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    <title>銀座泰三ブログ</title>
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    <updated>2012-05-19T05:50:23Z</updated>
    
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    <title>和文化をわかりやすく</title>
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    <published>2012-05-17T08:26:53Z</published>
    <updated>2012-05-19T05:50:23Z</updated>

    <summary>美術館巡りは、私の勉強の一環だと思っていますので、若いころから、色々な美術館の展...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <![CDATA[<p>美術館巡りは、私の勉強の一環だと思っていますので、若いころから、色々な美術館の展示を見てきました。<br />
勿論まだまだ行ききれていないし、行きたいところが山ほどあります。</p>

<p>とくに有名な美術品がそこにしかないものなどは、死ぬまでには一度行ってみたいと思います。<br />
諏訪市のサンリツ服部美術館などはその代表です。</p>

<p>茶道具数多ある中で、国産の茶碗で国宝に指定されたものは、実はたった２椀しかないのです。</p>

<p>その他は中国や朝鮮半島からもたらされたものです。</p>

<p>２椀とは、一つは東京の三井記念美術館にある、志野茶碗の銘「卯花墻」（うのはなかき）で、もう一つはこの美術館にある、本阿弥光悦作の白楽（しろらく）茶碗の銘「不二山」です。</p>

<p>この「不二山」をまだ見たことが無くて是非行きたいのです。</p>

<p>先人が認めた価値あるモノを鑑賞することは、いわば感性のスタンダードを身に付ける勉強になるでしょうし、その歴史や拝見の文化を知る勉強になります。</p>

<p>私は先代からいわゆる上物の製作を義務付けられていたので、そうしたいわば宝物をできるだけ見るようにしてきて、感性を磨いてきたつもりです。</p>

<p>たくさん見ることで、個性が徐々に醸成されていくと思います。</p>

<p>今回の根津美術館の光琳屏風の展示は、両者を見比べることが面白く、今後こうしたことが多分生きている間にはないだろうと思われるので、是非行きたかったわけです。</p>

<p>その時しか、そこへ行かなければ見られない物という風に言われると、好奇心旺盛な私としてはやはり行ってみたいと思うわけですね。</p>

<p>まあ普段でもデパートの画廊を見るだけでも色々勉強になりますがね。</p>

<p>ちょっと前置きが長くなりましたが、そういう美術館に行くたびに、特に最近思うことがあります。</p>

<p>これは以前にも書いたように思いますが、まあ話題の展示だということで、女性同士などで多くの方が鑑賞されるのは良いのですが、話しておられることを漏れ聞くと、本当に、和文化そのものを知らないと思われることが多々あります。</p>

<p>また学芸員が書く解説文が、ほとんど理解できない方もたくさんおられます。書いてある語句そのものの意味が全く分からない人が本当に多いのです。</p>

<p>まるで外国語にも等しい状況です。</p>

<p>実際その使われている語句には、いわば専門用語が多くて、中には読み方さえ分からない物もあります。</p>

<p>まあ今は解説のテープなどもあるとは言っても、振り仮名くらいはしておくべきでしょう。英語版の方が分かりやすかったりします。</p>

<p>我々も業界用語をお客様に話をして反省することがありますが、学芸員やその解説を依頼した学者などにしてみれば当たり前の言葉でも、普段見ることもなく振れたこともない言葉が分からないのは当たり前なのです。</p>

<p>美術館の古美術の展示が、いわば日本文化の啓蒙活動の一環だとしたら、学芸員もできるだけわかりやすく、興味深く書く努力をしてくれないものかと、本当に最近よく思います。</p>

<p>ある美術館では実際そういう努力をしているところがあって、本当に物語のように易しく、面白く書いてあって、深くものを知る人にとっては頼りなくても、多くの知らない人にとっては有難い解説だと感心したことがあります。</p>

<p>昔なら当然知っていても今は知らない人の方が圧倒的に多いというのが、日本の考古学や古美術、工芸などの世界だと思います。</p>

<p>能装束で唐織を見てほとんどの人がすごい刺繍だというのを聞いて何度私が解説したかわかりませんが、その語句を見ただけで理解できる人の方が少ないということを前提にこれからの解説文に工夫を凝らしてほしいとつくづく思うこのごろです。</p>

<p>また一部の美術館などでは実施されていますが、こうした古美術の見方、基礎のセミナーなどの開催なども考えてほしいです。</p>

<p>今の日本人には、外国人が日本文化に触れた時と同じような感想を言う人がいます。</p>

<p>つまりそれほど和文化が非日常となっていますし、キモノもそ一つだろうと思います。</p>

<p>和文化を支えていくのは本来日本人に他なりません。</p>

<p>外人なら分かってくれるから買ってもらえるだろうというような本末転倒のようなことを言う人がいますが、現実に明治時代の初期のように、今後日本の名品が海外に流れていくことは大いに予想されます。</p>

<p>日本人が日本の文化の大切さは秀逸さに気が付いて貰うための啓蒙、啓発活動をしていくためにも、いわゆるコンシェルジュの存在が必要とされるでしょう。</p>

<p>キモノに関しても私はそうした窓口をデパートなどに開設するべきだと思っています。</p>

<p>悉皆部の承りではなくて、キモノのＴＰＯなど、和文化の解説も含めてそういう人を配していくと喜ばれるでしょうね。</p>

<p>業界あげてそうしたことに取り組んでいかねばなりません。</p>

<p>私自身そういう存在であるべきだろうと勉強を重ねなければならないと自覚しております。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>ちょっと誤解が多いようで</title>
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    <published>2012-05-14T14:34:16Z</published>
    <updated>2012-05-14T14:47:29Z</updated>

    <summary>最近メールを頂く方の文面に、どうも泰三のキモノは相当に高額なものばかりでとても手...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="ギャラリー泰三情報－展示会等" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>最近メールを頂く方の文面に、どうも泰三のキモノは相当に高額なものばかりでとても手が</p>

<p>出ないというような内容があって、ちょっと誤解ですと申し上げます。</p>

<p>確かに泰三のキモノは高級フォーマルを中心に先代以来６５年にわたって、京都の、日本の最高峰のキモノづくりを目指してきましたし、本社の㈱染の聚楽はそうしたジャンルでは確かに数少ないメーカー問屋です。</p>

<p>振袖、留袖、色留などは、確かに高価なものが中心となっているのは確かですが、</p>

<p>銀座の店は、そう言う物だけではありません。私は茶のお稽古をされる方のお気持ちがよくわかりますので、できるだけ柄の少ない、使いやすいけれど、品のある飽きの来ない付け下げなどもオリジナルで製作しております。</p>

<p>数はそんなに多くはありませんが、小紋、染帯なども作っております。</p>

<p>価格表示はわかりやすくあるべきだという思いで、仕立て上がり、税込みで表示しておりますから、それ以上１円もかからないという表示をしております。</p>

<p>その表示で２０万円くらいからの物を取り揃えております。</p>

<p>訪問着でも、５０万円くらいのものも製作しておりますので、決して１００万円以上の高価なものばかりではなく、キモノ文化の啓蒙のために、よりたくさんの方に着ていただけるよう、上品で着易いキモノづくりを目指しております。</p>

