作品紹介

訪問着

薄朱華(はねず)地  絞り加工雲に小花文様 (部分)

強いて言えば朱華色の絞り染で雲重ねを表現し、
小花文様を総刺繍で加工したものです。

年齢の幅の広い明るい地色で、上品かつ華麗な作品です。

派手でもなく地味でもありませんが、用途も広く重宝されることと思います。

こうした年代のモノづくりは近年激減しておりますし、加工期間もとても長く、
ほとんどこれからの製作は困難です。

日本の最高のモノづくりを目指して頑張っていますが、
物理的に徐々に同じものができなくなりつつあるということは寂しい現実です。

焦げ茶地絞り加工波に小花文様 (部分)

皮肉な焦げ茶の地色で絞り染めしたものの上に
総刺繍加工を施したものです。

躍動感のある波模様に上品の小花の模様を配しており、豪華で
上品な泰三の作品らしい逸品です。

製作には1年以上を要し、今後このような豪華な作品は
非常に作るのが難しくなってまいりました。

薄鼠色霞に蝶の群れ (部分)

軽い訪問着です。
霞を金彩で表現し、繊細な刺繍で群れ飛ぶ蝶を表現しています。

蝶々は古来から好まれた文様で、特に揚羽の蝶は家紋として
平家一門に使われていました。

それで着物にも大変良く使われています。

一般的には春という風に思われがちですが、俳句の季語にも、
春の蝶だけではなく、夏秋冬に蝶が取り上げられていますから、
年中通してお召しになっても間違いではありません。

春の蝶は普通は胡蝶と言ってこのキモノとは違う紋白蝶のようなイメージです。

ちょっとしたお出掛けの時にお召しいただけますし、
紋を入れれば準フォーマル着としてもお使いいただけます。

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