古典芸能の話の最近のブログ記事

清元のお浚い会

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この27日に京都の祇園の冨田屋というお茶屋さんで、私のお稽古している清元の社中のお浚い会をいたします。 今回は、タテでは「保名」 ワキで「夕霧」「権九郎」「玉兎」を語ります。 どなたでもおいでいただけますんどえ、ご興味ある方がおられましたらご連絡ください。 邦楽のお稽古をする人は本当に減るばかりです。 義太夫、常磐津、清元、長唄などの一曲が長いものを段物と言いますが、本当に若い

日本舞踊協会公演のご案内

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来る2月18日(金)19日(土)20日(日)の3日間にわたって 第54回 社団法人日本舞踊協会の公演が国立劇場の大劇場で開催されます。 http://www.nihonbuyou.or.jp/intro/2011kyoukai.html#3 この公演は、当代の舞踊界の各流派の最高峰の人たちが顔を揃えますし、歌舞伎役者も出演します。 3日間すべて2部制で、出し物も出演者もすべて違

阿古屋

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海老蔵事件の余波で、1月のテアトル銀座の歌舞伎公演が急遽玉三郎丈の特別講演に替りましたね。 海老蔵さんのことには食傷気味ですが、今度の公演が阿古屋だというので興味深いのです。 歌舞伎の通の方はよくご存知でしょうが、この阿古屋という役は女形の難役です。 戦後も六代目歌右衛門さんが演じた後は、玉三郎さん以外はだれも演じることができません。 通称阿古屋の琴責めといいますが、琴、三味線

清元精調会

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今日三越劇場で、清元のプロの恒例の演奏会、「精調会」が開催されました。 私の師匠も出演しておりますので、昼から行ってまいりました。 清元は三大浄瑠璃(義太夫、常磐津)の一つで、江戸後期に大成され、歌舞伎舞踊の音楽としても大変重要なものです。 ところが、最近はこうした邦楽に対する知識を持つ人が極端に減り、長唄も、義太夫も常磐津も清元も、はては小唄まで、何が何か全く知らない人方がは

清元のおさらい会

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私が清元のお稽古を始めて今年でもう20年になります。 清元は浄瑠璃の一つで、江戸時代の末期に生まれたものです。 http://www.kiyomoto.org/ 富本節から派生したものですが、高い声出しに特徴があり、同じ語り物の中では、最も近代的で、唄もの的要素の強いものです。 東京のお得意先が清元の稽古をされていたこと、学生時代合唱でテナーのパートをしていたことなどもあって、
昨日は11時から歌舞伎座へ、10月歌舞伎昼の部を見に行ってまいりました。 最初は行くつもりは無かったのですが、私の大学の或る先輩が、生まれてこのかた、歌舞伎を観たことが無いとおっしゃるものですから、私がお連れしますということになり、 初めての人でも比較的楽しめるような演目を探していたら、 今月の昼の部が、「毛抜き、蜘蛛の拍子舞、河庄、そして松緑の息子の初お目見え」と、色々バラエ
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