<p>ぜひ一度そう言うキモノもご鑑賞ください。</p>

<p>どうしてもHPには代表的な作品を掲載してしまいますので、誤解されている向きが多いように思いますので、一言申し添えておきます。</p>]]>
        
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    <title>気を付けたいネット販売</title>
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    <published>2012-05-13T05:58:45Z</published>
    <updated>2012-05-13T07:51:29Z</updated>

    <summary>先ほど、ある若いお客様から、お問い合わせがあったのですが、某ネット販売業者のＨＰ...</summary>
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        <category term="キモノ業界の話" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>先ほど、ある若いお客様から、お問い合わせがあったのですが、某ネット販売業者のＨＰに、如何にも当社の振袖のような解説文が書いてあり、あきれ返っております。</p>

<p>どこの会社かということは今回は書きませんが、某ネット販売会社で、</p>

<p>銀座有名店のキモノ（某一流工芸染匠）の物と書いてあって、如何にも泰三の物の様に匂わせ、しかもその解説文が、現物はミシン刺繍のものなのに、泰三の最高級の手縫いの解説がしてあり、悪質です。</p>

<p>桶染めではないのに（色と色の間に白が入っているので、これは帽子という染め方の物です）、いかにも当社の桶染めの高級品のような解説がしてあり、知らなかったでは済まされない話です。</p>

<p>勿論そのコピーまがいのものを作ったところも私は知っていますが、質も悪く安物ですし、いくら叩いても雨後の筍のごとく出てきていましたから、放っておいたら、もっと安物を作るために今はもうほとんどつくられていないので、そのコピー品の売れ残りなのです。</p>

<p>早速警告メールを打ったところ、謝罪メールがきて、削除されています。</p>

<p>実はこの会社は以前にも同じようなことがありますし、他のメーカーの物でも同じようなことが嫌というほどありますから、知らなかったというのは嘘で、確信犯だと思っています。</p>

<p>仕入れた問屋には泰三の物だと言われたなどと言っていますが、疑わしく、次回こうしたことがあれば、実名を公表し、法的措置を取ります。</p>

<p>私はネット販売のことに関して否定している者ではありませんし、実際場合によっては良いものが安く手に入ることはあるでしょう。</p>

<p>しかし偽物なのにそうした解説をするというような販売には憤慨しますし、そうしたことが続くようなら、まじめな作り手にとっては非常に困った存在です。</p>

<p>ネットでお買いになるときに、何か不安を覚えられるようなことがあれば、是非それなりの方にご相談ください。</p>

<p>泰三の振袖のごとく書いておいて、海外で縫製をすると堂々と書くのもいかがなものでしょうかね。</p>

<p>ネット販売業者でも真面目なところもありますから、一概に言えることではありませんが、特に後染めのもの（染物）に関しての解説は本当にいい加減なものが多いのでお気を付けください。</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>何でも縦割り</title>
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    <published>2012-05-11T12:54:37Z</published>
    <updated>2012-05-11T14:31:12Z</updated>

    <summary>まあ皆さんご存知のように、この国の行政は本当にどうしようもないほどの縦割りで、本...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>まあ皆さんご存知のように、この国の行政は本当にどうしようもないほどの縦割りで、本当に無駄の多いこと夥しい限りです。</p>

<p>キモノ業界のことでも同じです。</p>

<p>モノづくりの危機はずっと唱えていますが、モノづくりと言う面で捉えると、行政に陳情するとしたら、伝統産業という縛りで、経産省が窓口になります。</p>

<p>しかし美術工芸や、文化という範疇で考えると、文化庁になりますし、原料の絹の話になると農水省で、人づくりということになると、厚労省も関係します。</p>

<p>こんな国ですから、つつき方で結果は大きく違います。</p>

<p>一番駄目なのが、本線の経産省でしょう。</p>

<p>キモノ業界は末端需要２５００億円くらいしかないと言われていますから、経産省の課長などの教養のかけらもない若造などは、その数字を聞いただけで自分の天下り先の可能性ゼロと判断して、おざなりに話を聞くだけでしょう。</p>

<p>現に以前ある京都の議員が、キモノ産業の保護育成に関して課長に話をしたら、こんな小さな業界をなぜ守らなければならないのかと真顔で言ったそうです。</p>

<p>まあこの程度の見識と教養しかないのが今の日本の官僚の現実です。</p>

<p>どんな汚い言葉で罵倒しても足りないぐらいですが、仕方がありません。</p>

<p>政治家がもっとものを知りませんから。</p>

<p>文化という面では文化庁は、国宝や重文など文化財の保護や、重要無形文化財の選定、芸能関係の補助など、その中には歌舞伎などの人材育成事業として実を結んできたものもあるのですが、その補助金額はフランスのざっと十分の一です。</p>

<p>歌舞伎などの芸能を支えるのは、多くの裏方で、その使う衣裳や道具などの製作がまさに伝統産業ですし、そこに従事する人たちの労働環境の改善は厚労省管轄ですので、<br />
もっと大きな目で、文化というモノを見ないと、補助金でも効率が悪いと思います。</p>

<p>もちろん他のすべての事業でこうしたことが当たり前のように、縦割りで結局無駄遣いしている施策が山ほどありますね。</p>

<p>しかしこの国の大切な存在証明である固有文化の保護、継承、人材育成という大事な仕事には、もっと懐の大きい施策がなされないものかと、本当にイライラします。</p>

<p>高級な文化はますます廃れ、崩壊し、まさにファストファッション的なイージーな文化しか残らなくなる可能性は極めて大きく、世界の垂涎の的である多くの文化を生み出す技が、消滅の憂き目にあうでしょう。</p>

<p>でもそれを役人が危機だとは思わないのがこの国なのです。</p>

<p>文化は観光客誘致の切り札、つまり町おこしの大事なファクターですが、みんなで何か話題にあるような方向性を作って行かないと、行政は動かないでしょうし、豆腐にかすがい的な陳情は意味が無いのかもしれません。</p>

<p>歴史が培ってきた、世界最高水準の文化の価値をいくら訴えても、育ちの違う人には全く分からないでしょう。</p>

<p>最近ようやく文化と観光を同じところで考えよう（あくまで観光客誘致のためですが）などという動きは少しはあるようですが、これもまたみんなどこかに丸投げをするようで、役人の教養レベルが上がったわけではありません。</p>

<p>今度のフランスの大統領は、日本びいきなのか、日本を重視すると言っているそうです。歌舞伎も能も文楽も見たことが無い外務官僚では、文化を重視するフランス人とタイタイに文化論を闘わせられるでしょうかね。</p>

