キモノ業界の話の最近のブログ記事

先立つものは

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元々夏場は呉服業界は暇なのですが、盆明けには秋からの商品の納品で急に忙しく商っていたものです。 メーカーは春先に秋物の発表会をして追加も含めた受注を取り、夏が過ぎて一斉に納めていくのです。 ところが近年はまったくそういうこともなく、年がら年中委託商いに終始し、小売店やデパート、チェーン店も商品リスクを回避しているところがほとんどで、作り手は貸すために物作りをするという、非常に消

チェーン店ごとの売買

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最近チェーン店の売り上げが急減し初め、業績悪化から倒産したところ、あるいはしそうなところも散見します。 ところでそれを買おうというところが出てきて、実際会社ごとあちこちに買われたり、あるいはそういう噂のあるところもあります。 販売店のチェーン店だけでなく、着付けのチェーン店も狙われています。 着付け教室のチェーン店というのは、単にキモノの着付けだけでは経営は成り立ちませんので、

素人同然

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NEEDSとWANTS

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物作りに欠かせない消費者ニーズと言う言葉は今や常識ですね。 マーケットインだとか、マーケティングではよく使われるわけですが、キモノ業界での消費者ニーズというのはどんなものでしょうか。 現代ではキモノのことを知らない消費者だけでなく、売り手も素人同然というような人が嫌というほどいるような時代です。 そんな人たちがどんなニーズを持っているのか。作り手としては何も分からない、ただ売れ

キモノ業界はどうなるの

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最近時々業界の人からもそれ以外の人たちからもキモノ業界はどうなると思いますかなどと聞かれます。 現在のキモノ業界の末端需要はたった3000億円あるかないかと言われています。 ただキモノの販売は無店舗で販売している人も少なくないし、小規模の専門店などは統計に表れませんので実態はよく分かりませんが、少なくとも大企業一社の売上げに遠く及ばず、今や物販業全体で見ても最低レベルにあること

金払いを良くしたところで

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経産省が、和装振興協議会なる集まりを開催しています。前身は和装振興研究会だったようですが、11月3日のキモノの日に経産省の担当役人だけがレンタルキモノを着るという、振興とは名ばかりのまさに無残この上ない結果で終わっています。 全省庁だとか、国会議員だとかが着るというのならまだしもマスコミを入れて自分たちがレンタルキモノを着て仕事をしているところだけを写真に撮らせてプレスリリース

冒険をさせること

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先日まで付下げの会をしておりましたが、来店された方が全員、こういう本物の上品な綺麗なキモノが欲しかったのに、どこに行ってもないだとかおっしゃいます。 確かに最近のデパートの染のキモノを見ると、色もそうですが、値段もやたら高いし、消費者目線ゼロだと思ってしまいます。 バイヤーだとかMDだとかと言う、かつても仕入れ方の社員も、いまでは女性もいるのですが、物が分かっているとは思えませ

需要喚起

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中国から帰ってきて、中1日で再び東京に出て参りました。 今月は付け下げのお誂え会をいたします。 自分のお好きなお色目で、好きな柄で、予算内でお染しようという試みです。 過日色無地をお染いたしましたが、大変喜ばれております。 最近私もデパートなどでも上品な色目のものがほとんど無いというのが現実で、売り手、作り手の勉強不足も甚だしいというのが現実です。 この間も高級手描き友禅を主と

キモノはファッション

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北川の倒産はある意味一つの暗示かもしれません。 私が大学卒業後修行に行って京都に戻った頃、確か当時で70億円ほどの売り上げがあって、高級呉服の製造卸業ではダントツの会社でしたし、センスも良く、実際よく売れていました。 それが直近の売り上げは1億円もないようです。 これには、この会社自身の問題もあって、詳しくは書きませんが、ただ高級フォーマル路線を歩いてきた道が極端に細くなってい

染の北川倒産

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京染呉服製造卸業として、当社の同業でもあった北川が破産申請をしました。 私の若い頃は業界でもダントツの存在で、実際良い物を作っていましたが、今の経営者に交代してから、坂道を転がり落ちるように業績が悪化していきました。 まあ無能の極地のような男でしたので、いずれはこうしたことが起きるだろうとは予想していましたが、何よりだめだったのは、以前はオリジナルのものを悉皆屋に作らせていたの
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