キモノのについての話の最近のブログ記事

桐紋について

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先日お得意先で黒留袖を売っていただき紋入れ加工に戻ってきて、大変驚きました。 なんと五七の桐です。 以前にも桐紋のことは解説させていただいたと思いますが、改めて書かせていただきます。 もともと家紋というのは、平安時代の公家が自分の好きな花などを文様化して、着るものや身の周りのものに付けたという事が始まりとされています。 いわばそのお公家さんのアイデンティティですかね。 その後戦

何度も何度も紋の話

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たまたまかも知れませんが、ここのところ有難いことに黒留袖のお客様が連続してこられます。 息子や娘の婚礼の時にはやっぱり良い黒留袖が着たいと思っておられる方は少なくありません。 ですから色々と店を覗かれたりされたようですが、どこに行っても満足できるものがなかったとおっしゃいます。 実際現在高級な黒留袖というのは一番生産が少なく、ほとんど作られていない状況です。 そんな中でも私は細

お手入れは早い目に

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6月もあとわずかです。 一応7月からまた夏物の季節です。単衣は9月までお預けです。 これからの2カ月は基本的には袷、単衣共にお召になりませんので、何時ものことですがお手入れをして頂きたいと思います。 汚れは生地の中にその汚れの分子が入り込むと、どんな汚れなのかは別にしてとても落しにくくなるのです。 天然繊維を染めるということは、糸の中に染料の分子が入り込んでいくということです。

キモノ文化の講演

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先日大学同期の知人の紹介で、ある倶楽部で講演させていただいたのですが、なんと高級官僚(OB,現役)と経済人の交流を目的としたところで、当日も次官経験者が3人おられました。 年齢的にも90才の方もおられて人生の大先輩が殆どで大変話しにくかったのですが、何とか努めてまいりました。 キモノは日本を代表する文化であり世界最高の衣装です。 それをご理解いただくために、その成立までの長い歴

キモノの色気

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最近京都の祇園あたりをレンタルのキモノで歩き回る若い女性が増えています。 なかにはカップルで来ている若い人もいます。 まあそのキモノの質はとんでもなく低いですし、帯も袋帯でなく浴衣に締めるようなペラペラのものです。レンタルの料金も安いので仕方がありませんが、祇園のお茶屋の女将さんもまさに景観を乱すと嘆いています。 着る側もほとんどが初心者が多いので、その立ち居振る舞いがあまりに

虫干しの大切さ

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早くも10月となり、袷の季節となりましたが、夏の間にお召になったキモノは必ずお手入れをされてからおしまい下さい。 シミを放っておくと抜けなくなってしまいますし、汗で汚れた襟なども同様です。 ところで、先日から連続、黒留袖の変色を何とかしてほしいという依頼が来ていますが、以前にもご説明していますが、京都の上物の黒留袖は、従来から三度黒という特殊な染め方をしてまいりました。 これは

付下げ着尺

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昨日のNHKで高齢のキモノ評論家の女性が付け下げ(付下げ着尺)の解説をしていましたが、ちょっと言葉足らずでしたので、捕捉します。 この付下げ着尺という言葉の意味ですが、そもそも着尺というのは、訪問着などのように作るときに、白生地の段階でキモノの形にして(下絵羽)から製作しますが、着尺は白生地の反物の状態のままで加工したもので、その形のままで販売されます。 一般的には着尺というと

寸法の話

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この間ある女性国会議員が、お母様のキモノをそのまま着て、おはしょりもなく、裄も極端に短く、襦袢の袖が見えていてまさしく格好が悪いのに、それをそのまま自らのツイッターで晒してしまっていました。 この女性はキモノのことをほぼ全くご存知ないのだろうと思いましたが、キモノはある意味、オートクチュールの世界で、普通はその方の寸法に合わせてお仕立てします。 戦前までは、絹ものの上物はほぼす
糸価格が上がる前の駆け込みで、丹後などの白生地生産は前月よりは増えているようですが、前年期間比で言うとまた下がっています。 長浜は特に深刻で、相当経営環境は悪化しており、産地としての存亡を考えざるというような状況にあると思います。 精練場も維持するのは大変でしょう。糸の値が上がる駆け込み需要が終わればその次に舞っているのは、大幅減産です。 泰三の作品も高級な物はほとんどすべて長

きものナビゲーター

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成人の日で関東近辺の振袖をお召しになった女性は本当に大変でしたね。 ほとんどみんな初心者ですから、雨コートも持っておられない人が殆どでしょうし、草履に雨用カバーを付けることも御存じありません。 お母様がキモノのことをよくご存じならこういう時にはどうするかという対処もできるのでしょうが、今はほとんどお母様もキモノ初心者という家が多いのではないでしょうか。 振袖が浴衣ではない初めて
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