<p>文化的素養に富む、真のコスモポリタを育成してほしいものです。</p>

<p>まあ愚痴を言っていてもらちがあきませんから、自らもっと勉強して、伝えられるものをできるだけ伝えたいと思っています。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>天子南面</title>
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    <published>2012-05-11T08:31:52Z</published>
    <updated>2012-05-11T09:02:04Z</updated>

    <summary>以前にもこの話は書いたと思うのですが、京都という街は、地図を見て分かるように。 ...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="京都の話" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>以前にもこの話は書いたと思うのですが、京都という街は、地図を見て分かるように。<br />
北を上にした地図だと、右側に左京区、左側に右京区があります。</p>

<p>時々そのことを聞く人がいますが、京都の右左というのは、天皇の立つ位置で決められました。</p>

<p>御所の一般公開に行かれた方がおられたら分かりますが、紫宸殿というメインの建物があって、この建物の前の庭に臣下が並んで、色々な儀式が執り行われました。</p>

<p>京都街中の街並みは等しく東西南北になっています。<br />
これは中国の都（洛陽と長安をモデルにしたそうです）を参考にしていますし、御所も同様に東西南北に建っており、天皇は臣下に対して南を向いて立たれました。</p>

<p>ですから平安時代の大極殿もそうですが、正門は南にあり、門をくぐって、臣下は北を向いて天皇と相対することになります。</p>

<p>そして天皇の立ち位置で右左を決めたので、天皇から見て左は、臣下から見れば右です。</p>

<p>そして日の昇る東が、つまり南を向いて立つ天皇から見て左が上位となりますから、天皇は東側、つまり臣下から見て右側に建ち皇后は左側に立つのです。</p>

<p>京都の雛人形が、向かって右側に䧺雛があるのはそうした理由です。</p>

<p>つまり臣下から見て右が上位で、それが舞台の上手、下手の起こりです。</p>

<p>襖の引き戸が右側が上になっているのも、そうした思想が根底にあります。</p>

<p>なぜまた今なことを書いたかというと、紫宸殿の庭に、左近の桜、右近の橘と言われる木があるのですが、これもまた天皇から見ての右左ですので、左近の桜は臣下から見て右にあるのですね。</p>

<p>なぜ桜と橘があるかというのは、それなりに歴史的な理由があるようですが、それはまたの機会にして、今日美術館に行ったら、有職雛が飾ってあって、この有職雛というのには、御所を模したミニチュアの建物があるのですが、その前に飾ってある、橘と桜の位置が逆だったのです。</p>

<p>まさかと思って、何度も穴のあくほど見つめたのですが、やはり逆でした。</p>

<p>学芸員のケアレスミスだと思いますが、今の話は京都の歴史を見るうえでの基本です。</p>

<p>左大臣の方が右大臣より上位なのもそうした理由です。</p>

<p>まあ何かのご参考までに</p>]]>
        
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    <title>残念です</title>
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    <published>2012-05-07T06:46:51Z</published>
    <updated>2012-05-08T04:37:54Z</updated>

    <summary>私の店は銀座の昭和通より一筋銀座通り側の旧銀座東武ホテル（現マリオットホテル）の...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>私の店は銀座の昭和通より一筋銀座通り側の旧銀座東武ホテル（現マリオットホテル）のそばですが、<br />
同じ通りの先に、宮脇売扇庵と伊と忠という京都の老舗の和装小物の店があり、<br />
私も同じ京都の店として協力し合っていたのです。</p>

<p>しかし残念ながら諸事情で伊と忠さんが２０日で閉められるそうです。</p>

<p>高島屋、三越などには以前からテナントとして、出店されているのですが、単独店舗としては東京地区で初めて出されただけに、閉まってしまうのはもったいないような気がします。</p>

<p>実は私の履いている草履は、ほとんどが伊と忠さんかぜん屋さんで、伊と忠さんにはずいぶん誂えで、私が色々と注文を出して、今までにない男物の草履を作ってもらっていたのです。</p>

<p>私のセンスが大変参考になるようで、その後京都本店にそうしたものが並ぶようになりました。</p>

<p>また女性用の草履やバッグにしても、銀座のお店を仲介していたので便利だったのです。</p>

<p>でもまあ私に言っていただければ、上品な男物の草履を作ってもらうように取次いたします。</p>

<p>どちらにしろ、くのやさんに続き、和装関連の店が閉まっていくのは残念の極みです。</p>]]>
        
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    <title>本当にそうなのか</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.taizou.jp/blog/2012/05/post-923.php" />
    <id>tag:www.taizou.jp,2012:/blog//1.1137</id>

    <published>2012-05-06T04:36:39Z</published>
    <updated>2012-05-06T05:43:57Z</updated>

    <summary>最近マスコミのことを、マスゴミなどと批判されているようですが、実際報道機関が社会...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>最近マスコミのことを、マスゴミなどと批判されているようですが、実際報道機関が社会に与える影響は計り知れなく大きく、そのことで世論が動かされることは否めない事実であり、かたよらない正しい報道が望まれる訳です。</p>

<p>しかし現実はまさに誤った報道や、非常識な論調も多く眉を顰めることも多々あるのは事実でしょう。</p>

<p>友人の元大新聞の編集長を務めた男も、ジャーナリズムは死滅したと言って、山籠もりをしております。</p>

<p>最近は新聞を読まないで、もっぱらネットやテレビだけで情報を得る人も多く、特に若い世代に顕著です。</p>

<p>ですから余計に思慮深い報道姿勢を私なども望むのです。</p>

<p>特にネットなどではヘッドラインだけしか読まない若者をミスリードする可能性は大です。</p>

<p>新聞も記者クラブでの情報をそのまま各誌が書いたりするので、ガセネタでも、裏を取らないままに世間にさらされて、平気な顔をしていますね。</p>

<p>こうしたことは恥ずかしいことですが、他所も間違うのだから平気なのですかね。</p>

<p>テレビでもニュース専門のチャンネルもいまだになく、政治を娯楽番組にして好き放題に評論家が言うことで世論を醸成したりすることは、先進国として極めて恥ずかしく、未熟と言わざるを得ません。</p>

<p>政府の発表などは、先のことの読めない、極めて思慮にかける今の数字おたくの官僚の考えが色濃く反映されているので、そのまま素直に受け取れないことが実はとても多いのです。<br />
近い歴史を振り返ってみれば、先のことを予想した事業などがほとんどすべて失敗しているという事実は、いかに官僚の予測がいい加減であったかということで、そのための無駄遣いがどれほどあったかということにも、政治家も官僚も誰も謝りません。</p>

<p>信賞必罰という言葉が政官の世界では死語のようで、まさにお気楽で、こんな男どもでは厳しく正しい政治ができるわけは無いのですな。</p>

<p>政治家というのは、当然ながら選挙で勝たねばならず、だからと言ってネットなどで世論を操作しているような今の風潮は、極めて危険です。</p>

<p>選挙民が思慮深ければ、言うことの嘘に気が付くでしょうが、そうとばかりは言えません。<br />
口のでかい、回数の多い、勢いの良い連中がどうしても受けがいいのですが、</p>

