私は考えて見るとこの3月で昭和47年にこの業界にはいって丸49年。4月からは50年目に入ります。業界として絶好調の最後の方に業界人となり爾来色々なことを経験してまいりましたが、そういうことを書き留め本を出したらどうかと言う声も時々あるのですが、誇らしげに自伝のごとく描くのは嫌ですし、ある意味防戦の一途だった苦しい状況を別に自慢して書きも出来ないし、ゴーストライターを使えば直ぐ作れるというのも嘘くさいのでずっと断ってきたのですが、50年間にあったことを順不同で思い出話、四方山話として書き留めたら私自身の使命であるキモノ文化の継承になにがしかのお役に立てるかもしれないと思い、気が向いた時に書いていこうか念頭に当たって思ったわけです。ですからあまりそんなに私生活の話は書きません。
もとより文才もありませんし、面白おかしく書く才能もないので ただの文字の羅列になることだけはお断りしておきます。100話位は書いてみたいです。
ただ毎回はアップせずにかためて発表しようかと考えています
第一回はかんたんに生立ちを記しておきます。
昭和24年4月京都市で生まれました。
祖父は黒染め炊き染め(浸染)を営んでおり、その長男の先代泰三の長男として
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