだけの張りぼて文化や嘘がまかり通っています。

本物を見極める目を持つ人がどんどん減っていきますし、嘘が平気でまかり通る世の中で、振り返ってキモノ業界の流通業者の一部の横暴はあまりにも下品です。

オール委託なのに問屋の卸価格の20倍や30倍もの値をつけて半額にしますとか、極端な値引き商法が増えています。

これを防ぐにはメーカーが希望小売価格を設定するしか有りませんが、どういうわけかこの業界は、当り前のことなのに実行する勇気が無く、何も変らず、逆にひどくなる一方で、流石に売れなくなってきています。

希望小売価格を設定する場合は、当然ながら色々な意見を聞いて根回しも欠かせませんが、消費者のためにも、メーカーが動かないと室町のバカ問屋では元々何も出来ません。

売れなくなったのはそういう問屋があほな商いを仕掛け如何にして消費者を騙そうかということをしてきたせいですから、問屋の方からそうは問屋が卸すかという行動を取ることはありません。

だからキモノ文化の維持継承のためにも、まっとうな商いに戻す必要があり、そのためにはメーカーが立ち上がるしか道はありません。

産地のトップメーカーが動けば追随するところも出てくるでしょう。中には平気で抜け駆けする輩も出てくるでしょうが、所詮良い物が出来なければ続きません。

業界はある意味追い詰められていますし、このままでは作り手が疲弊するばかりで、インクジェットでしか作れなくなりそうです。

上質なものがリーズナブルな値で提供出来れば、必ずや新たな消費も沸き起こると信じます。

小売店も仕立て上がり価格の表示に努めるべきです。表地をリーズナブルに見せかけてとんでもない仕立て代をとるようなデパートも出来るだけ早く全て仕立て上がり価格に移行するべきです。

正義ある商いとはなんぞやと言うことを今一度考え直して貰えない物かと思うこの頃です。

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