<p>裏の取らない新聞記者と同じで、一つの情報に先導され洗脳されることのないように気を付けたいものです。</p>

<p>物事には表と裏があり、裏を読めと言うのは変な言いかたかもしれませんが、一歩引いてよく考えてみると、政治家や官僚の都合だけの嘘が見えてくるでしょう。</p>

<p>昨日の毎日新聞の社説には珍しく、そうした論調で、社会保障の一体改革の問題が書いてあり、途中まではその通りですがその先の読みが浅いので、これを書いたやつは若いのだろうと思っております。</p>

<p>まあ要するに政府の言う、というか全く先が読めない官僚の言い分だと、今は若い世代４人で１人の高齢者を支えているのが、いずれ１人で１人を支えるので、社会保障費が持たないから、増税するということは、よく考えると嘘だという話です。</p>

<p>今は高齢者でも元気で働いている人も多く、健康の高齢者は今後ますます増えると予想され、６５歳を超えても現役の人や、あるいは障害者や女性の労働者も一段と増えていく気配ですから、労働市場、環境は大きく変質していくことでしょうし、今の数字を基にする役人の予測は完全に間違うでしょう。</p>

<p>私もそう思います。若い世代がしんどいだろうと思って、子孫に美田を残したいという意識は高まっており、心ある高齢者が逆に近未来の日本を支えていくであろうということでしょう。<br />
ですから今の政府の言っていること、財務官僚の言っていることはその通りにならないでしょう。</p>

<p>にもかかわらず優秀だと勘違いしているこの人種は、素人が冷静に考えてもわかることを間違えても想定外ですまし、謝りもしないで高級を撮り続け高額の退職金を取ります。</p>

<p>リーダーシップゼロに近い総理が誕生するような嘆かわしいほど統治能力が落ちているこの国は、今本当に危ないのだという意識をもっと国民が持つべきなのです。</p>

<p>社会保障の問題は確かに目先はそれなりに窮状は増すでしょうが、<br />
この国には危機バネが強く働きますし、まさに元気な高齢者が、だらしない若い世代の面倒を逆に見るということになるのかもしれません。</p>

<p>しかしもっと肝心なことは人口が減少し続けるという現実で、このことが解決できないと、根性ある高齢者が去って行った後が心配です。</p>

<p>そのための施策を最も一番に考えるべきなのですが、物事の順序が分からない今の政府では無理でしょう。</p>

<p>相続税１００％などという荒唐無稽のことを大声で言いだす政治家までいますが、資産課税を強化することは、家の歴史を守る、つまりは国の歴史を国民自らの努力で繋げていくことに逆行すると思っています。超社会主義的発想はよほど統治者に能力があり、国民の総意が無いと危険ですし、国のポテンシャルを下げます。</p>

<p>どちらにしろ政府発表をそのまま鵜呑みにして社会へまき散らす、思慮浅きマスコミ人の資質向上がとても大切なことであるという自覚を持ってほしいですね。</p>

<p>まあすべて何でもそうですが、肝心なことは若いころからの教育です。</p>]]>
        
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    <title>何かおかしい</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.taizou.jp/blog/2012/05/post-922.php" />
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    <published>2012-05-02T06:37:37Z</published>
    <updated>2012-05-03T06:41:41Z</updated>

    <summary>このあいだ新聞読んでいたら、中年パラサイトシングルという言葉が目に入ってきました...</summary>
    <author>
        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>このあいだ新聞読んでいたら、中年パラサイトシングルという言葉が目に入ってきました。</p>

<p>結婚しないで親がかりで生活している人たちのことらしいですが、何とその人数がどうやら３００万人以上もいるというのです。（中には経済的には自立している人もいるようですが）</p>

<p>他のニュースでは、５０歳で一度も結婚したことが無いという人が２０％以上いるとか、<br />
２０歳代で自殺を考えた人が２８％もいたとか、本当に信じられない実態に、なぜこんな国になってしまったのかということを訝しく思うとともに、このままこういうことだと大変な国になるという危機感が募ります。</p>

<p>結婚したくないということと、結婚できないということとは別ですが、我々の世代では若い頃、女性は２５歳、男性が３０歳を超えると、結婚しろとやいのやいの言われたものです。</p>

<p>４０歳で男が独身だったりすると、どこか体が悪いのかとか、普通ではないという評価をされたものです。</p>

<p>ところが今の若者は、結婚願望そのものが無かったり、焦りなど微塵もないようですね。<br />
独身生活に慣れきって、今はコンビニやデパ地下で、一人分の食事も手軽に買えるし、洗濯なども便利になって、一人暮らしがあまり苦にならないのかもしれません。</p>

<p>そうこうしているうちにあっという間に４０歳となって、仕事が上手くいかなくて親がかりになってしまったなどということなのかも知れません。</p>

<p>ＩＴ系の仕事などは、若くないと続かないのでしょうが、職種によっては残業ばかり多い割に報酬が少なく、使い捨てのようなことが近年は多いようです。</p>

<p>一端辞めると、非正規労働者になったりして、なかなか勤め先が無いということの様で、バイトばかりで年を取って行くので、今度結婚したくてもできないということのようです。</p>

<p>この非正規労働者が６０万人以上もいて、その数が２０００年くらいの倍になっているということで、これはいわゆる構造改革とか規制緩和という美名のもとに起こった、過度な競争による人件費抑制の結果でしょう。この間のバス事故などその典型です。</p>

<p>机上の空論しか言えない安物経済学者が政治に口を出してからこの国はまさに安物になってきました。</p>

<p>官僚は狡いから、その時の政治家が無能でも言うことは聞いて、人間軽視の数字だけの、金だけの行政を推し進めます。</p>

<p>プライドだけは無茶苦茶高いので、間違っていてもそう簡単に改めようともしませんから、結局政治家がしっかりしていなければ統治できるわけはありませんね。</p>

<p>そういう意味でも今の日本は憲政史上最悪でしょう。</p>

<p>冷たい政治が続き、人々の心の余裕が無くなり、日本本来の思いやり、助け合いの精神が薄れつつあります。</p>

<p>地下鉄で年長者に席も譲らず携帯を睨みっぱなしの若い連中を見るにつけ、日本人その者が変質していると思わざるを得ませんね。</p>

<p>まあどちらにしろ、あまり廻りのことに関心のない孤独な男女が多いようで、気になりますね。</p>

<p>孤独を愛しているということではなくて、本当は寂しがり屋だと思います。<br />
ネットでは嫌ほどしゃべるのですから、孤独で寡黙ということではないようです。</p>

<p>私なんかも基本的には寂しがり屋で人好きですから、誰とでもすぐに友達になったり、そういう場を好んで求めますが、今の若者は、ネットでは本当に良く語るし、素晴らしい文章を書くのに、会ってみると何かもじもじして話さないなど、どうも人間関係を構築することに長けていない人が多いような気がします。</p>

