2020年10月アーカイブ

見渡せば

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私がこの業界に入ったのは学校を卒業した昭和47年のことでした。 クラスメートが殆ど上場企業に就職する中、私は日本橋人形町にあった社員10数人程度の問屋に修業のため入社しました。 2年足らずの短い修業でしたが良きにつけ悪しきにつけ多くのことを教えて頂いたような気がします。 当時はキモノ業界はまだまだ盛業で、京都では基幹産業でしたし、私と同じ様な境遇で家業の後を継ぐ者も多く、勢い同

御礼

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第9回泰三の会も無事終了し新しいお客様も含め予定のお客様は全員お見えになりました。 私どものようにすでに店が無い訳ですが、泰三の作品や梅垣さんの帯のファンでいて下さる方々がまだまだおいでになりますし、今しばらくはそうした方々のためにも老骨に鞭打って頑張らねばならないと再認識させて頂きました。 名古屋や関西方面の方々のために京都でも展示会として販売会を開催させて頂こうかなと思案し

超減産

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昨年秋に消費税が上がってから、キモノ市場は一段と消費不況に陥っていたところに、今年の騒ぎで、とんでもない状態となって、秋口からやや回復の兆しもあるようですが、全体的に、とんでもない需要減で推移しています。 当然ながら新規生産に悪影響を与え、かつてない考えられないほどに超減産模様で、来年からの生産に暗い影を投げかけております。 手描き友禅の生産現場では維持化給付金で首のつながった

泰三の会

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私事ながら3年前に自宅の隣の家から認知症のおばあさんの火の不始末と思われる出火で、当家も類焼し、全焼は免れましたが、梁をやられたので、全壊と同じで、結局修復は叶わず、解体せざるを得ず、それにあたって断捨離をしなければならないわけですが、銀座の店の経営をしながらでは、とてもその時間も取れないし、私や家内の年齢のこともあって、1昨年の7月末で閉店を決断したのですが、私どもを頼りにし
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