謹賀新年

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みなさま明けましておめでとうございます。

昨年は秋以降予定の会をキャンセルしたりで、十二分にお客様のご要望にお応えできず
残念かつ申し訳無く思っております。

大分体調も戻って参りましたので、近いうちに泰三の会を再開するつもりでおります。

私が昨年も何度も書きましたように、キモノ業界の流通業の劣化は半端ではなく、どうしたら客をだましてろくでもないもの高く売りつけられるかというような、邪悪な商いをする者、が全く反省せず、特に店外での販売ばかりして押しつけ販売をしようとするチェーン店など目に余るものが有ります。

しかしさすがに度が過ぎて最近は来客も少なく、営業成績が急激に右下がりとなっていて、暮れに掛けてローカルチェーン店2社が倒産しましたし、ナショナルチェーン店の売上げも急減し、それを受けてメーカーも致し方なく半端でない減産を実施しているところも多く、白生地産地や西陣もかつて無い苦境に中にあります。

真面目な商いをこつこつ続けておられるところでさえ、やはり全体的な需要減を背景に苦戦されていますし、今のような販売状況では、本物を作り続けていくための打つ手がありません。

物作りを続けるための人づくりに、これといった施策を業界でも、行政でもとってこなかったために、近い将来もっと大きな問題が待ち構えていても何ら具体的な策がありません。

今年の初詣も残念ながらキモノ姿は殆ど無く、振袖姿もほとんどありませんから、やはりキモノそのものへの需要が増えているとは言いがたく、これと言った時には借りれば良いと言う風潮が高まっていくような気がしないでもありません。

将来インクジェットプリンターや機械捺染でしか物作りが出来なくなれば、ますますリサイクルやレンタルの需要が増えて行くような気がしてなりません。

手描き友禅の本物の付け下げが、50万円前後で販売できれば元のような需要が復活する可能性も有るので、私はそれを目指していましたから、案の定そうした付け下げが確実に売れ続けて参りました。

今年はまさに消費者目線で、業界挙げて取り組まないといけない危機的な状況であるという意識を共有しなければなりません。

知恵は色々ありますし、キモノ文化を愛する者が運命共同体で取り組むべきだろうと思っています。

色々な価値観が共存する時代ですので、これと言った1つの解決策はありませんが、
キモノを着たいと思っている潜在的な願望を現実のものとするよう頑張りたいと、
年初に当たって強く思う物です。

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