<p>これはやはり小さなときからの育ちの問題ではないでしょうか。</p>

<p>学校で放課後みんなでソフトボールやキックベースなどで遊んで帰った我々と違って、終わったらさっさと帰って塾だとか稽古ごとに通い、家でもよくテレビゲームやゲーム機に興じるなど、あまり集団で遊んだりすることが無いまま年を重ねていくという今の子供たちは、<br />
人に気を遣って何かをなすという遊びを好まず、どうしても自己中心的で利己的な考えに陥りがちです。</p>

<p>その上受験で知育優先で、人格形成という面で問題があります。</p>

<p>私学に入ってエスカレーターで大学というところは、そういう苦労は無くても、苦労しない分だけ精神的にひ弱で、いざ事が起きたときの対処能力に欠ける傾向があります。</p>

<p>４人でする麻雀も、ゲームではしても実際にはやらないし、ゴルフも知らない人とやるのはかったるいなどと思っているようですから、まさに知らない人との人間関係構築の術がなく、親しい人間とだけ付き合うという傾向があります。</p>

<p>その上社会に出てもパソコンとにらめっこの仕事が多いと、余計に人と話そうとしません。</p>

<p>だから私のような年長者と会って何を話していいのか全く分からず、なんとなくもじもじするばかりです。</p>

<p>精神的にタフでないので、ピンチになったり自分の思うようにならないことがあるとすぐに大きく落ち込んで、自殺など考えてしまうのでしょう。</p>

<p>景気も悪く、終身雇用も保証されず、年金もおぼつかないし、年収もなかなか伸びない。その上会社の業績がわるいとすぐにリストラされる可能性もあるような今の時代です。</p>

<p>何となく根暗になったり、享楽的で、先のことを考えないというのも無理はありません。</p>

<p>未来への希望が無い国では、無気力になるばかりです。</p>

<p>もう一度人間重視の、日本らしい互助精神に富む、政治、行政、経営に立ち返るべきなのです。規制緩和の本家本元のアメリカの惨状を見れば、いかに机上の空論が間違いかわかりそうなものなのに、件の安物学者はまだ規制緩和が足りないとほざいています。</p>

<p>人間の営み、思想というファクターが思着かない、教養の幅の狭い人特有の言動でしょう。</p>

<p>経済学、経営学に、人間行動心理学や哲学の要素を取り入れるべきだと私は常々思っています。<br />
数字、金だけでしかものを考えない人には、人の作りだしてきた、今も作り続ける文化への配慮が無いのです。</p>

<p>文化を否定するもの、知らないということは、人への思いやりが無いということと同義で、そういうものが上に立つとき、国はまさしく荒廃します。</p>

<p>子供たちにみんな何かをなすことの大切さ、思いやりの精神を教えることがいかに大切かとつくづく思いますね。</p>

<p>憲法記念日にあたり、今の政治が真に憲法精神にのっとっているか、政官共に心から反省してほしいと思うものです。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>５月の展示会</title>
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    <id>tag:www.taizou.jp,2012:/blog//1.1135</id>

    <published>2012-05-01T06:30:49Z</published>
    <updated>2012-05-01T07:01:00Z</updated>

    <summary>過日予告いたしましたが、銀座の店では１２日（土）から２０日（日）まで、４月の京都...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="ギャラリー泰三情報－展示会等" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>過日予告いたしましたが、銀座の店では<strong>１２日（土）から２０日（日）まで、４月の京都店の引き続き新作展を開催いたします。</strong></p>

<p>泰三ならではの、振袖、黒留袖、色留袖、訪問着、付け下げ着尺、小紋着尺をご鑑賞ください。</p>

<p>別に泰三のキモノはそんなに高い物ばかりではありません。仕立て上がり２０万円位からございますので、お気軽にお出かけください。</p>

<p>ただ繊細な刺繍を駆使したような留袖や、本格的な桶染めを駆使する振袖は今や泰三の物のみとなっている現実の中で、先人の苦労の結晶である技を引き継ぎ伝えていくのは、非常に困難な状況となっています。</p>

<p>老舗問屋が平気でインクジェットの振袖をデパートに並べる時代となって、それも何も言わなければ友禅のごとく販売してしまうというレベルの低い実態には憤慨せざるをえません。</p>

<p>インクジェットでのキモノの生産が、いつも言いますが悪いとは言いません。<br />
たとえ浴衣の様なペラペラのキモノであっても、買いやすい低価のキモノがあってもいいと思いますし、エントリーのキモノにそうした技法が取り入れられることなら問題はないのです。</p>

<p>ところが実態はそうではありません。<br />
まあレンタルのキモノがほとんどそうなって、京都の祇園などを本当にやすけないキモノを着て歩く若いカップルには目を顰める人が多いのも確かで、もうすこしレンタル業者に質のいいものを仕入れて欲しいと真面目に思いますが、レンタルは原価を抑えるという意味では仕方がないでしょう。</p>

<p>問題はデパートや量販店などに、京友禅というラベルがついて販売されているという事実です。</p>

<p>インクジェットで生産したことを隠そう隠そうという態度は、本当に解せません。</p>

<p>そういう技法だからこれだけの値で売れるのですという真面目な売り方で、キモノ初心者のすそ野を広げてほしいと思うのです。</p>

<p>それでとりあえず慣れてもらって、次に手描き友禅の物をという道なら納得できるのですが、キモノのことを知らない人に、あやふやに何も説明しないでそうしたものを、その加工にしては高いでで売るという戦略には理解ができません。</p>

<p>結局業界人がみんなでお互いの首を絞め合っていることになるのですが、何の反省もなく何の真の戦略もなく、突き進んでいるという現実に嘆息しない日はありません。</p>

<p>京都でしかできない本物の技を駆使したモノづくりの終焉が見え始めているにもかかわらず、相も変わらず、安いものを高く売る販売方法にばかり血道をあげ、作り手への思いやりゼロで推移しているのです。</p>

<p>こういうことをいつも書きながら、自ら業界人として情けない思いをしています。</p>

<p>誰も糺そうとする人もなく、売り手にとがめだてする人もいません。</p>

<p>行くところまで行くのだろうと思いながらも、私自身は真摯に従来からのモノづくりの精神を変えずに、銀座に相応しいモノづくりに邁進するのみです。</p>

<p>業界にいくら警鐘を鳴らそうとも、詮無いだけですし、真面目な人はコツコツそうしたことにかまわず歩いて行くのみですね。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>邦楽界も同じ</title>
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    <id>tag:www.taizou.jp,2012:/blog//1.1134</id>

    <published>2012-05-01T05:56:36Z</published>
    <updated>2012-05-01T06:23:37Z</updated>

