キモノ業界の話の最近のブログ記事

いわゆる情報発信に思うこと

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今の世の中では、あらゆる宣伝媒体を使ってPRすることが、特に物販業界では当然のことです。 高齢者でもスマホを持つ時代です。老いも若きもインターネットで何でも検索したりするのが常識であることは疑いがありません。 私が銀座に店を開設したのは2001年の2月でしたが、いきなり天から降ってきたようなお話で、ほとんど名の準備もないままにまさに徒手空拳でアンテナショップを開いたわけです。

何も変わらない

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京都の帯のブローカー問屋が破産したというニュースが飛び込んできました。 かつて大変有名な帯の専門問屋が、バブルはじけた後の極めて放漫で、無策の経営の前にあえなく破産したのですが、その時の社員でデパート係だったものが、デパートに口座をもらい、織屋の協力を得て、ブローカー的な商いをしていました。 ほとんどメーカーからの借り物で商っていますし、相手はデパートで支払いも良いので、真面目

友禅生産統計 平成27年度

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昨年の友禅生産統計が先ごろ発表されていますが、まあ単純組合統計だけに、必ずしも実態を完全把握しているとは言えませんが、傾向を知ることは出来ます。 これによると昨年の生産は、一昨年より9%強落ちており、総数でついに40万反を割り込みました。昭和46年が確かピークでその時の生産数は、1650万反くらいあったはずですので、ざっと2.2%強くらいまで落ち込んでしまいました。 とんでもな

待ったなし

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過日ある西陣の織屋さん主人が、ツイッターで、後継者を募集するのに、無給でしか教えられないという現状をそのまま書いて投稿したが為に、西陣はブラック企業以下なのかと、多くの心無い批判コメントが来て、それに対して実情のわかる人の反論があったり、いわゆる炎上状態となりました。 あるテレビ局がそれを興味深く思ったのでしょう。 今の実態をもう少し調べたいと思って、まあ大体ネットで検索すると

振袖の見極め

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最近振袖をお探しの方がおいでになるのですが、泰三の振袖の良さはよくご理解いただいても、少し値が張りますので、予算に合わなくて断念される方が多いのも確かです。 実際大体100万円まででお探しの方が多いのですが、泰三の振袖は世界に1枚キリの手作りですし、時間もかかりますので、どうしても高価なものとなってしまいます。 手描き友禅でも、本友禅、つまり糸目糊置きをしたものだと、柄の重

正統とは

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忙しさに取り紛れ。少し投稿がお留守になっておりました。 キモノ業界はまあこれといって良い話もなく、大手着付けチェーン店が倒産するとか、銀座の比較的大きな店が閉店するなど、ろくでもない話ばかりが飛び交っています。 産地の苦境を理解しない流通業、リスクを張らない小売店などは衰退の一途ですし、 これからも本物志向で物づくりをして行きたいものに取っては茨の道です。 いまや歌手の名で作ら

西陣産地の未来

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私は若いころから西陣の連中との付き合いがあって、染の仕事をしていながらも西陣の織物産業について、比較的昔からよく知っているほうだと思います。 京都はキモノと帯の一大生産地でありながら、友禅業界と西陣の織物業界との付き合いは希薄です。 私はいつもそれぞれバラバラにモノづくりをしている状況をおかしなことだと思っていたものです。 キモノと帯は一体ですし、どちらが勝つとか負けるという問
キモノ業界は各産地ともに大変な苦境で、後継者が育たず現在従事している職人さんたちの高齢化は進むばかりです。 最近は紬の売れ行きが鈍ってきて、織の産地の低迷も顕著となっています。 今あるデパートで開催中のバーゲンでも、全体が低調な中で、織のキモノはほとんど売れていないそうで、付下げ、訪問着の購買が多いそうです。 これにはいくつか理由があるように思います。 近年洒落もの中心の販売が

厭世観

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新年に入り、昨年度の丹後、長浜という2大白生地生産地の統計が発表になりましたが、まさに底抜けの状況で、減産に歯止めがかかりません。 丹後が最盛期の3%、長浜が2%まで生産が落ちていて、廃業も続いています。 種々の原因は考えられますが、要は輸入生地では無く、国内産の生地を使った染物の生産が増えなければ、このままでは、嫌気がさして辞めていくところもまだ増えていき、産地全体の生産シス

成人の日

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今年の成人の日は9日でした。 かつて小正月、つまり旧暦ですが1月15日に元服を執り行われていたので、ずっと1月15日を成人の日としていたのが、休みを増やそうというだけの理由でそうした歴史をないがしろにするのが、今の教養なき政治家と官僚です。本当に情けない話ではあります。 我々団塊の世代は成人する人口が270万人もいましたが、今年は123万人で、半分以下です。しかも新生児も年々減
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