    <summary>手描き京友禅の生産量が、最盛期の１％代であるという事実は紛れもなく、職人さんの高...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>手描き京友禅の生産量が、最盛期の１％代であるという事実は紛れもなく、職人さんの高齢化による体調不良なども表面化して、<br />
高度な技を駆使したモノづくりはかなり近い将来不可能となるのではないかと予想されていますし、<br />
これは西陣織も同じで、引き箔（金箔を裁断して、糸と糸の間に織り込んでいくもの）モノの高級なフォーマル帯も生産が激減したことで、箔作りの職人さんが激減して、これまた非常に心配な状況です。</p>

<p>昭和４０年代の後半から５０年代にかけて作られたものもまだ十分に着用に耐えられますが、紛れもなく京都市の基幹産業であった時代のモノづくりの方が、質の高いものがあるのも事実で、そうしたものを上回るための材料、道具、技が不足して、残念ながら最高位のモノづくりはできなくなりつつあります。</p>

<p>これは他の伝統産業にも共通している悩みで、寺院の寺宝の修理などもいずれ困難になるであろうと言われています。</p>

<p>結局あまりにも消費量、生産量が落ちているので、次代の技術者の育成やその技の周辺にある材料道具の改良も進められないのです。</p>

<p>これは当然ながら日本のライフスタイルの変化によるもので、和室のない家があっても、誰も不思議に思わない今の日本人の生活環境の中では、抗えないことでしょう。</p>

<p>日本人がその国の文化を理解できないということの不思議さを何とも思わないのも、まことに奇異なことですが、特に和文化の教養のかけらもない官僚や政治家では、そのことへの危機感も微塵もなく、これでは秀逸な和文化もどんどん衰退する一方ですし、中には完全に破壊しようとする政治家まであらわれる始末です。</p>

<p><br />
世界に認められている伝統芸能を鑑賞するものが特別な存在、自称インテリの自己満足で、そんなものに国が援助するなど全く必要が無いなどというとんでもないことをいう政治家がいることを、もっと強く糾弾するものがいてもいいのに、識者ほど黙ってしまうのはいかがなものでしょうか。</p>

<p>伝統芸能を愛するのは日本人として極めて自然であって、知らないほうがおかしいというのに、その逆のことを言うものがネット上などでもてはやされるというのも理解に苦しむことです。</p>

<p>私は清元という邦楽を２０年以上嗜んでいますが、１８１４年に大成されたと言われる豊後系浄瑠璃（京都から一中節が江戸につたわり、そこから豊後節という浄瑠璃が生まれ、そこから派生した浄瑠璃のこと）のなかでは一番新しく、色々な邦楽の良さを取り入れ、中高音の節回しに特徴があり、近代的な味のあるものです。</p>

<p>江戸で生まれたこの浄瑠璃は歌舞伎舞踊曲としても大流行し、一世を風靡しました。</p>

<p>当然ですが、江戸の人に好まれ、多くの人が稽古をしておりました。<br />
東京の呉服屋の主人も清元が好きな人が多かったですね。</p>

<p>しかし今では殆どの人が清元という言葉は聞いたことがあっても、他の邦楽と何が違うのか、もちろん他の邦楽も含めて何も知らないというのが現実で、私も今まで数えきれないほど邦楽の大系はその違いについて語ってきました。</p>

<p>しかし今ではどのお稽古場にも女性が多くそれも高齢化しています。</p>

<p>清元という言葉さえ知らない人も多く、歌舞伎は見ても邦楽のことは全く知らないという人も多いのです。</p>

<p>かつては知っていて当たり前だと思っていても、今は知らない人の方がはるかに多いということなら、このままではお稽古する人も減る一方となるでしょうし、何とか啓蒙活動をしていかねばなりません。</p>

<p>この邦楽を愛するものとして、何かお手伝いできないかと思っているのは事実です。</p>

<p>日本の長い歴史で培われてきた多くの文化を習得するということは、世界の中での日本人として、次世代に先人の思いを伝えるためにも意義あることに違いありませんし、<br />
特に日本国の指導階層にあるものは知っていて当然だと私は思っています。</p>

<p>言い換えれば知らないことは恥だと思います。</p>

<p>特にかつての支配階層が必修の教養として修めていた、茶道と能に関しては造詣を深めてもらいたいと願うものです。</p>

<p>一昔前は知らなければ恥だったのですが、今は知らない人がお圧倒的だから何の恥でもないという国です。</p>

<p>日本人が日本の国を愛していることに変わりは無くても、戦後その歴史も文化も知らないままに、なんとなくのほほんと年を重ねてきたという人が大半で、若い人に日本のどこが良いのかと聞いたら、戦争が無い、自由だ、何でもできるというような答えばかりです。</p>

<p>日本国の主権は国民にあると言ってもいったい誰がこの国を守っていくのか、先人から受け継ぐものを誰がどのようにして伝えていくのか、実にあいまいで、主体性がありません。</p>

<p>私はどうも先を読みすぎるきらいがあるのですが、大体その通りになってしまうので危機感は募るばかりです。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>ちょっとど真剣にならないと</title>
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    <id>tag:www.taizou.jp,2012:/blog//1.1131</id>

    <published>2012-04-26T05:36:06Z</published>
    <updated>2012-04-26T13:41:31Z</updated>

    <summary>今年の４月は例年に比べてやや肌寒く、今一まだ春の陽気という日が少ないせいもあるの...</summary>
    <author>
        <name>銀座泰三</name>
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    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>今年の４月は例年に比べてやや肌寒く、今一まだ春の陽気という日が少ないせいもあるのか、景気もいまだに良いという状況ではありませんでした。</p>

<p>あともう少しで５月となりますが、昨年３月の大震災の後の経済的停滞落ち込みは大きかったので、この４月は昨年より回復することが期待されていました。</p>

<p>しかしながらキモノ業界は、どうやら昨年よりもまだ商況芳しからず、当然ですが生産現場は青息吐息です。</p>

<p>単に仕事が少ないということだけでなく、職人さんの高齢化と後継者難が、違う形でいよいよ表面化し始めています。</p>

<p>当社でも古くからお付き合いしている職人さんがこの数年で次々と現場を去られています。</p>

<p>多くは健康上の問題です。しかし中には老老介護ということもあります。</p>

<p>病気をしている職人さんも多く、つい最近も健康上不安で、良い仕事ができる自信が無いから辞めさせてくれと言ってきた人もいます。</p>

<p>当社だけでなく色々なところでそういう話を聞くことが最近急に多くなってきました。</p>

<p>きっと日本中そういう状況に立ち至っているのではないでしょうか。</p>

<p>本当に手をこまねいていると、次々と熟練の職人さんがいなくなって行きます。</p>

<p>まだ比較的若い職人さんもいない訳ではありませんし、できるだけそういう人たちに仕事</p>

<p>を回して行こうとしているせいもあって、ますますベテランの人に仕事がいかず、年齢も</p>

<p>あって辞めて行くというのは仕方がないということなのかもしれませんが、</p>

<p>時間がたつほどに深刻な事態となっています。</p>

<p>行政の知人にも色々なことを提案しても、結局一定の需要が無ければ、どんな形で後継者を作っても続かないのではないでしょうかと言われると、全くその通りなので返す言葉はありません。</p>

<p>新規の需要を生み出すためには、販売に携わる人たちの真剣な活動が大切なことは言うまでもありません。</p>

<p>出来る限りお客様に真面目なものを薦めていただきたいと言うしかありません。</p>

<p>インクジェットの生産は振袖などでは過半数を上回っていますし、レンタルのキモノも大半がそうしたものになっています。</p>

<p>京都をキモノで散策しようということで若い男女がレンタルのキモノで闊歩していますが、まるで浴衣とも思えるような着物が存在していることに驚きます。</p>

<p>時代がそうしたものを要求しているのなら仕方がありませんが、私はまだまだ本物を残して行くための真摯な、当然あるべき努力が足りないと思います。</p>

<p>東京の呉服屋などでも、京都の問屋と付き合いの少ないところは、産地としての苦境をほとんど感じていない、危機感のない人が多いのに驚きます。</p>

<p>良いものは何か、本ものとは何かということをいつも探し、見ていれば気が付くはずなのですが、、、、</p>

<p>手描き友禅の生産量は最盛期の１％強しかないという状況にも拘らず、作り手のすべてのリスクをかぶせて行くということでは、ほとんどが赤字経営なのですし、早産どんどん現場を去って行き、余計に職人さんに仕事を回せなくなるでしょう。</p>

<p>作り手と売り手の強固なネットワークを構築できるところだけが今後も残っていけるであろうということです。</p>

<p>まあみんな何となくあきらめの境地で、厭世観漂う京都の生産現場です。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>義憤</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.taizou.jp/blog/2012/04/post-810.php" />
    <id>tag:www.taizou.jp,2012:/blog//1.1014</id>

    <published>2012-04-22T03:16:49Z</published>
    <updated>2012-04-26T13:45:43Z</updated>

    <summary>私はブログを書き始めてすでに相当な年数が経ましたが、終始その根底にあるのは義憤で...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>私はブログを書き始めてすでに相当な年数が経ましたが、終始その根底にあるのは義憤であることは疑いがありません。</p>

<p>１０年ほど前からの教養無き小泉政治などが一体何をもたらすかなどと言うことが予想できたので、警鐘を鳴らしたりしていましたが、先の見えない教養のない知人のサラリーマン連中には、全く私の言うことを理解できなかったようです。結局私の言っていたことが完全に正しく、あとで恥ずかしそう謝っていました。</p>

<p>まあそれからは私に何も言いません。命を懸けて仕事をしている私と、お気楽なサラリーマンとは端から根性が違いますな。<br />
私にモノを言えるのは、自分の家を担保に入れて、丸裸になる覚悟を持つ者だけです。</p>

<p>だから大企業のサラリーマンではわからないこと、気が付かないことが私にはよく理解できるので、色々なことを発信しているのです。</p>

<p>最近の政治家も官僚も自分で稼いだ金で食ったことが無いので、稼ぐ術など何も知らないのに、その連中が国家運営をしてきたことが大間違いです。</p>

<p>我々は借金をしたら返せなければ、身ぐるみ剥がされますが、無能政治家と官僚は赤字国際という借金をしても、その付けを国民のまわして平気な顔です。</p>

<p>私はこの政治家と官僚のあまりにも教養のなさ、レベルの低さをずっと昔から知っていましたし、こんな連中を信じたらとんでもないことになると思い、手堅い生き方をしてきたので、６３歳ともなっていつ辞めてもいいようにはしてきました。</p>

<p>だからと言って、これ程文化的な危機を身にもって知るものが、先に辞めていくのは筋も通らないことだろうと思っています。</p>

<p>文楽や伝統芸能を否定するような男が為政者になったらこの国はどうなると思いますか。</p>

<p>いわゆる出来た人間は知らないことは教えてくださいと言って、名人の門をたたきます。</p>

<p>ところがその逆もいます。知らないことを教わること自体が自分のコンプレックスを助長するので、知っている者自体を否定しようとします。文楽を見る人が特殊な人だというような発言をするのです。</p>

<p>私は文化に関わる仕事をしている限り、この種の人間は少なくとも味方ではありません。</p>

<p>ただ私は別に色々な意味で闘わなくても何とかなる年齢ですが、問題は若い世代です。</p>

<p>アジテーターを良しとする、付和雷同的な若者の怒りは義憤でも何でもありません。</p>

<p>義のある思想が無い連中を洗脳するのはたやすく、政治家でもあの程度の低い泥鰌演説に騙されている体たらくです。</p>

<p>いわゆる気骨をもって、正義を重んじる男なら小泉と竹中の軽さを見抜けたでしょう。</p>

<p>まああまりに若い世代は別ですが、中堅と言われる連中が義憤をもって行動してくれることを心から願っています。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>岡目八目</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.taizou.jp/blog/2012/04/post-917.php" />
    <id>tag:www.taizou.jp,2012:/blog//1.1130</id>

    <published>2012-04-19T14:10:17Z</published>
    <updated>2012-04-21T05:33:19Z</updated>

    <summary>この言葉の意味は、碁を対局している本人同士の周りにいる者の方が、八目も先が見える...</summary>
    <author>
        <name>銀座泰三</name>
        <uri>http://www.taizou.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=1&amp;id=2</uri>
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.taizou.jp/blog/">
        <![CDATA[<p>この言葉の意味は、碁を対局している本人同士の周りにいる者の方が、八目も先が見えるというようなものです。</p>

<p>ちなみに碁は陣地取りの勝負です。自分が獲得した陣地と、相手の陣地の差で勝負が決まるのですが、陣地を目（もく）と称します。</p>

<p>まあ将棋でもそうですが、対局者には見えていない好手が、傍からではよく見えるということがあります。</p>

<p>かつてある棋士が、考慮中に相手の側に回って、立ったまま自分の手を見つめるということを良くして、顰蹙をかったことがありますが、何かに熱中していると、何でもないことを見落としたりすることは、日常よくあることです。</p>

<p>そのまま突っ走って大失敗をしでかすということもままありますが、それを防ぐには、第三者的な目を持つことです。</p>

<p><br />
他人の言うことに耳を傾ける、あるいは自分のやっていることを、他人の目で見つめなおしてみるということを、ある意味習慣づければいいのです。</p>

<p>自分では間違いないと思って初めて見たことでも、途中でちょっと立ち止まって見つめなおすということは、当然必要なことなのです。</p>

<p><br />
政治でも国民感情を無視して、勝手に暴走しているきらいがありますが、彼らは、国民は馬鹿だからわかっていないので、自分たちがやらなければならないと思いたいのでしょう。</p>

<p>でも外から自分の言動を見つめてほしいのです。国民は衆愚だから、国民の声など無視して良いというのなら、政治家としては失格でしょう。</p>

<p>経営者でも同じです。家電の大赤字はまさに暴走の結果です。もっと冷静になるべきだったと今からいても始まりませんが、他人の声に耳を傾かないばかりに、自分が優秀だと勘違いしているばかりに、とんでもない損失を会社に与えました。</p>

<p>もっと幅広く教養を積んで、じっくり自らの言動を見つめなおす余裕があれば、大きな失敗は防げたはずなのですがね。</p>

<p>キモノ業界の大手問屋や量販店の社長もよくよくやっていることを見つめなおして欲しいですね。</p>

<p><br />
まあ言いかたを変えると、こういう人は間（ま）が悪いのです。</p>

<p>メリハリをつけることを知らないのですかね。</p>

<p>気分を切り替えるための趣味などを持つことも大事ですが、接待ゴルフなどは最悪です。同じゴルフをするなら。身銭で友人とすることです。</p>

<p><br />
しかしできれば文化的な趣味を持つことをお薦めします。静寂な茶室でお茶を頂くような時間を持てば、心が洗われ、なた新たな発想も浮かぶでしょう。</p>

<p>身体をリフレッシュさせることは大事ですが、一番肝心なことは心の洗濯でしょうね。</p>

<p>私も忙しくてあれもこれもとできませんが、清元をお稽古して無心に語っていれば、ストレスも飛んでしまいます。</p>

<p>老後のためにも、何か文化に関わる趣味を持つことはとても有用です。</p>

<p>年を取ってくると余計にそういうことを思うこのごろです。</p>]]>
        
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    <title>次から次と、、、</title>
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    <published>2012-04-18T09:27:08Z</published>
    <updated>2012-04-18T11:49:59Z</updated>

    <summary>東京は相変わらず次から次と色々な施設が出来ます。 原宿に東急プラザ、お台場にダイ...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <![CDATA[<p>東京は相変わらず次から次と色々な施設が出来ます。</p>

<p>原宿に東急プラザ、お台場にダイバーシティ東京、もうじき渋谷にヒカリエ、そして東京スカイツリーと目白押しです。</p>

<p>ほとんどすべてがテナントの入る商業施設ですが、まあ次から次とよく良くできるものです。<br />
つい先日は木更津にアウトレットモールも立ち上がりました。</p>

<p>また丸の内、京橋にはこれから３０階から４０階建のビルが次々と立ち上がります。</p>

<p>ところが昨年は日本の人口は２５万人も減ったそうですし、企業もリストラしているところが多いのです。</p>

<p>ビルが建ってもテナントを集められないところも最近目立っています。</p>

<p>地方が疲弊していく分、東京へ東京へと益々集中していくという現象は、長い目で見ると非常に危険だと思います。</p>

<p>ただでさえ大きな地震も取りざたされていますし、首都機能を分散しなければというときに、高層ビル建築が止まりません。</p>

<p>それもなんの個性もない、つまらない真四角のビルばかりです。</p>

<p>まあ確かに古いビルの建て替え時期がきている、耐震性の強化のために、立て替えたほうが安上がりだとか、種々の事情もあるのでしょうが、良く似たビルばかりです。</p>

<p>古いものは平気で壊し、つまらないビルを、先を見ないでバカバカ建てて行く節操のなさにも呆れますが、まあはっきり言って東京都にも、グランドデザインがまったくないのでしょうな。</p>

<p>まあどうでもいいのですが、もっともっと先を見た街づくりが無いのでしょうか。</p>

<p>何でもありの無色の街にどこもがなって行きます。</p>

<p>原宿にある店も銀座にある店も、渋谷にある店もみんな同じで、街それぞれの持つ歴史や伝統も無視され壊され、どこへ行っても同じです。</p>

<p>浅草行っても、江戸弁が話せる人もほとんどいなくなってきました。</p>

<p>まあ年を取ってきたからそう思うのかもしれませんが、東京の街自体が金太郎飴のようになれば、人間も同じです。</p>

<p>日本がこれから途上国との競争に立ち向かうためにも、より個性的な、やんちゃな若い者を育てないといけません。</p>

<p>海外に出ていくのも女性は積極的なのに、男は行きたがらないと言う情けなさに暗澹たる思いです。</p>

<p>何が草食系ですかね。<br />
失敗してもいいからもっともっと言いたいことは言って、やりたいことはやるという、個性を育てるための社員教育をしないから、同じような発想しかない、つまらない男が増えていくのです。</p>

<p>積み木のようなビルを見るたびにそんなことを思いますね。</p>

<p>こんなことを言うのも年を取ったせいでしょうが、、、</p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
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    <title>冥土の旅の一里塚</title>
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    <published>2012-04-17T13:28:13Z</published>
    <updated>2012-04-17T13:59:07Z</updated>

    <summary>また一つ年を重ねました。 昭和２４年生まれですから満６３歳です。 この年になると...</summary>
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        <name>銀座泰三</name>
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        <![CDATA[<p>また一つ年を重ねました。</p>

<p>昭和２４年生まれですから満６３歳です。</p>

<p>この年になると純粋に目出度いというより、死出の旅立に、一歩近づいたという意味もあります。</p>

<p>あと何年生きて行けるのかわかりませんが、平均寿命まであと１７年ほどでしょうか。</p>

<p>まさに人生の折り返しを過ぎて、色々なことを考えるような年になってきたのは確かです。</p>

<p>私はサラリーマンと違って、簡単に辞めますといって辞められる立場ではありません。</p>

<p>実際職人さん同様決して若くないので、疲れているのも確かです。</p>

<p>先日もある職人さんがもうしんどいのでやめさせて欲しいと言って来たりで、本物、上物の製作の限界がそろそろ現実のものとして見え始めてきました。</p>

<p>需要が今のような状況を脱しきれないでいる限り、次々と作り手が現場を去り、材料、道具の枯渇も見え始めてきているだけに、悲しい話ですが、色々な技を生かす場が止まってしまい、その継承もできないまま終わってしまうでしょう。</p>

<p>私もあと何年仕事ができるかわかりませんが、キモノだけでなく、日本のアイデンティティである文化の啓蒙に残された人生の大部分を使っていきたいと思っています。</p>

<p>政治家や官僚が和文化を知らないなどというとんでもない国ですし、その価値を訴えても基礎的教養がほぼ皆無ですから、理解はしてくれません。</p>

<p>ですから民間レベルで、自助努力でできる範囲で活動していかねばなりません。</p>

<p>キモノ文化を継承するのは、結局キモノを愛し、着ていただく人たちであることは間違いありませんから、その人たちを増やしていくことです。</p>

<p>ただ大きな問題は、見識ある売り手が次々現場を去っているという事実です。</p>

<p>最前線で啓蒙啓発する人たちを増やすために、その人たちを教育するということからやり直さないといけないのです。</p>

<p>色々難問が山積みですが、お客様のご期待の沿えるよう、前進してまいりたいと思います。</p>

<p>清元の稽古もずっと続け、歌舞伎を見る人に、邦楽のことなども知っていただきたいと思っています。</p>

<p>まだまだやるべきことが山のようにあるという思いを改めて思う日でございました。</p>]]>
        
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